「世界のニュースを日本人は何も知らない」(谷本真由美著 ワニブックスPLUS新書)の題に騙されて読んだ。思えば、「何も知らない」という馬鹿にした書き方に騙されたのである。
さて、自分はどれほど世界のニュースを知らないのだろう。まずこれがそもそも付け入れられた弱みである。「扱う話題がぜんぜんちがう! 新聞・テレビではわからない世界の真実に迫る」と表紙に書いてある。
この著者は著述家・元国連職員であり、1975年の神奈川県生まれである。
読んでいくと「ああ、そうなん」「ほうそうなん」ということが書いてある。例えば、アフリカのメディアを中国が買っている」とか「本当はものすごく豊かなアフリカ」とか、「日本人が知らないトランプ大統領の意外な評価」とか、まあ、いろいろ書いてある。
ロンドンはもはや白人が郊外へ行ってしまい移住1世、2世、3世というような外国から入ってきた人の方がが多くなった。というニュースには「ああ、そうか。アメリカももうすぐなるな、と思ったり、ロンドンのパブ、特に東ロンドンの昔ながらのパブは潰れていき、欧州大陸式の店やアメリカ式のバーが、進出。ビールがえらく高く、もう国民はあまりパブに行かないとか、「話の特集」のようなどうでもいいようなことを延々と書いている。加えて、この著者は説教するのである。「老いを恐れる必要はない」とか「成功に重要なのは共感力や感性」とか、「効率は創造性を殺す」などと後半はほぼこの著者の説教である。「世界のニュースはどうした?」と言いたくなる。
実をいうと、この著者のいうニュースなどはぼくもだいたい知っていた。知らなくてもいいようなことなどまで知らなくてよい。
普通に生きる人というのは世界のニュースにまでアンテナを伸ばしたりはしない。まずこの著者はそういう普通の人、いわば「大衆の原像」のようなことを知らなければならない。今日の仕事のこと、今日の心身の状態のこと、ちょっとした人とのいざこざからくる不快、美味しかった昼飯、休みたい、風呂に入りたい、あるいはあの人のことが気にかかってしかたがない、という風に生きている。そういうことが生活の基本なのだ。
世界のニュースを日本人は何も知らない。著者は、よくそれで生きてるね、と言わんばかりだ。
ぼくの場合は来年の今頃は入れ歯ででも「なまこ」「あわび」を食べたい。ギリシャとキプロス、トルコとリビアとの天然ガス問題など知るか、ということになる。
さてさて、この本を読み終えたので、更科功の「残酷な進化論」を読む。更科という苗字は母方の苗字と同じだ。苗字由来ネットによると更科名の人は約1400人いるらしい。信濃、越後、北海道に分布している。
さて、自分はどれほど世界のニュースを知らないのだろう。まずこれがそもそも付け入れられた弱みである。「扱う話題がぜんぜんちがう! 新聞・テレビではわからない世界の真実に迫る」と表紙に書いてある。
この著者は著述家・元国連職員であり、1975年の神奈川県生まれである。
読んでいくと「ああ、そうなん」「ほうそうなん」ということが書いてある。例えば、アフリカのメディアを中国が買っている」とか「本当はものすごく豊かなアフリカ」とか、「日本人が知らないトランプ大統領の意外な評価」とか、まあ、いろいろ書いてある。
ロンドンはもはや白人が郊外へ行ってしまい移住1世、2世、3世というような外国から入ってきた人の方がが多くなった。というニュースには「ああ、そうか。アメリカももうすぐなるな、と思ったり、ロンドンのパブ、特に東ロンドンの昔ながらのパブは潰れていき、欧州大陸式の店やアメリカ式のバーが、進出。ビールがえらく高く、もう国民はあまりパブに行かないとか、「話の特集」のようなどうでもいいようなことを延々と書いている。加えて、この著者は説教するのである。「老いを恐れる必要はない」とか「成功に重要なのは共感力や感性」とか、「効率は創造性を殺す」などと後半はほぼこの著者の説教である。「世界のニュースはどうした?」と言いたくなる。
実をいうと、この著者のいうニュースなどはぼくもだいたい知っていた。知らなくてもいいようなことなどまで知らなくてよい。
普通に生きる人というのは世界のニュースにまでアンテナを伸ばしたりはしない。まずこの著者はそういう普通の人、いわば「大衆の原像」のようなことを知らなければならない。今日の仕事のこと、今日の心身の状態のこと、ちょっとした人とのいざこざからくる不快、美味しかった昼飯、休みたい、風呂に入りたい、あるいはあの人のことが気にかかってしかたがない、という風に生きている。そういうことが生活の基本なのだ。
世界のニュースを日本人は何も知らない。著者は、よくそれで生きてるね、と言わんばかりだ。
ぼくの場合は来年の今頃は入れ歯ででも「なまこ」「あわび」を食べたい。ギリシャとキプロス、トルコとリビアとの天然ガス問題など知るか、ということになる。
さてさて、この本を読み終えたので、更科功の「残酷な進化論」を読む。更科という苗字は母方の苗字と同じだ。苗字由来ネットによると更科名の人は約1400人いるらしい。信濃、越後、北海道に分布している。
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