南の島の土着民風自由人

自分の生活、計画し実行してきましたが、病気や人間関係など思いがけない障害に遭遇しました。

考え違いの困った人

2010-02-23 18:11:39 | インドネシア
  客先指定のスペック原料をある原料メーカーから購入して製品をつくっている会社がある。その会社の品質管理や納期管理が大いに問題があり、客先からクレームが絶えない。それでも、技術的にも組織的にも人的にも改善しないで、内部には、ISOなど収得する必要はないと豪語している。
 多くの客先は、其の会社離れをしたいのは当然である。その会社から買って其の社内やそれを使う上作って納めた製品が心配でならない。不用品を受け入れたら、受け入れ検査の責任になるから、受け入れ検査も慎重に厳重にやらなければならない、不良で返品しても、製造工程の遅れを招くし、製造ラインのストップにもなりかねない、これは,購買の責任になる。仕入先を変えたち。
 その旨、仕入先の会社に告げると、其の会社の代表者は、「原料は、内にしか,売らない、どこかが、同じものをやろうとしても、原料メーカーは出荷しないから、他の会社がやるとすれば、原料を指定以外のものを使ってごまかして作るでしょう、それでもいいか」と、言うそうです。私の会社に相談に来たお客さんがそう言っていた。要するに、其の会社は品質や納期管理で勝負するのではなく、他の会社が原料を入手できない状態にすることで勝負したいのです。面白い会社がありますね。

 原料メーカーの上層部の日本人にはそういう約束をさせていることはその人たちから聞いていて、買いたいと現金を振り込むと、日本人は見ないふりをして、現地人同士の話で、遅滞なく原料をだすし、安全シートやどんな添加剤が何%ずつ入っているかの明細書も出してくれる。知らぬは、他社に同じ原料を出荷しないと約束を取ったはずのその社長さんだけである。面白いですね。ローカルチューブメーカーは全然困っていない。もう出荷してしまっているのだから、今さら、メーカーも、出荷停止というわけにはいきません。

 他社が原料供給を受けられないようにしているはずの会社は、言っていることに意味が無いことを知らない。どんどん、ローカルチューブメーカーに指定の原料が流れていて、品質で勝負出来ない日系の製品メーカーの仕事は次第に減りつつある。インドネシア人が独立開業すれば、価格的にも勝負できない。仕事は減り続くるでしょう。冷蔵庫のガスケットも、同じ運命に流れ出していることを知らない。其の原料メーカーは、他からの評判を聞いて、たまりかねて、品質や納期に関して十分留意するように注文を付けたくらいですが、経営者は、手の打ちようが無いので、相変わらずのNG流出を続けている。従業員も、着いて行けず、他社へ逃げたり、独立開業に走ったりしている。
 それ、プラス、ロ-カル企業の原料メーカーも小さいながら、数が増え続けている。日系の軟質塩ビ原料メーカーも、あと、数年後には、かなり、厳しい経営になる可能性が高い。
 http://www.k4.dion.ne.jp/~enplaind/
援助する会社、始まる会社PT.NANBU PLASTICS INDONESIAの仮ウェブサイトです。詳しい住所と電話番号FAX番号が決まりました、南部化成本社をリンクしました。
http://www.k4.dion.ne.jp/~enplaind/newpage%20top%204.html
インドネシアで知っていて、お得な情報です。予期せぬトラブルに巻き込まれないように、こんな知識が必要です。
http://nanbuindonesia.web.fc2.com/page123.html/
援助したが閉じる会社。今は解散して実存しないPT.KITAGAWA INDUSTRIES INDONESIA1996年から、今でも、インドネシアで関わっている。
二年以上前から閉じようとして、解散はしたが、まだ、売りに出せる状態になっていない。原因ははっきりしているが、それを解消する能力が無い。

 塩化ビニールのベースになる原料や添加物を混ぜて、求める物性の原料を作っている
ロ-カル企業、粉末まみれになって工場内が曇っている。40年ぐらい前の日本の塩ビ工場もこんなだった。インドネシアでは、こういう工場がどんどん増えている。日本で技術を収得した人が、いま、独立起業をし始めているのです。
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