2396 10年以上前になるが、こんな事件があった。ある会社で、労働条件改定の要求ストライキがあった。当時、何日間か続いた。その会社の第二工場は、私がいた会社の隣だったし、私が、その会社の部品を供給していたので、その様子は良く知っていた。次第に険悪に雰囲気になっていった時。暴力団がストライキ、座り込みをしている従業員を排除しようと、殴りこんだ。結果、一人の犠牲者を出してしまった。確かかどうか知らないが、インドネシア人役員が、マフィアに頼んだということらしかった。
勿論、操業再開は直ぐにはできず、結果として、組合の要求を呑んで、何とか収まった。一か月ほど、客先に迷惑を掛け、多額のペナルティーを払うことになった。また、急遽、応援で呼んだ、日本からの150人ほどのパートの人たち、給料やホテル代、旅費を払うことにあったばかりでなく、慣れない、食事を支給したのでしょうか、かなりの人が、下痢を起こして、急遽帰国する事になり、何の役にも立たなかったという。
また、こんなこともあった。廃品回収に関する事件。ある朝、その会社の前を通った時、韓国系の大企業の正門前にバリケードが築かれていて、怖い顔をした連中が、何十人もで、封鎖をしていた。聞くところによると、この会社のインドネシア人ダイレクターが、廃品回収業者を今までの会社の他に、もう一社に頼んでしまったそうで、今までの回収業者がクレームを付け、座り込みなどをして抗議をしたのでした。二日間続いた。その時は、廃品回収業者同士の争いで、怪我人が何人かあったという。その韓国系の会社は、従業員が出勤する事ができなくなり、二日間、生産が止まってしまった。
また、三年ほど前の最低賃金上げ、正規社員の率を上げろというスローガンでの工業団地全体のデモとストライクが大規模に行われた時、ある会社に暴力団が殴り込みを掛け、デモ参加の従業員の一人が死亡、多くの人が怪我をした事件もあった。これも、その会社のインドネシア人共同経営者が、その筋の人間を呼びこんだのでした。
この類いの話は、頻繁ではないが、よく聞く話だ。インドネシア人が呼びこんだことになっているが、私は、その会社の日本人が、何とかしたいと相談を持ちかけた事は明らかだと思う。全く、知らなかったということはあり得ない。
また、これらは、会社の話だが、個人的にも、マフィアやら暴力団が、厭がらせや脅かしを仕掛けることは珍しくない、特に、マフィア系のセキュリティーが絡むか、見て見ないふりをするだろうという事件が多い。プッツンしやすい人は、どこにでもいるようだ。
私も、車に嫌がらせをされたことがある、パンク(横の薄い部分にナイフで裂け目を入れられていて、修理できない)させられたり、ガソリンを送るホースに傷を付けられたり(朝、ゴルフに出掛けるためにエンジンを掛けても掛からない、ゴルフはキャンセルした)したことがある。私以外にもそういう経験をしたことがある人は何人か知っている。
困難に直面した時は、一時、流れに任せた方がよい。
牧之原の茶畑。インドネシアの広大な茶畑との違いを意識する。
庭で花の観察をしている。小学校の夏休みの自分を思い出す。
危険 暴力 切れる
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