1616 私が指導した日系押出会社のインドネシア人営業スタッフから、紹介された仕事が有った。その二社ではとてもじゃないが難しくてできない仕事だ。日本人が全く手に負えない仕事だ。有る会社のインドネシア調達担当者が、日本から輸入しているその製品を現地で調達したいと言っているという。お決まりのパターンである。
早速、会社を訪問し、担当者に会って、その製品の図面をもらい、こういう場所に使うと説明された。私はその製品を作ったことはないが、原料違いの似たような製品は山ほど作ったことがあるので、見積もりを出す約束をした。
それから、10日後の今日。先ほど、見積もりを提出に行った。補足説明が必要なので、見積書を贈るのではなく、本人に説明するために出かけて行ったのです。
彼曰く、日本人のアドバイザーが居るので紹介したいと言うので、私も、ぜひお会いしたいので勿論OKですと返事し、アドバイザーなる方とお会いした。その人いわく、この製品に関し実績がありますか?あなたが作ったこの製品をどこかに収めたことが有りますか?と。「実績はありません、作ったこともありません」と返事をした。それじゃ、だめですね、今日本から輸入している製品ですが、二十年以上前から、そこへお願いしていて、何の問題もなくつかっているので、そこから、他に購入先を替えるなら、相当な実績がある会社でないと無理ですねとおっしゃる。
Aduh!!!である。
私はその仕事がほしくて、来ているのではない。できるところを捜していて、今まで、当たったところは、全部、断られた。それでは、私が何とかしましょうと、原料価格を調査して、見積もりを出したのです。今まで、インドネシアでの仕事は全部、同じやり方だった。実績が有った製品など一つもなかった。作ったことが無い仕事がほとんどだった。しかし、客先が何とかしてほしいというので引き受けて作ってきた。実績、云々を言われたのは今回が初めてだった。実績が無ければ、出せない、という。Y!Udah!(ヤ、ウーダ)である。私の仕事は実績が無い物を作ることですから。
インドネシア人スタッフは、多分、彼、一存で、先っ走りで、勇み足的に、その製品を作ることができる外注先を探していたのではないと思う。インドネネシアで実績を作ろうと、多くのインドネシア人担当者が、考えていて、彼が、それを捜していたのでしょう。ところが、日本人、アドバイザーの気持ちは違っていた。今までの安心をそのまま継続したいと思っていて、何も冒険をする必要はないと考えているのでしょう。アドバイザーというのは、リスクを避けた方がいい、そういう、変化を求めてはいけないと、アドバイスするのでしょうね。インドネシアで実績を作ろうとしないのでしょう。インドネシア人に開発的な仕事をする必要はないと、アドバイスするのでしょうね。
一生懸命説明しているのに分かってくれない時や、何か頼んだ時にやってもらえる気配が無い時など、親しい中で使う。親しくない場合は、口に出して言えない。Y!UDAH!呆れて、その話は、それでお仕舞い、それならそれでいいよ、という時に、インドネシア人の台詞です。呆れたというような言い方をする。UDAHは、Sudah,お終い、~をした、という表現です。そのSを取った表現です。
テレビで発表されているガソリンと軽油の値上げ価格、ガソリンは45円から65円軽油は45円から55円になると書いてある。ラマダン月間に入り前に実施せれると言っている。
相変わらず、インドマレットとアルファーマートは隣り合わせに店を作る。どちらかが先に開店するのだが、開店する前に片方のコンビニの開店準備が始まる。ここの場合、どちらもルコを二軒使っている、この右、二三軒置いて、個人のコンビニがある。ずっと以前からだ。私はその店で買い物をする。
実績 経験 終わり
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