紅茶党なのだけれど、コーヒーもカフェで(
出来もしないのに「大丈夫だから!!」と言われ・・・いいのかそれで?)煎れていた事があって、
出来る様になれたら理想だなぐらいに考えていて、
でも
豆を挽くコーヒーミルが高価で、
買ったは良いが自分に合わなかったり、飽きてしまったら勿体無いな(あとカッコ付けたくなかった、好きでもない事をやりたくないからカッコだけの人間になりたくないと)・・・と、ずっと忌諱して挑戦をしなかったのだけれど、
↓
ふと
フードプロセッサーの説明書を見ていると、
「コーヒー豆挽けます」、これだ!!と。
敢えて
フードプロセッサーで挽く、ここに自分らしさがある!!、良く解らないが、そんな気がした。
※ドリッパーはコーヒーを飲まないに何かのお返しで頂いた紙のドリッパーがあるんだが(←それはやった事があるのと)、紙が勿体無いので
金属の安いドリッパーを手に入れた。
あとフードプロセッサー2枚刃(←うちの場合)の方
<1回目>
カップ1杯分+蒸発する分の水を鍋に入れ
沸かす。
早く沸かし過ぎたか?
豆は、「ハワイコナ」が好きだから最初はそれにしようか?迷ったが、敢えて
サスティナブル・コーヒー(持続可能なコーヒー)でもある
フェアトレード・コーヒー(
今回は苦味が少なくてコクがある東ティモールの農園の豆)を
、お店でこの豆のオススメの炒り方でもある
フレンチローストにしたもの。
一杯分は10g~13gなので
今回2杯入れたいので20gちょっとを計量
フードプロセッサーに入れ
3秒~5秒挽く(
機械の熱が入るとよくないので、数秒づつ)
1回挽いたらシェイク
又、
数秒~シェイクを繰り返す
お、細かくなってきたぞ、明かりに透かしてみると粒の大きさが解り易い。
適度な頃に開けてみる、ま~、こんなもんかな~
あんまり苦いのは嫌でコクを出したいから
↓
・
細かいと→抽出する表面積が増えるので→
苦くなり
・
粗いと→豆には油分があるから→
酸味とコクが増える
金属ドリッパーに粉を移して
平らにならし
湯をユックリ注ぐヤカンが無いから、
お茶の急須で入れる事にした。
(ちゃんと後から調べたら「急須で煎れるのはアリ」だと本に出ていた)
鍋から
お湯を入れ替える事で温度が80度ぐらいになる。コーヒーは
あまり温度が高くても香りが飛んでしまうからダメ。
急須から全体に回しながらチョロチョロ少しだけ出して
30秒~2分蒸らし(
豆の説明書には30秒・
コーヒーの本には2分と書いてあった→結果、
量にもよるのかもしれないが30秒だった)
ユックリ中心にお湯をかけながら
外のフチにかからないように(
側面の豆に湯が触れると雑味が出てしまう)お湯を入れて(焦っていたので撮影出来ず写真使い回し)、
※流石に急須だと雰囲気出無いな~
あまり
最後まで出し過ぎると、雑味が入るので適度な所でドリッパーを外す。
これで至福のコーヒーが完成。
おぉ~、凄く自然な味がするけれど、結構、直情的な味なのね・・・でも、数年前カフェで煎れていたコーヒーの味に近い、やはり自分の味ってあるんだなぁ~
(成長していないってことか・・・まあ、あれから1度も煎れていないしな)
<
洗い物>
ドリッパーの金属の網目は破れ易いのでスポンジで優しく洗う。
ミルだとハブラシとかで粉を掃除しないといけないけれど、フードプロセッサーだと一気に水洗い出来るので凄くラク。
この
刃でドリッパーの薄い金属の網を破らないように
別の場所で水を切らないと
豆は生ゴミに・・・(土に蒔くとカビたりして腐葉土ぐらいにしかならないらしい、害虫も寄ってくるし)
※後で気付いたのだが
生ゴミの袋がコーヒーの香りがして、臭いをマスキング出来るんだ。
<
豆の保管>
焙煎してから
冷凍すると1ヶ月近くは味を保ち続けられるので、1人前づつラップで小分けにして
※
大体1人前は自分の小さな手で多めに掴むと大体10g(2回目で10gづつ掴めるようになった)
上をひねってむずんだりして
空気が入らないようにやビニール袋やラップを丸めたものと共にジップロックの隙間に詰め込んで
冷凍
※空気に触れると酸化するらしい。
※冷凍した豆はお湯を沸かしている間に直ぐ解凍されるらしいので、キチンと解凍してから挽く。
本当に即戻る気がする。
<
冷凍しない場合の豆の保存>
焙煎してから3日~5日めぐらいが風味が落ち着くらしいので冷凍しない分も。
密閉容器が無かったのでタッパに、ビニール袋やラップを丸めたものと詰めて空気の隙間が無いようにして
蛍光灯の光でも良くないので、新聞紙や紙袋に包んで
冷蔵庫などの
冷暗所に。
挽くコーヒーは、保存が大切なんだね・・・。
<
2回目は、カップに直接煎れてみる!!>
そのまま
フードプロセッサーの蓋で計量
蒸発する分を入れて大体(180ml~200ml)か(本来はもっと少ないのかな?)。
微粉というモノが雑味を醸し出すので、
ふるいにかけるテクニック。なるほど!!
(だから10gより少し多めにするんだな・・・
なんて贅沢な飲み物なのだろう・・・)
前回、少し苦味が強かったので
今回は少し粗く挽いてコクを出してみた。
(デカイ粒子が無くなったぐらいで、
ザラメより少しだけ小さいぐらいが目安の
「中挽き」)
急須だと雰囲気が出ないから新たに手に入れた、
ノズルの先端が細くなったコーヒー用のヤカンにお湯を入れ替える。
回しながら全体にかけて蒸らしてから(
今度は30秒)
側面にかからないように中心にゆっくりと小さく「の」の字に回しながら、でも
ゆっくり過ぎてもダメ、流す感じで。
(
ドリッパーの下の台の穴からカップの中が見えるから溢させなくて済む・・・
ドリッパーは下のカップの中身が見えるものをGETするように!!)
真剣に煎れていたから泡が立つ写真が無いが
お、今回良いぞ!、
コクが前回より出ていて、苦味もまあるく抑えられた。
スっ、スッと喉に入っていく。
少しだけ、
味をコントロール出来るようになった気がする。
向いているかも?・・・
<
オマケ>
コーヒーの本を軒並み読み漁っていて、ふと感じたのが、
そう類の本には、稀に
コーヒーに合う「お菓子」(「スイーツ」と言うとイギリスの様に
キャンディーを差す国があるので)というのが、アタック感が強いというか、クセがあるとまではいかないが個性的というか、
個性の上に個性を重ねた2段階の風味が後からくるお菓子が多い気がした。
たとえばコーヒーに合うお菓子は
・フィナンシェ・・・アーモンドパウダー+バター
・クグロフ(出来ればカイザークグロフ)・・・ドライフルーツとチョコなど
・チョコレートブラウニー・・・黒砂糖とチョコ
・ケーニヒスクーヘンもドライフルーツ+チョコだ。
etc・・・
が
2重・3重に風味がくる感じ、
これは紅茶に合うお菓子(たとえばイギリス菓子辞典を見ると)
・勿論スコーン
・チョコレートケーキ(←何気に紅茶に尋常じゃなく合う、カカオバターの油脂分を紅茶のキレで洗い流してくれる)
・ブレッド&バタープディング
・アップルパイ
・バナナブレッド
etc・・・
(見よ!、このシンプルな味が継続しつつ、「ずっと食べられる安心感」)
自分が
紅茶好きだから鮮明に違いを感じる。
日本の羊羹やドラヤキを出すのは引き算の(というか割り算的な?)発想でアリな気がする、紅茶にも珈琲にも合う気がするし。
<
コーヒーの簡単なお約束事>
「いきなり100点を目指さなくても良いんじゃないか?」って思った(「先ずやってみることの大切さ」というか)。
正解というものが無いのだけれど・・・
・蒸らしている時、プクッと膨れるのはハンバーグ(?)とも。。。
↑
<
後日>紅茶党&貧乏性なので、結局あまり飲まなくて冷凍庫で
少し古くなってしまったが、
新鮮であればあるほど、この膨らみもふっくらするらしい(
あとは腕も)。
・お湯を中央に注ぐ時は遅過ぎても速過ぎてもダメ。
・金属ドリッパーは
網目が細いモノと
粗いモノがあり、お湯を注ぐ速度で味を調整する。
・大豆でも胡麻でも、どんな豆にも油脂分があり、金属ドリッパーは
コーヒーアロマというオイル(油脂)分がダイレクトに落ちるので好みがある。
・金属ドリッパーだとコーヒーらしいコーヒーよりもすっきりとシャープな(ユニークな)味になるらしい。
・ユックリ注ぐ分、温度が下がり易いのでそういう時はホンの少しだけ高めてあげるのも1つの手である(
モノやドリッパーによって温度を変えたりもしていい)。
・コーヒー豆の多くは産地の名前で呼ばれており、稀に「キリマンジャロ」や「モカ」の様に両国にまたがっている場合や、港の名前(モカ)が付いている。
(
イエメン系が結構またがっているかも・・・)
・
標高が高い豆は身が締まっているので
酸味が多く、
逆に
標高が低い豆は
酸味が少なく優しい味。
(↓本当に標高が書いてあるよ、コダワル人はコダワルんだな)
(上記に照らし合わせると、これは
標高が高いから酸味が強い豆という事だよね、確かに
キレが全面に出ていたし)
↓
☆焙煎度合いは日本だと4段階が多いが世界的には8段階で、
・
浅い焙煎だと酸味が出て苦味が抑えられ、
・
深煎りになるにつれ、酸味が消えていき苦味が強くなる。
↓
標高が高くても深煎りなら酸味が消えてしまうし、
標高が低くても浅煎りなら酸味を出せる。
そういう事が面白いし、その適度なバランスが大事みたい。
・
アメリカンは浅煎りの豆で抽出したコーヒーの事(←本来はお湯で薄めたものではない)。
調べるとどうも日本が発祥っぽい説が多い。
・
ストレート豆はその豆の味がよく解るが単食の味なのでそのうち飽きてきたりするが、
ブレンド豆は色々な味がして飽きにくい。
・コーヒーの味の嗜好は指紋の様に千差万別なので
自分が美味しいと思う味が基準。自分で満足はしても他人には強要をしない。
<
煎れ方>
・ハンドドリップ(紙・金属・ネル)、フレンチプレス、サイフォン、コーヒーメーカーなどがある。
ドリッパーは、
・台形で穴が1つで
ゆっくり落とせるメリタ式(ドイツ)
・台形で穴が3つの
サッパリした味を楽しめるカリタ式(日本)
・円錐形(丸)で底が空いているコーノ式、
豆の量を沢山使うが美味しく煎れられる。
・円錐形(丸)で
溝(リブ)が渦巻状に付いているのがハリオ式
・ドナーナツ状になっているドーナツドリッパー
はお湯が通る時間が長いので人気
※で、そのドリッパーに合ったペーパーフィルターがあるということ。
(紙が台形だったり円錐形だったり)
※溝の事を「リブ」と呼ぶ。
※
大人数用・
少人数用のドリッパー、それぞれ用途がある事。
まあ、ドリッパーはこのぐらい覚えておけば良いのかな?って。
<
◎コーヒーサーバーは又、温めれば沸騰させなければ味が変わらない>
<
挽き方>
・
細かく挽くと苦味などの味が濃くなる。
・
粗く挽くとコクが出て酸味も味わえる。
※カプチーノとカフェラテなどの
違いは、
・カプチーノがエスプレッソ+温めた牛乳+多量の泡立てた牛乳
・カフェラテがエスプレッソ+温めた牛乳+少量の泡立てた牛乳
・カフェモカがエスプレッソ+チョコレートシロップ+温めた牛乳+少量の泡立てた牛乳
・カフェオレがコーヒー+温めた牛乳
・マキアートはエスプレッソがベースで泡立てたミルク
・アメリカーノはエスプレッソをお湯で割った物で、豆の個性をダイレクトに味わえる飲み方として認識されている。
※コーヒーは
水の硬度が高いと抽出しヅライので水道水で十分。
紅茶だと渋みをキチンと出したいなら硬水・色をキレイに出したいなら軟水
(軟水の方が良く抽出されてしまうので個性の強いスーチョン系は出過ぎてしまう。
「超」軟水の場合は個性の弱いニルギリやキャンディが良いみたい。
普通の軟水ならダージリン・ウバ・ディンブラ
中硬水以上からアッサムやフレーバーティー、
ヨーロッパは硬水が多いから最初から茶葉のブレンドを硬水系に調整していることもある・・・なるほどコーヒーから紅茶の勉強も出来た)
※ペーパーは
濡らす人と濡らさない人が居る。
※紅茶やワインのテイスティングに対し、コーヒーは
「カッピング」で
スコアを付けていくと言う。
※手で煎れると味が変わるから面白い。
※お湯は早く注ぎ過ぎてもダメだし、ユックリ過ぎてもダメ、最初以外は外側にかけないように。
これだけ最初から覚えておけば(まあよく考えると
知識ではなく当たり前の事なんだが)、
味の調整が出来始めるのでは無いだろうか?
基本は紅茶党なので(昔1日5杯ぐらいストレートを飲んでいたからか結石が出来たので今はミルクを入れるが)、コーヒーは
インスタントでお湯に色が付いていれば良いぐらいでも大丈夫なんだけれど。
「あまり生活レベルを上げると落せなくなるから」それが仲の良い仕事が出来る男らしい先輩の言葉だった。
(しかも直ポット↓)
ただ、解ったのは、
インスタントは1種類のストレート豆ではなくブレンドされているので、だから色んな味がして飽きがこないんだなと解った。