今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

『もつ煮込み』

2012年02月27日 | グルメ
うちの煮込みはその地域で1番だった。
でも、どうしても父はレシピを教えてくれず、そのまま亡くなってしまった。
途中までは、ノートに必死に書いて、何度も自腹を切ってまでチャレンジして練習をした。
どうしても教えてくれなくて、「親父に何かあった時にどうすんだ?」と、何度もモメにモメたこともあった。

そして、数年後ふと、「もしかしたら、こうしたら良いんじゃないだろうか?」というのが、頭の中に浮かんで、そのとおりやってみたら、出来た。


(↑蒟蒻は普通にサイコロ切りかスプーンでかけば良かった。親父とは何か違った事をしたくて、つい食べ物で遊んでしまった、ゴメンナサイ!!。大丈夫だろうと思ったら、重曹のせいなのか?硬くなってしまったが。)

どうしても最後の最後クリア出来なかった部分が店をやって10年、父がいなくなってから4年、やっと、これでもまだ少し荒削りだけれど再現する事が出来た。

料理も、
人生も、マニュアルどおりじゃ駄目なんだ。

↓2度目に作った時の。

(もうブレなくなってきている。)



プレーンバーガー

2012年02月24日 | 素材
自分は小さい頃ハンバーガーPIZZAは食べさせてもらえなかった。PIZZAのチラシなんかも「あれは見るもんだ、食べるもんじゃない」としつけられてきたので、逆にもの凄い憧れがある。

大人になって、お給料を頂ける様になって、最初に食べたのもPIZZAだった。
騙されて、給料を払ってもらえない時、お昼を食べたフリをした時、貧乏な時は、ハンバーガーだけは安かったから食べれて、涙が出る程、嬉しかった、あの味は覚えている。
アメリカじゃないけれど、唯一のお金を出して食べられる味、自由の味がしたんだ。

(だからマク○ナルドには感謝をしている。)

それで、今も好きなんだけれど、

最初は、あまりハンバーガーを食べた事がなかったので、フィッシュバーガーが好きだったんだけれど、勿論ビッグ○ックなんて高級でめったに食べられなかった。
ダブルチーズ○ーガー、チーズバーガーときて、遂に最近はシンプルな普通のハンバーガーが好きになった。

やっぱ、シンプルなのが1番良いよ。

でも、薄味の私にはケチャップの量が多過ぎて(チーズバーガーも多い)、酸味が強過ぎていつもケチャップだけ拭いて食べているんだ。
(値段が安いから、学生や肉体労働者向けに味が濃くしてあるのかなぁ?)

で、この前、ネットで「プレーンバーガー」なる裏技がある事を知った。
そう、ケチャップもピクルスも入れない、そのままの肉のパティをはさむワイルドな食べ方だ。
肉の味がダイレクトにして、肉汁がパンに染み込んで、美味しいらしいと書いてあった。

でも、メニューにはない、本当に勇気を振り絞って、「プレーンバーガーにして下さい」と言ったら、ちゃんとやってくれた。
スゲー、本当にあるんだ?

食べてみると、う~ん、なんか物足りない、今までのに慣れてしまっているからかなあ、本当は、究極はこのプレーンバーガーがテキサスとか、アメリカの昔のスタイルなのかもしれないが、パティもファーストフード用の厚さだし、世界中のマ○クのピクルスは、日本のピクルスを基準にしている程、日本のピクルスの品質基準は高いらしい。そのピクルスが無いのはやはり寂しいんだ。

やはり、普通のハンバーガーだな。

店員さん、マニュアルに無いものを作って下さってありがとう、忙しい時間帯には頼みません。1回だけ食べてみたかったんだ。

美味しかったPIZZA

2012年02月22日 | グルメ
以前、赤城山に仕事に行った時に、通り沿いに美味しいイタリアンのお店があった。

名前は忘れてしまったけれど、ここのPIZZAが美味しかったな。


やはり、土地の新鮮な素材とかで味が違うのだろうか。

山へ登る途中なのに、お客様も結構来ていて、なんだかホッと出来るお店で本当に良かった。

スポンジケーキの練習

2012年02月20日 | スイーツ
昔は、スポンジの生地を作れなかった。いや、作らなかったんだ。軽量するのが嫌で、でもお菓子は軽量しないと作れない。
解ってはいたんだけれど。

だから練習しようと思った。

最初に焼いたもの


最初のケーキ(ヒドイもんだ)


フルーツを沢山載せてみたもの。


3回目

コッテリしたクリームだと、フルーツの酸味でバランスを取れる事が解った。

生地の練り具合はこれぐらいが良いみたい。


それから作りに作った。


イベントで使うケーキも自分で焼いた。家庭では4つが限界だった。






急な別の仕事でも、もうレシピを見なくても、出来る様になった。


牛の寿司

2012年02月16日 | グルメ
昔、仕事で愛媛の牛を食した事がある。
産地直送の新鮮な牛肉だったので生で寿司にして握ってみた。


流石に「絹の糸」という別名が付いているだけあって、まるでシルクの様な質感。
口の中に入れると溶けると同時に、牛脂の部分も良質な為、軽快な感じで転がってスーッと消えていく。
ケモノの臭みも全く無いし(こんなに臭みの無いのは初めてだった。)
まるで純文学の様な正統な真面目さを感じた。

黒豆

2012年02月13日 | 素材
昔、仕事で黒豆を5kg煮た事がある。

黒豆なんて煮た事がないから、凄く不安だったが、
色々調べて、多分、コトコト「炊く感じ」が良いんだな?と解って、
弱火で炊いた。(あまり超弱火過ぎても駄目なんだ。)


その時はお正月だったけれど、大晦日からずっと朝方まで徹夜で炊いていて、
「なんでこんなことしてんだろ?正月から」と少し凹みながらも、
朝方昔のお客さんのメールに随分励まされたものだった。


殆ど、黒豆にシワも寄らず、フンワリ炊けたと思う。

味はやはり薄味が好きなので(豆の味を活かしたいから)、優しい味になった。

ここで、「煮る=炊く」という事を学んだ気がする。

二郎

2012年02月10日 | グルメ
ジロリアンではないけれど、かの有名なラーメン二郎の三田本店へ行ってきた。


やはり本店は違うなぁ~、
そんなに量も多くないし。(多いっちゃ多いけれど、他の系列店に比べては少ない)
何よりもワンランク上な気がした。(上品な感じ)
池袋(味が優しいから好き)・ひばりが丘(結構ガツンと系)は食べた(挑戦した)ことがあったけれど、本店はまだだった。

ラーメンはそんな好きじゃないんだけれど、
昔の職場で、ラーメンを知らなかった頃、リスペクトする先輩に天下一品あのドロドロしたヤツ、あんなの初めてで)って凄かったですよ」と言ったら、翌日ラーメンガイドを持ってきてくれて、「ハイ、これで勉強して」って。それから中村屋や、「支那そばや」(ガチンコの佐野氏の)など、関東や都内の有名なラーメン屋さんへ100店舗以上行った。
九州の、「一風堂の本店や桂花の本店なども行ったが、やはり本店は違う気がする。

前は、ラーメンよりもチャーシューの方が興味があったが、
今はチャーシュー抜きでもありなぐらいになった。

基本、無化調(化学調味料無添加)が好きだ。本物の味だと思う。

スコーン其の2

2012年02月08日 | スイーツ
強力粉が余っていたので、強力粉だけでスコーンを作ってみることにした。

パンみたいになって、しまうかなあと思ったので、卵を入れてフンワリさせて(膨らみを良くして)、少しよく焼けばカリッっとなるかなと。

まず生地をサッとこねて。


少し休ませた後、伸ばし。


型が無いので、湯呑でくり抜く。(これで充分・あるもので代用すれば良い)


あっという間に14個出来た。


オーブンで焼いて完成。

パンっぽくはならなかったけれど、少しビスケットっぽくなったかな。
特に今回はこだわらないので、クロテッドクリームも入手せず、家にあったマーマレードやルバーブのジャム・そして焼いている間に作ったカスタードで食べた。

寄せ鍋のタレで豆腐を煮る

2012年02月07日 | 今日の料理
うちは基本、鍋のタレを使わない。
増粘剤や、着色料、酸化防止剤などの化学的な物質が入っているのは勿論の事、
(酸化防止剤って全部同じ味になる様な気がする。ワインの酸化防止剤の鉄だって血の味がするから、ぶっちゃけ好きじゃない。)

どの食材を食べても、全部同じ味になるのが嫌なんだ。(素材ごとに、素材が活きる味が楽しいし、良いのではないだろうか?)

だから、醤油と酢辺りで自分で味をつけて食せばよいと思う。

で、食材に付属していて使わなかった鍋のタレ(別に入れる場合)は、
鍋のスープを取っておいて、別の素材と煮ても、ダシの味が効いていて良いのではないか?と思った。

今回は、豆腐だ。絹と木綿を超弱火で落し蓋をして20分煮てみたが、

木綿の方が味が入り過ぎて、濃くなった。絹の方が(水分が多いからなのか?)入っていかないんだな。

ダシが効いていて、温ったかくて良かった。

豆腐はあっさりしているから、濃い味(やダシ)を足すと良いみたい。ダシで食べるというか。