今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

牛丼

2014年11月30日 | グルメ
松○のプレ○アム牛丼を食べた。

確かに、美味しい気がする。
それだけの値段のことはあるなって。牛肉の質が違う気がするんだ。

更に2度目はツユぬき(ツユダクはご飯がビシャビシャになるから、折角丼用に硬めに炊いたメシが駄目になるから、本当のツウは「ツユヌキ」にすると何かに書いてあった。濃いと素材の味も解らなくなる。)、このプレ○アム牛丼をツユヌキにして付属の黒胡椒七味を大量にかけると、全く別の食べ物になる。「肉丼!!」みたいな感じだ。

他店の牛丼については・・・

な○卯は・・・ダシが効いていて、薄味でうどんも食べられるし好きなんだけれど、味のバリエーションをコロコロ変えたり、豆腐とかシラタキを乗せて、別に大意はないのだろうけれど、どうしても牛丼屋さんに行く人は肉を食べに行く観念で行くので、量増しととられなくもない、自分としては、干しシイタケの入った時のVerが1番好きだったが、あれを見た時に、こりゃ椎茸が食べられない大人が食べないから、消えるだろうなと思った。牛丼屋さんに行く男子はおそらく椎茸好きは少ないと思ったからだ(干し椎茸はもの凄いダシが出るのでとてもスバラシイのだが、それを解っていない人だとただの椎茸で終ってしまう。)あれは美味しかった。でもマーケットには適さないよ。
紅ショウガはアタック感が強いワリに上品かな。

吉○は・・・どうしても前の味に戻して欲しい。あの味の素晴らしい完成度の高さは、あれで育ってきたという感覚を生ませる、低価格にして味をガラリと変えた時から行かなくなった。多少高くても良いからあの味が良いんだ。
あと初期の豚丼の素朴さ(素材の味を活かした味)は好きだったな。あれに卵と醤油をかけると、醤油の香りが立つというか、薄味の自分にしては珍しい現象だった。
・ここの七味が好きで柑橘系の陳皮みたいな味がよく前面に出ているのが嬉しい。
厨房の下で、知り合いの知り合いが、バイトをしていた時に蹴られたというが、伝統あるこの店で飲食業界の悪習を持ち込んではいけない。
共に汗水垂らしてくれる仲間こそ大切にしなければ。
自分の理想を追求するなら、金出して自分でリスクを背負えよ。

す○家は・・・やはりあの低価格とそれに劣らない味でしょう。ちょっと労働問題で色々大変みたいだが、牛丼のバリエーションが沢山あって、それだけで充分じゃないかな?って、あそこではやはり牛丼しか食べないもの。コスパ1番だから手軽で行く回数は多いかな。(若いうちは)

ら○ぷ亭は・・・少しチープな感じがするけれど、値段が手軽だし(最近行っていないけれど)、紅ショウガが優しい味だった気がする。

牛丼○郎は・・・そんなに行った回数が少ないけれど、濃いめだった気がする。安くて手軽で近場だったらそこそこ行くかも。

☆神保町で知り合いの店(?)を手伝っていた時は、ランチは友達と反骨精神で毎日の様に牛丼を食べていた。別に金が無かった訳じゃないが、反骨精神というか、これでいこうぜっ!!みたいな。
決っして贅沢で無くてもそこには友達がいた。
自分はあえて一緒にしないで卵+醤油+豚丼だったがな。
そしてツユヌキ(だから醤油で香ばしくしても辛くない)。






コーヒーが値上がりしているって?

2014年11月29日 | 飲み物
封を開けたてのコーヒーは香りが良いなあ~。
(勿論、ブックカフェにも居たし、コーヒー有名店巡りもしたからインスタントではない普通の挽いたコーヒーも知っているよ。)
今は開けたての香りの問題。

最近コーヒーの値段が上がっているんだって?
フェアトレードとも違って適正な公正取引で値上がっている訳でもないんだろう?
どうなっちゃうんだろう?この日本は?
しかし庶民の嗜好品まで値上がりした上に、さらに増税とはな。
イギリスの様に食品にだけは消費税をかけてはいけない。
本当に餓死者が出る。

勿論コーヒーも、何も入れないブラックで飲むことにしている。
砂糖を入れ始めると、キリが無くなるし、キレも無くなる。


今年はワリと果物を食べた。

2014年11月28日 | 素材
今年は結構果物を自分から食べた気がする。(年かな?)

先ず、プルーン

生のプルーンって初めてだったけれど、
(健康食品のプルーンとか、ドロドロ甘いモノは苦手で、保存出来ないから、ああやったり乾燥させたりして食すのかな?)

皮を剥くとこんな感じ。

中には種が入っている。
結構、甘くて、ジューシーって言えるぐらい水分が多く水々しい。


ふと、メロンが食べたくなって、でも1個丸ごと買えないし、買っても飽きるだろうし。
じゃあ、パックでいいやって。パックのって、売りに出しづらいけれど、実際は良いメロンを使っているから、熟れていて、食べ頃で美味いのが多いらしいという内情を聞いた。
沢山はいらないけれど、プチ贅沢。それでいい。


葡萄、と蜜柑、
こうやって小さい入れ物に、葡萄でもナシでも入れておくと結構つまむもんだ。
葡萄は山梨の親戚から色々な種類の葡萄を送ってくるのだが、最近は種が無い葡萄が多い、というか殆どだ。
皮と身の間と共に、あの種の周りの酸味が葡萄の味が色濃い場所だと思うのだが、先日スーパーでお母さんが小さな子供に「この葡萄って種が無いから良いよね~」って教え込んでいた。なんかツマンねー人生送ってんなって・・・。
種が無い巨峰って、昔の葡萄に比べ、なんか人工的な味がしねーか?チャチイというか。技術力は凄いんだけど、何かが本物と違う。もっと昔は給食とかに出てきたデラウェアとかにも一粒一粒種があったとか古(いにしえ)の人に聞いた。


「柿が赤くなれば医者が青くなる」と言う程、柿はビタミン豊富な果物だ。
ただ、身体を冷やす効果があるから、あまり夜は控えた方がいいのかも。
石田三成が処刑前に「柿は痰の毒になるから」と直前まで生きながらえようとしたセリフは有名だ。
(黒田官兵衛で悪く書かれ過ぎ、「加害者は被害者を隠す」から負けた方は悪く書かれるのだろうけれど、直江兼続と親友であった事や、居城の佐和山城へ徳川勢が乗り込んだ時、壁はボロボロ、凄まじく質素な生活を送っていたというし、茶会の時に、ライ病の大谷吉継が茶碗に膿が落ちた時に他の大名は回し飲みをしなかったのを、咄嗟に三成がその膿の落ちた茶碗の茶を一気に飲んで、大谷吉継は涙を流す程に感動したという、そんな人が漫画やドラマで描かれる程、そんなに悪いとも思えない。淀君派にも接近していなかったし。秀吉への忠誠心のみで板挟みだったんじゃないかな?誰かが命令を遂行しないと天下が治まらんと。悪役は自分が引き受けようとしたというか。そう考えると「加害者は被害者を隠す」という言葉が真実味を帯びてくる。)


今年は、とにかく栗や栗のお菓子やパンを食べた。
栗を食べると季節を凄く感じるんだよね。


もも、山梨の人が良い桃作って送ってくれるんだよね~。
本当に今年は美味しかった。
東京だと柔らかい缶詰の様な桃が主流だが、本物はガリッ、カリッとしていて、硬い、あれはあれで美味しいと思う。
都会の人はその良さをあまり知らない人が多い。
(うちの父親もそうだった。)
「桃園の誓い」を思い出す。山梨で見る桃の花が連なっている姿って綺麗なんだぜ。




さくさくぱんだ

2014年11月27日 | スイーツ
これを知ってるかい?

そう、これぞコスパ最高にして、ヤケに美味しいお菓子

「さくさくぱんだ」だ。

友達の家に持っていった時に、そこの子供達が、他のお菓子には目もくれず一気に最後まで食べ続けたお菓子でその勢いたるや凄まじかった。
(もっと買ってきてやりゃ、良かったな)
冗談で買っていったつもりだったんだが、大人達もこのお菓子知っていて、「これ美味しいよね」って。
確かに自分も食べてみたら美味しかった。なんというか、素朴は素朴なんだけれど、1ランク上の素朴さがそこにはあった。
止まらない子供達を見ていて「子供って美味しいモノが解る素直な生き物なんだな~」って改めて思い直した。(高いとか安いじゃないんだろうなって、まだ親や家の味にも慣れさせられていないし、ニュートラルな味覚なのだろうなと)
因みに、中国四川では子供達にあまり複雑な味は味あわせないようにしているとか、先ず素材本来の味を徹底的に覚えて染み込ませ、学んでもらってから創意工夫させるようだ。
イギリス料理もそうだし、素材の味を知るって事はとても大事な事だと思う。

この量の少なさも食べ過ぎなくて結構良いと思う。

押し過ぎか?さくさくぱんだ?

X`masで子供達にあげる為に1列買いしてみた。

後年、こんなのも出た。↓

抹茶味で、これが、美味しいのなんのって、やっぱり、気合入っているよね。

仙台味噌

2014年11月26日 | 素材

今日は、仙台味噌について勉強してみよう。

仙台味噌は、独眼龍・伊達政宗が青葉城に日本初の大規模な味噌工場を建てたのが始まりで、軍用モノとしての味噌の役割の他に、飢饉の多い東北での非常食としての意味も兼ね備えられてきたという。

味噌というのは、消化吸収を促進する効果があるので、いくら兵糧で白米を沢山足軽達に食べさせても、消化吸収が上手くいかなければ、疲れが取れず、根気も続かないのだ。

味噌には大豆に含まれる35%の麹菌が発酵を促し、旨味成分であるアミノ酸が造成され、さらに長期間の塾生でよく発酵している為に、乳酸菌や麹菌・酵母などが消化吸収を良くする整腸作用の様な役割も果たす。

仙台味噌は口伝で製法が伝えられてきたが、日持ちする様に塩分も多めなのだが、2年余の長期熟成で塩もこなれてくるので、そんなに食べられないという塩っ辛さではない。(なかった・・・やや塩辛いなという感じぐらい)

秀吉の朝鮮出兵の折に、伊達家も仕方なく現地へ渡り戦争した折に、他の戦国大名の軍用味噌は、向こうの風土に合わずにその殆どが腐っていったのに対し、伊達政宗の仙台味噌だけは、その塩っ辛さもさることながら、長期熟成の製法のおかげで腐らなかったので、他の大名達が争って、仙台味噌を請いに来たという、そのおかげ仙台味噌は一躍日本全国に名を轟かせた。

そんな逸話もある仙台味噌だが、スーパーに行って味噌の棚を見てみると、あまり味噌って好きじゃなかった(基本味が薄いモノが好きなので)ので、OUT of 眼中だったが、味噌ってこんなに種類があるのかと思って、凄く迷ったのだが、(麦味噌とかも久しぶりに食べてみたいし)、その時、この朝鮮出兵の逸話を思い出し、そうか仙台味噌というものを食べてみようと、探したら、モンドセレクション8年連続金賞受賞でそんなに高くもなかった。(あ、この値段なら、まあ塩辛過ぎて自分に合わなくても、まあ、仕方ないと諦めがつくかと思い)、念願だった仙台味噌を買う事にしてみた。

よく、最近はダシ入りの味噌というのが主流で、自分もそれで育ってきたけれど、
よくよく考えたら人工的に旨味を加えた味噌を食べさせられていたわけで、受動的だなあ~って、もしかしたらそんな所が嫌いだったのかもしれない。
今回、初めて、ダシや化学調味料や添加物が一切入っていない、米・大豆・塩・麹だけの本物の味噌というモノを食べてみた。
(少し、味噌が好きになったかな)
ランチはハンパなモノを食いたくなくて味噌だけだけれど、梅干みたいに1個丸々食べなければいけないものよりも、自分の好きな分量だけ白飯に乗っけて食べるところに、自分は選択の自由を感じている。
(たまに良いモノ食べれば良い)
昔は白米にフリカケだけだったが、同期の子に「ワビシイからヤメテ」と言われ、自分だって流れ流れて、ここに辿り着いたんじゃねーか?、家でお父さん・お母さんに美味しいモノ食べさせてもらっているのかもしれないけれど、人のメシにゴチャゴチャ言うな、それに俺は夜は後輩の店に行ったり、命掛けで食の勉強をしているんだ、だから金もいる。
それに「米の味が解り過ぎて(=米をライスサラダに入っている様な素材や穀物としてみているんだ)、だから白米だけ食べているんだよ」と言った所で信じてはくれないだろうから、黙っていた。
でもその子カワイカッたから、その日から屋上かベランダで白メシを食べる事にした。
ここならウルサイ上司も、誰も文句を言わねえからイイヤって。

戦国時代の足軽達は白米だけで戦(イクサ)場を乗り越えてきたのだから。

1カップ1000円前後する味噌なんて、どんな味がすんだろ?
まあ、期待に胸膨らませておく方が楽しいのかな。

※その伊達政宗の遺訓に面白いモノがある。↓
・仁に過ぐれば弱くなり
・義に過ぐれば硬くなる
・礼に過ぐればヘツライとなり
・信に過ぐれば損をする
・智に過ぎれば嘘を付く。

これを読んで、ハッとする人も居るだろうし、
ドキッとする人も居る人間も居るだろう。

「人は行動で語る」。









紅茶のミルクレープ

2014年11月18日 | スイーツ
男だからミルクレープはあまり食べない、というかクレープ自体あまり食べないのでどうしたら美味しく食べられるか?考えてみた。クレープの何が弱点か?あの粉のムニュっとした乳製品だかうどん粉だか解らない食感、それを消すにはキレがあるクリームにすればプラマイ0じゃないかと思って、生クリームとかだから牛乳感覚+クリーム感覚で重い、じゃあ紅茶を使って紅茶クリームにしたらキレが出るのではないか?とレシピを調べると一番自分が作ってきたクリームに近い方法でのレシピが見付ったのでそれを採用した。本当は抹茶も考えたんだが、なんか世の中にありそうで、それに紅茶の勉強をしていて、割と香りが強めの紅茶が余っていたので作ってみた。今回初めて生クリームとカスタードを混ぜる方式をとってみたが、1ランクUPする感じがした。

更にクレープ焼き自体が初めてなので、おそらくそこに戸惑う為にクリームまではコダワレないだろうと、クリームは前日に作ってダレる事を計算に入れると本来7分立てのところを8.3分~8.7分立ての固めにし、翌日ダレて7分に近くなるのを想定してみた。さて肝心のクレープ焼きだが、これが難しいのなんのってスッゲー苦労した。まるでロボットアニメに出てくるキャラの頭になっちゃった、中央にクランベリーで目でも入れれば良かった。クリームは作りたて当日こんな美味しいクリーム食べたことねぇって感じ、翌日は流石に香りがやや飛んでしまうけどね、味はミルク紅茶です。緑のフルーツでもアタマに飾れば良かったが余裕無かった。今回クリーム・バリエーションが増えた。









CALPISバター~スコーンまで

2014年11月16日 | 素材
最近、数年間念願だったカルピスバターを勇気を出して手に入れた。

まず、一口そのまま食べたり、パンに塗ったりしてみたが、乳脂肪分が相当濃いという印象と共に、それでいてややマイルドな味だなという印象だった。
有塩にしたが、塩分も他のに比べて少なめな気がした。

付属していた、色々なシェフのコメントが書かれた説明書を読んでみたが、一向にそのレベルまで達していないし、そこまで使っていないのでよく分からん。

じゃあ、実際に試してみよう。
パンには塗り終わったので、ゴハンだ。

バターご飯・・・合わね~、あの安っちい味だから合うんだって事が解った。

次にドライフルーツを炒めてみる。

フムフム、まだ足りないけれど、言わんとしているところはうっすら見えた様な・・・。
やはりもう少し塩分が欲しいか(この有塩だけでは駄目ということなのか)。
?火が通り易い?

次はそのドライフルーツを使って、

レーズンバターを作ってみる。レーズンバターがあまり好きではないので、他のドライフルーツ入りのバターも作ってみる。先ずレーズンバターを先に作って、その余ったモノに他のドライフルーツを混ぜてMIXする。
これで普通のと2種類。↓

他のドライフルーツバターの方が美味しいかも?

次に、焼きリンゴ。↓

焼きリンゴは嫌いなので、大体1個全部食べれない(飽きねーか?)し、シナモンが刺激が強過ぎて駄目なのでシナモンはパス。一応グラニュー糖は喫茶店で使わなかったのがあったので、それを使い、1個は食べれないので、ハーフサイズでくり抜いた所に砂糖とカルピスバターを入れ、ホイルをかぶせてオーブンで20分。

美味いじゃないか!!、焼きリンゴってこんな美味しかったの?
「紅玉」で試せば良かったかな~。
リンゴって酸味が強いからあまり好きじゃなかったけれど、スーパーに行くと色んな種類があるのな。

次にサツマイモ

う~ん、サツマイモとぶつかるというか、サツマイモはそのままで食った方が美味いな。
素材好きな俺としては。
今回このバターの特性を知る為の実験調査なので「スイートポテト」を作るまでもないだろう、大体、味は想像出来るし。

一応、じゃがバタも

ウ、ウマイ・・・1ランク以上も今まで食べていたモノよりUPする、乳脂肪分が生きてくるという感じだ。あまりコレに慣れない様にしないと生活の水準を落とせなくなる、
これからの日本はそんなに贅沢出来なくなる訳だし。


バターライス。
う~ん、なんか油っポイ。


ただの炒めたバターパスタ、これもなんか油っポイ。

仕方ないから、

ケチャップを入れて、ナポリタンに、ウ、ウマイ、過去こんなに美味しいナポリタンは食べた事がないかも。
因みに日本の洋食に付いてくるようなナポリタンの場合、カリッとしたパスタに仕上げたいのでケチャップはあまり入れないで(=同時に酸味を押さえられる)、フライパンであおる事で表面だけを超カリッとさせる方式を今回採用。(シットリ系と両方作り分けられるんだぜ)
、どーも、バターご飯から見てきて、味の付いていない単品食材よりも(ジャガイモはエグミという酸味に近いものがある)、今回のナポリタンの様に何か味が付いたものを1~2ランクPさせるには最適なバター(=素材)ではないかな?と思った。(腕が悪いのかもしれんが、ま、バター+醤油+ご飯で誰が作ってもそんなに変るモノでもないだろう)

そして、

サッ○ロ一番「みそラーメン」(もやし乗せ)に乗せてみる。本当は「塩派」なのだが味噌バターに実験の為、うん、合う、0.5段階ぐらいUPする、ちょっと贅沢な気分に。
最後にスープに米飯を入れてみたが、あまり合わない、やはり米とは合わないのかなあ?

☆香りがバター特有の香りが上品過ぎる分、他の香りが付いてしまうのが取り扱い注意なのかな?と思った。

蒸した緑黄色野菜にも乗せてみる。

ニンジン好きとしては、美味かったー。
あとピーマンの肉厚のモノにも合う。(ピーマンとバターは合うんだ)
カブの蒸したモノには合わなかった。

そして最後に、

2年半ぶりぐらいにスコーンを作ってみた。(卵不使用だぜ。)
久しぶりだったので、イギリス人よりも10分だけ多く時間がかかってしまったのと(いつもなら30分で洗い物と片付けまで終るのに)、バターの油が手で普通より溶け易い事と、乳製品特有の香りが上品過ぎて?うっすらとしている分、粒状にしている時の香りで判断するタイミングが測りヅラカッた、出来上がりは脂肪分が多いわりに、サクッと軽い仕上がりになって焼き易かった。脂肪分が多いからかうちのオーブンでは多少温度を下げても良かったのかな?と(もう少し指の腹での粉とバターの一体感をよく覚えておけば良かった)。
でも腹割れ(オオカミの口)して、一応、形になったかな。

☆いつもと同じ温度、同じ時間作ろうとしたが、やや底が焦げ始めたので、やや短時間で取り出す。(やはり、上記ドライフルーツを炒めた時に感じたように火の通りが良過ぎるので注意か?)
☆冷めてから風味が落ち着くとやんわりと上品なバターの香りがする。
☆更に数日後(自宅で作ると結構な量が作れるから余る。)3~4日すると、水分が蒸発して、バターの香りだけが強く残るのか?、粉の粒子に染み込んで完全にMIXされるのか、落ち着いて、バターの香りが時間を置いた方が立つという感じだ。

☆料理で使う時は、いつも家庭で使っているバターよりも気持ちちょっと足りないぐらいで使うと脂肪分がくどくないかも。
慣れればかなり使い易いんじゃないか?
まあ、大体特徴の切れ端は掴んだかな?。

自分的には

エシレも結構好きで、これは昔、ちょっとだけ贅沢したい時に買っていたから(小ぶりだから買えるんだよね)、これはこれで、発酵バターだからカラーが又違うなと。




餃子巡り。

2014年11月12日 | グルメ
神保町巡りしていた時、やはり餃子は外せなかったので、昔、餃子にハマっていた時期もあったけれど、再度ハマってしまった。
なので前回の神保町巡りと並行して、餃子巡りもしていたんだ、そんな毎週神保町に行ってられないので(ツイ本買っちゃうし・・・今「白い巨塔」読んでいるし、その後はアイルランドの作家ブラム・ストーカーの吸血鬼ドラキュラ=映画ではNHKでホームズを演やっていたジェレミーブレッドがドラキュラを演じた=を読む予定(実はヴァン・ヘルシングが好きなんだ、ヒュー・ジャックマンが演じてから知って、日本語吹き替え版のテーマ曲が氷室京介だったから)なので読むモノのあとが詰まっている・・・決っしてあらすじ集だけ読んで「俺は読んだぜ」なんて嘘ぶかない、後書きまでしっかり読んで作家が何故これを書こうと思ったかまで知りたいんだ。装丁も含め1ページ残らずキチンと読む。紙の良さって絶対あるし)

今まで、
(この頃はそんなに餃子に詳しくなかった。)

・台湾の鼎泰豊(=ディンタイフォン)本店(最初に感動したのが航空券をプレゼントされて行ったここ。NYタイムズで世界10大レストランにも選ばれた事があるという。やはり本店は凄まじかった。そして量も。日本の量の感覚で頼んではいけない。)
・亀戸餃子
・栗林餃子
・一味玲玲本店
・天龍
・昇竜
・王将(持ち帰って、少し蒸されると皮がモチモチして好き)
・池袋の間楽
・ナンジャタウンの「餃子スタジアム」
・池袋の餃子がある店を行き当たりばったりで。
自由が丘だと、↓
・大石餃子団
・大連
・自由が丘餃子センター
(結構有名店は行っている?気がする・・・。)
その頃は予約したり並んでまでは食べようと思わなかったけれど(シバラレタクナイんだ)。
そのぐらいだったんだけれど、先日雑誌の餃子特集を読んでいて、ツイ・・・、あの頃の気持ちが再熱してきてしまい、今回は京王線や中央線沿線のある場所で「現在の出版業界の問題について」の公開講座があったので前日までの仕事でクタクタ(本当に最近ヤバイ)だったけれどホンの少しだけ頑張ってみて、中央線沿いには美味しい餃子屋さんが沢山あるので講座が終ってから駆け足で廻ってみたので、他の地域もあるが、比較的前半は西東京が多いだろう。↓


最初は出発駅の「老辺餃子」(本店)
この後、公開講座でその後廻る予定だったので無理して焼き餃子は食べず。
オススメと言われる

蒸し餃子(Aセット・Bセット)
餃子以外に劉備コースという名前のランチが気になった。曹操や孫権は?

水餃子はこんな型で固形燃料を用い、テーブルで5分待つんだ。

するとこうなる。
(まだ、僕程度には餃子の真髄を知らないから蒸しの奥深さを知る事が出来なかった、ただこの包み方の点心師の技術はこれが一流というものらしい!!)

次は

荻窪ラーメンの三ちゃん(寒かったので餃子ライスのスープが身体を温めてくれた)


餃子同士ひっついていない焼き方が凄い。おじさん怖そうで怖くない。
細かい具とアッサリ系が好きな人は好みだと思う。キャベツが大目。

「三鷹」の「ハルピン」は休みだったので、写真を取り忘れてしまいました。
三鷹は太宰治ゆかりの地なのですね。玉川上水もあるし。「斜陽」の石碑みたいなのがありました。

阿佐ヶ谷から南阿佐ヶ谷に移動して、

鉄板餃子の「なかよし」オープンと同時に入ったので入れた。
後ろの人達は1時間待ちとか言われていた。
時間が無かったので、

少量を一気にかけこんで(実は少し猫舌なので、熱過ぎるのは・・・具が細かく思ったよりもサッパリしていおりバランスが良かった。店内は有名人のサインだらけ。後ろに待っている人も居たし・・・自分が早く出れば少しでも早く待っている人が入れるかな?って。)、阿佐ヶ谷駅へ徒歩で移動。

約7分~13分(自分は走ると早いが歩くと遅い)で阿佐ヶ谷へ着いて
有名店「猪八戒」へ

↑阿佐ヶ谷に着いた時場所を下見しておいた時の写真。
オープン9分後だったので行列か?と思ったが、既に店内は満員で、「ちょっと今日は・・・スミマセン」と言われてしまった。1人のお客様がそれを聞いて席を立とうとして下さったが、自分もそこまではさせたくないので、すぐに退散、凄まじいな。

このままでは悔しいので東西線があったので高田の馬場に移動(営業をやっていたので都内の電車網は殆ど把握している)し、

有名な「餃子荘 ムロ」へ

1時間待ちと言われたが、店内だったし、ここまで来たら待つ事にした。

鎖に、お客様の傘をぶら下げるアイデアは好きだな。
30分ぐらいで席が空き(お客様達が並んでいる人達に気を遣ってくださって=日本人って良い人だな~って思った。自分が日本人で良かった。食品に消費税をかけないイギリス人に生まれたかったが)、

↑何か飲み物はと、疲れていたのでアルコールは飲みたくなくてメニューを見ると、「酸梅湯」というものがあったので、大体漢字でなんとなく味は想像付くが・・・試さないのは男じゃない(新しい発見があるかも)。味は最初、ドクターペッパみたいななんというか漢方薬というか、「う」っと思ったが、氷が解け始めると、これがまろやかになってやめられなくなる。不思議だった。

おばちゃんに「メニュー書いて」と伝票とボールペンを渡され、自分の手にも餃子を作っている粉が付いた、すぐ目の前で今作っている感じ良い!!っ、粉は軽くツルツルしてやや粒子の細かい粉だった。(食感が軽い感じの餃子になるのかなと考えた)
餃子の種類は「ふつう・にんにく・チーズ・紅(辛いとのこと)」等があった。そんなに餃子ばかり食べられないので(今日6軒目だし、公開講座も入れて動き過ぎたし)、店の味を知る為に基本のふつうと、チーズ好きには試してみたいチーズ(変り種餃子というモノがどういうモノか?有名店で知りたかった)を頼む。
皮も薄目で、小ぶりな餃子、雑誌が推薦するだけあって、万人好みの餃子かな。
そして上品さがどこかにある。
具は細かめかな。

☆その後良さげな中古CD屋さんを見付け、入ってみるとレッド・ツェッペリンのBOXセットを格安で見付けた。家に帰って調べてみると、なんとB`zの稲葉さんが雑誌で「レッド・ツェッペリンのBOXセットに入っているトラベリング・リバーサイド・ブルースのスライドギターを聴くと鳥肌が立つ」と言っていたのを読んで洋楽を聴く様になったCDが(シングルでは持っていたんだが恐らく音にマスタリング加工されているし、どのBOXか解らなくて、そんなお金無いし)、まさかこのBOXに入っていたとは・・・、高1の時以来、心につっかえたモヤモヤが取れた。

時は経って、仕事の出先で三田に行く事があったので、

三田の「大連」へ

ここは牛・豚・エビが各「焼・水・蒸」とあって、量がかなり多い。

↑このメニューの量を見れば解るだろう。
蒸20個とか無理だろ(他のも試したいし)、


「水の豚」(手前)と「牛の焼き」(奥)を頼んでみた。
牛の餃子ってどんなだろう?と思ったが、ケモノ臭いのかな?と思ったが意外に臭くなく
(きっと我々日本人には解らない香草やスパイスの使い方のポイントを知っているのだろうな、バングラディッシュ人のシェフの下で働いていた時、日本人の板前さんが、「俺達にはこのスパイスの使い方は真似出来ないもんな」と言われていた事を言葉も出ない程納得した事を凄く覚えている。それと同じだなと思った。
しかも肉汁は小龍包の様に、噛むとブシュッと出てくる量だ。肉感もある。
鼎泰豊(=ディンタイフォンの「本店」)の様だった(向こうは小龍包だが・・・自分の基本はもしかしたら鼎泰豊の本店なのかもしれないな、やっぱり本店は凄いぞ。)
そして、あまりの牛の美味しさ(アッサリ系が好きな人は別かもしれんが)に、

つい、エビの蒸を・・・15個も出てきた。エビだから肉より重くないかなと思ったが、ラストの方はお腹がキツクなってきて、口に放り込んでいる感じだった。
欲はかくもんじゃないな。
後日、「豚の焼き」と、↓

「牛の水」↓・・・少し肉々過ぎる。

を食べてみた。
個人的には、最初の「牛の焼」が1番美味しかったかな。(こんなにジューシーなの?って)

近くにもう一軒「名前の無い餃子屋さん」というのがある。↓

看板が出ていないのだ。(ネットの定刻どおりの時間に開店しないし)
だが・・・

これぞ餃子って感じで、焼きの皮がモチモチ(焼きでここまでモチモチなのは自分の中では上位2本に入る。)で、ニラも入っていて、タレは出してくれるが、そのままでもいける。餡にとびきり美味しい味が付いているのだ。

尊敬する福沢諭吉先生の蘭学塾(当時から医学だったのか!!)に起源を持つ慶応義塾大学(慶応病院は好きだな)↓

早稲田の広い心の性格も好きだけれどね。京大のヤツも楽しかった。東大の人は良い人多かった。まあ、一緒に働いてみて出会った人達だけだから一部の人しか見ていないけれどね。(しかも6大学の中のトップクラスのとびきり気持ちの優しい人しか見ていないんだけれどね。)
 そして先日神保町巡りでも紹介した「神田餃子」へ再び、人に餃子屋さんを紹介しようと行ったんだけれど、おそらく話を聞いていて、肉感系よりもキメ細かい、ジューシーよりもあっさり系の餃子がお好みという事に気付いた。しまったー無難に・・・と気遣い過ぎたのがいけなかった、元祖餃子が野菜餃子でそういう感じなんだが、いくつか餃子を取って、もう餃子は良いかなって感じだったので無理強いさせなかった、もう1度連れて行って野菜餃子を食べさせたいが、あと他の餃子屋さんも。
この時、姉妹店の「天鴻餃子房」にもあるメニューを食べたが、何故姉妹店で名前が違うのか解った。

今回、頼んだ「パリパリ餃子(本当にパリっとして口に入れた瞬間ウマっと思った。)」

その後、飲んだ紅茶が美味しかったなー、紅茶党としては。

神保町1(ワリと有名処編)

2014年11月09日 | グルメ
令和の頃になると文字数が改定になっていたのでまだ書き足せていける事が解かったので、神保町2(←平成の終わりの頃はオレンジ色はリンクのルールにしている)と交互に書き足していこうかな。

昔、働いていた(手伝っていた)店(?)のあった神保町をある程度詳しくなっておこうと、そんなに高級な所は行けないけれど勉強の為に食べ歩きをしてみた。町を詳しくなる為の食べ歩きは初めてだ。

神保町はカレーの町・餃子の町・そして本の町、インクの香りに負けないカレーやコーヒーが重宝される。出版社や取次ぎ(本の問屋)が多いというのもあるだろう。

個人的にだが、全体的に味が強めな神保町で
前半、優し目の味で、
後半、ガツンとした味
に絶対ではないけれど、なんとな~く(個人的に)分けてみました。
(今後時代が進めば変わるかもしれないけれど)

働いていた時行った店は味を覚えているので店には入りませんでした。

先ず最初に行ったのは、本店は行った事があるので敢えてボンディの小川町店

ボンディは第1回カレーグランプリで優勝した店だ。

やはり本店と同じくジャガ芋が出てくる。1個はポケットに入れて持ち帰った。

「チーズ焼き」・・・割と強めな味、グラタンの上のチーズが硬くなった様な感じ。

チキンカレー(辛いものがそんなに強くないので中辛)梅干と胡瓜の漬け物が中々オツ。

後年、本店の下に姉妹店の『神房』が出来てそこでも同じカレーソースを食べさせてくれる。
並ばずに・・・
『神房』も本当に美味しかった同じものが食べられるのだもの)

もう小川町だけれど、元禄15年(『忠臣蔵』の1702年らしい)創業という江戸前握り寿司の元祖のカタチを今に伝える「笹巻 けぬきずし」
(※折角なんだから老舗を味わってみましょうよ)

ランチが凄まじく美味しい。
なんていうのかな、味が強くないというか(←神保町なのに)、素材を活かしつつ小粋な感じが表現されていて、和・和食・江戸~そういうものの1つの基準を明確にしてくれるような味だった。
(和食は自分の場合オレンジ色が浮かぶ事が多いんだけれど、そんな楽しい小粋な感じ)
ご飯大盛も出来るし、更に笹に巻かれた毛抜鮓が2つ付いてくるのだが、この海苔巻きに使われている海苔の峻烈さ!!は素晴しいモノがある。
(思わずハッとさせられるというか)

おみやに少量も。
(知っている人や企業の人々は予約しておいてパラパラとほぼひっきりなしに受け取りに来ていた)

海苔巻きのシャリは江戸時代は冷蔵庫が無かったのでキリっと酢が立っているのだが(それでもなるべく早く冷たい所へが推奨)、実際この後急な予定変更が杯って持ち歩かなければならなかったので助かった。
オボロが特に美味しかったな~・・・
(これが本当に本物の江戸前なんだなー)

「げんぱち」の海苔弁

これは良いぞ、マジで、
本当に優しくなれる、これを自分は洋食に求めていたんだなーって。
数千円も出す超高級洋食ではなく、かといって安いからと味が強いただの定食でもなく、
本当に丁寧に愛情を込めて作られている印象。
多くの人が海苔弁を頼むので、やはり作り慣れているって印象も受ける。
どんな安い所でも、高い所でも、作り慣れているモノは、レベルが他より格段に何段か上がる場合があるので、メニューを集中させる事は錬成の意味でも凄く有効な事なのだろうなと、
嬉しい事にエビフライが2本付いているので、最初に1本・最後まで取っておいて1本って出来るし、揚げ方も申し分がない、タルタルもまろやかな中にアクセントとして香味野菜がサッパリとさせてくれるし、鮭の照り焼きも弁当にありがちな濃過ぎるという事もなくおかずとして身体の事を考えてくれている印象。
その代わり、ミートコロッケは独自の個性を放っているかなって。
あと味噌汁が凄まじく美味しい、染み渡るというか・・・
全体的に味が強めな神保町にありながら、優しい味を求めていくならここかもなーって。
又、行きたい!!
美味しかった!!、心の底から満足出来た。

亀澤堂

↑和菓子の亀澤堂(様々な季節のどらやきを売っている)
とりあえず基本のどらやきを↓

こし餡と、つぶ餡があって自分はいつもこし餡派なのだが、今回はつぶ餡がやや優勢だったかな。明確に違いがあった。(青とオレンジか。)皮はシッカリと焼かれているのか結構香ばしい風味がした。

やはりボンディ本店も

ここは出版社時代に「ここ、本当に美味しいから」とお客様に連れて来て頂いた店で、あの頃は本当に感動した。
この日は古本祭り最終日だったので、路上にテントを張って有名店が軒並み並んでいて古書を買いに来たお客様があちこちに座り込んで(椅子とテーブルもあるけれど)皆美味しそうに笑顔で食べていた。当然、自分も久しぶりにボンディのチキンカレーを700円で(だって本店並んでいるんだもの、昔食べた事あるし)、やっぱり美味しいー。(ボンディは他より少し塩分強めなのかな?)でもウマイ!!

チュウゴク・モクズガニ=上海蟹=で有名な新世界菜館

「甲羅の外し方」(☆店員さんがする様を見ていただけなので、ややあやふやですが)

最初に、紐に巻かれ生きた蟹が運ばれてきてどちらが雄(上大)か雌(下小)かを説明してくれる・・・必ず生きていないとヒスタミン中毒を起こす(触っても良い・動いた。人生初の上海蟹だ。そして秋が旬だ。)

茹でる事20分。→紐を切り→ハサミをもぎ取って

先ずフンドシを剥がし。

口だかお尻の辺りにハサミの先を差し込み、甲羅と甲羅(身側)を開いて分ける為に差し込んだハサミを縦にしてテコの原理で「パカッ」と半分に開くと胸甲羅がパカッと開く。

ニ」(=蟹のエラの部分で毒ではないが不純物が付いている可能性があり、あまり食べない方が良いモノ)を左右チョキチョキと散髪をするように切って。

甲羅を半分に割る時は胸甲羅を剥がした身側のお尻のところにハサミを入れてから手で割っていた。(ここは足が付いたまま)フィンガーボールが後から出てくるので注意だ。

メスはどこを突かれても欠損の無いキングロードな味で(イメージはオレンジか・・・)、オスは白子の美味さ(甘さ・優しくて深いコク)があり人気があるのも頷ける、身もミソも個性が強い味かもしれない(イメージはグリーン)、11月初めという事もあって、オスの方が今回は美味しかった。来年は、フトコロと身体の健康が許すなら、このオスの味を覚えておいて(食べ物の味を忘れたくても忘れないんだけれどね)、10月頃メスを食べてみよう。
  ↑
 新世界菜館ではカレーもやっている(流石、カレーの町、神保町)、これは角煮カレー。

近くのボンディとかと比べてしまうが、卵を混ぜた瞬間、あれ?、なんだこれ、紅生姜も含め、この計算され尽くしたマロヤカさは・・・ワリと強めな味が多い神保町の中では新世界菜館は優し目な味の方だと思う、豚の角煮は流石だ、先ず最初にカレーと混ぜないで角煮丼として食べてみるのも楽しくて嬉しい。

カレーのエチオピア↓

辛さ70倍(裏では100倍もあるとか)まで択べるが、刺激が苦手なので、そんなに辛くしないでしかもマイルドな野菜カレーを食べた。刺激苦手なのに又食べたくなる。
↓色んな種類のカレーがあるんだな~。

エチオピアの「豆&野菜カレー」

いつもエチオピアではビーフの辛さゼロにしてカルダモンの風味を味わっているのだが、
豆は3辛からだから、最初不安だったが、油脂分もあってコクもあり、野菜の甘味が辛さとの均衡を保っているのね。
これは標準の5辛ぐらいまでいけるかも。
米と解かれている所が本格的で良い!!
今度から
ビーフのゼロ辛でカルダモンを味わう
豆&野菜で本格的に。
と、選択肢が増えた。

仙臺(センダイ)のカレー
(解らないのでとりあえず一番上のポークにしてみた、一番上なのだからオススメなのかな?って正解)

やはりカレー屋さんが多くなるのかもしれないが、ここ、これを最初記した時は店内はに演歌が流れているし(その後、懐メロやラジオの時も)、値段も値段なので、最初ヤバいかぁ・・・って思っていたら、食べてみると、尋常ではなく美味しい、
ボンディや松本楼・インドカレーではマンダラに、食い込むぐらいのもの凄い美味しさだった。
(なんでこの美味しさで、表通りでやらんの?)
黒いカレーって苦手意識があったのだけれど、ここで常識を覆されたわ。
ここで安いのはお客様が来なくて安いんじゃない、腕に自信があるから安いんだ。
(もう一回、いや何度もリピートする事を解っているから)
凄い、凄過ぎる、やっぱりカレーは神保町だし、神保町はカレーだ。
近年のカレーはただ甘いだけになってしまいがちだけれど、
ここは適度な甘さで甘過ぎない、
絶妙なんだ、
凄い、ここ!!

その後、前から気になっていた「えびめし」も

最初にスープが出てきて、どうやらデミグラっぽいモノ?でご飯を炒めた炒飯の僅かに洋食版って感じの印象のエビがコロコロと入った炒めご飯に、めっちゃウマいコールスローみたいなのが皿の上に付いてくる。
このコールスローが酸っぱ過ぎず、凄く優しくて、微かにアクセントもあり、やはり仙臺(センダイ)は凄いなって思った。
後で調べたら「えびめし」は岡山名物なの?(しかも元々渋谷の「いんでいら」で出していたメニューだとか出てきた)、だからカレーとは又違う味の方向性だったか、それなら納得(うちのお祖母ちゃんが岡山出身だから)、なるほどね・・・
因みに調べたら錦糸卵は「えびめし」にマストらしい。

その後2021年に思い切って食べた、「仙臺(センダイ)のキジカレー」

震える程、美味しかった・・・
少し後からかけるソースが出てきて、そこに骨付きの肉が入っているのだが(←骨には気を付けて!)
肉はアッサリとしているのでカレーソースがメインって感じ。
レーズンや野菜類とのバランス感覚も良いし、玉子も半熟で私は滅多にカレーに玉子は合わせない派なのだが、ここは美味しいな~って思えた。
ご飯もスパイシーで、欧風カレーではやや本格的なインドとかのカレーと比較されるとインパクトが減る部分も見事に補完されている。
丁度マンダラとかが欧風風のコクが補完されているものの逆とでもいえばいいだろうか。
仙臺(センダイ)のキジカレー・ボンディ・魯加・松本楼・マンダラに通じる凄さってある気がして。
(カーマとかメナムやエチオピアのビーフも好きだけれど、あと値段との兼ね合いも含め東京駅のアルプスも)

付いてくるコールスローも中々だが、今回はハムとかウインナ又はベーコンの肉汁が入っているかのような薫香がフワッとしたので色々なものを垣間見れた気がした。
(付いてくるスープも美味しく仙臺がカレーだけではなく洋食屋さんである意味が解かった気がした)

「仙臺のテールカレー」

キジカレーも美味しかったがテールカレーもコクがあって美味しいなー
食べる前は牛タンカレーの派生形かな?と考えていたのだが、いざ「骨付きの」テール(ここはキジもそうだが骨付きが多いのか?まぁ旨味が強いからな)にスプーンをスッと入れ、口に運ぶと肉の旨味がハンパなく出てくる。
決してシツコクない!!
なんだこれは、お肉ってこんなに美味しかったの?ってちょっと驚愕だった。
う~ん、キジも凄かったがテールも凄い、料理ってこんなにも美味しくなるものなのか・・・
素材を味をトコトンまで引き出す事に長けている部分もあるのかもしれないなー
凄かった、美味しかった。

「仙臺のカツカレー」

まさかカツカレーで差は出ないだろうと高を括っていたら、カレーも美味しいがカツが尋常じゃない美味しさだった。
ちょっとトンカツのレベルが違うって感じ。
周りに南海やポンチ軒とかあるけれど、ちょっと仙臺のカツカレーはビビッて括目をするぐらい凄まじい美味しさ。。。
あとは接客が・・・なぜだ?なぜそっちに・・・
それじゃなきゃミシ〇ランを軽く超えてくると思うし、ボンディとかのレベルに匹敵をすると思う(メニューにもよるが)。
そのぐらい仙臺の『味と技術』の凄さを改めて感じる。

長い歴史を誇る「ランチョン」は生ビールの注ぎ方が美味しいと評判。
もっと昔六本木にあって赤坂に移転をしたセルベッサみたいにビールの種類が沢山あるビールがメインのお店かと思っていたら逆にメニューを絞って、料理にチカラを入れているお店だった。
それでも美味しいビールを飲めると評判が高いので(少し高価だが)勉強の為に行ってみると、おお!!、メレンゲの様にクリーミーな泡が。
(フワフワで、なんだこれ、こんなの高いドイツビール屋さんでも飲んだ事が無い)

ランチョンオリジナルのパスティはイギリスのパスティとは違って生地がパフペストリー的な感じで、中が洋食屋さんらしいデミグラスな感じのビーフシチューみたいになっている。
ただこれでもか?と熱いので、口の中を火傷しないように注意だ(3日は治らんかった)。
アタック感の強い神保町らしいといえば神保町らしいが・・・味は優しいがまさかの熱さできたか・・・!!(そして結構な金額がしてしまうので覚悟も必要だ)

ただ食○ログとかのネットとかで「どうも苦手だ」的なコメントもあったが、やはりネットは信用出来なくて、自分は美味しいなと感じた(きっと何を食べても美味しいんだと思う)。
今回、それを確かめに行ったんだ。
ドイツ料理が多い洋食店だが、この素材が活きるイギリス料理的なパスティを選択しているということは、素材を活かす確かな目と舌・価値観を持っているという証拠なのに(素材が解るという事が必ずしもビジネスに直結するかといえば別なのかもしれないが)、
(イギリスでは味を自分で付ける=素材の味を解っていないと理解が出来ない)
グルメサイトで?な評価を書いている。
それが本当だったらまだしも(個人の好みということで解釈が難しい訳で)、
何処までグルメサイトの評価を信じられるか?って自分の中の微調整の意味があった。
あと価格との折り合いだな(←それは自分の問題だけれど)。

お会計は手前の黄色いカードをレジに持っていく

窓から見える風景も含め、これが昔からの本当の神保町だなーって。

下町が変り過ぎてしまってきているから。久しぶりに満足が出来た。

丸香のうどん、

ここも後輩?に連れて来てもらった。結構開店と同時に混む、饂飩(うどん)、全体的に1ランク上の凄まじくコスパの良い味。美味しい。間違いはない。

交差点の2Fにあるカレー屋さん「カヴィアル」

昔ボンディと間違って(←人に連れて来てもらうと覚えない)入った事があって、上品だったけれど深かったのを覚えている。
後日、ネットで有名な「アサリカレー」を食べた。

甘味があって、尋常じゃなく美味しかった。ボンディとは又違うんだ。

「チャントーヤ」の名前はよく聞いたことがあったのだが、偶々見付ける事が出来たので・・・
こんなにメニューがあるのか・・・!!

先ずはお店の看板メニューを。

お、ここ、美味しいぞ!!、なんで今まで来なかったのだろう・・・
ネットサイトがもっと宣伝をすればいいのに。
・ナスのスライスの薄さ
・肉を裂いた柔らかさ
等、手間暇を惜しまないけれど、それを押し付けがましくしない感じ、当たり前のことを当たり前に続ける心意気が伝わってくる。
・追加トッピングも豊富だし
・隣の人が頼んでいた大盛も結構ある!!
・店の造りや雰囲気もお洒落だ。
飲食業のコツの多くがここにある気がする。それでいて「どうだー」って感じをさせない・楽しんでやっているようだ・・・

伊狭の半チャーハン
(結構量があって嬉しかった!)

半チャーハンの元祖とも言われる「さぶちゃん」がここで修行をしたとも言われるが(←私はこう見えてあまり大食漢ではないのでラーメン屋さんはあまり行かなかったら「さぶちゃん」はいつの間にか)、やはりここでは多くの人が半チャーハンを頼む。
(中華はそんなに食べないのだけれど)炒飯は神楽坂「龍朋」がスゲーなーって感じていて、
ここはどうかな?と食べてみたら、あ、これ、美味しいわ・・完全に作り慣れている(←まあ、ほぼ皆が頼むので完成されている)完成度を感じたわ。
味の強めな神保町で適度な塩気とキチンとした旨味(まあいろいろあるだろうけれど、それだけではない、素材の奥深さに到達をしていくような、味の深遠な部分にも触れられる経験や歴史・時間を重ねた中で出せる味ではないかな?って感じる部分があった、そこに常連の人々は触れに来ているのかも・・・)。
普段あまりラーメンは食べないけれど今度食べてみようかな。
スープは「和」を強く感じたので何か勉強になるかもって思った。
基本の「き」というか
というか半炒飯が美味しいから今度炒飯を食べてみようかな(味、違うかな・・・ドキドキ)。
餃子があったら良いのになー

ラーメンは麺が細く食べ易い&鰹出汁みたいな強い出汁がホッとする。
因みに炒飯はおじさんと息子さん?ではややアタック感が異なり、
息子さんのチャーハンがよりふっくらパラパラに仕上がっている印象(行く時間にもよるのかな?)
おじさんのはやや焦げ目が見え、焼き飯寄りとでもいおうか・・・
でも店自体ホッとする。

昭和51年(1976年)開業のトロワバグ
(のトロワバグ・ブレンドだったかな確か。先ずはここで1番ポピュラーなものをブラックで飲んでみる)

美味しい!、久しぶりに美味しいコーヒーに出会った。
(基本、先ずはブラックで飲んでみると、コクとか薄っすらくる酸味やそんなに強くない苦味が解かる、本当にバランスが良いと書かれているとおり、これは間違い無いわ)
よく(嘘:偶に)銀座ランブルへ行っていたが、最近行かなかったので、
(紅茶党だし)
こういう美味しいのはホント久しぶり~って感じ。
やはりカレーと共にコーヒーの町でもあるんだなぁ・・・
(餃子と生姜焼きと和菓子も凄いが・・・ささまの和菓子でトロワバグのコーヒーを飲んだら凄そう、亀澤堂の「もなかめ」や、だいまる焼き茶房のだいまる焼きでも面白いが)

神田餃子の姉妹店「天鴻餃子房」↓(テンコウギョウザボウと漢字は難しいがとても美味しい事は確か)

昔来た事あって、ここで神田餃子とほぼ同じメニュー(黒豚餃子)や水餃子を皆で食べたので上記の神田餃子では、その時食べなかった餃子を食べた。
(なぜ神田餃子と名前が違うのか神保町の不思議の1つだが)
そのメニュー↓(どちらが美味しいかはご自身で・・・確かに姉妹店の味)

再度来店し、やっぱり自分は水餃子が好きだという事を実感、勿論焼き餃子も好きだが。


天麩羅の「いもや」↓

昔のダチといつもよく行ったなあ~。若いのに天丼なんて背伸びした様な気分になれた↑↑

とんかつの「いもや」もある。

令和では天婦羅屋さんが信金裏へ移転をしたが、

ここもそこそこ来ていた。

天鴻餃子房の下にある「炒飯屋 一/ICHI」のチャーハン

台湾とか中国を歩いて八角や五香粉に慣れた自分には特に尋常なく美味しいと思えるチャーハン。&スープもとても優しい味でかなり好きな味(ややアタック感が強い神保町でこの優しさは珍しいかも)。
上の天鴻餃子房の餃子も注文出来るし、野菜餃子をチャーハンの味を変えたい時に使う「にんにく辛子味噌」とお酢・醤油と溶いて神戸風にして食べると、これまた途中から尋常じゃなく美味しい。
天鴻餃子房にこの「にんにく辛子味噌」はあったかな?そこまでは観ていなかった。

マミーの洋食

こんなに大っきの?、嬉しいなぁ~、ご飯がすすむ。
無言でパク付ける感じ、流石、学生街!!
(千切りキャベツにハムが付いていたのがワンポイントで嬉い、そんなちょっとした事なんだけれど嬉しいんだ)
素材の鮮度が良いと思う。
昔からのお客様も多いようだ。
料理の味って、味とは別に、個人店だからこそ出来る、その店の味というものがある事を知った。
おばちゃんが、お客様、接客が好きなんだろうなって。
長い歳月でないと出来ない決して脇を甘くしない本物の良い慣れを見せて頂いた。

最近、名古屋に転勤した友達に教えてもらった餃子の美味しい北京亭。

結構、政治家や有名人も来ているとか、少し女性は1人だと入りづらいか。

とにかく美味しい(中国系香辛料が好きな人にはたまらないだろう、肉感もある、今流行のタイプだ。)水餃子もバランスが良い、まとまった味↓


成光(なりみつ)の半チャン・ラーメン

神保町は今は無い「さぶちゃん」・「伊峡」・そしてここ「成光」の半チャーハンが有名でもあるのだが(有名なとこ多いなー)、有名な「伊峡」があるのに(息子さんのチャーハンが私は好き)、あそことは又違う印象。同じチャーハンでこうまで違うか。どっちが上とか下とかではなく。
ここのチャーハン、ウメエ!!
半世紀続くラーメンの味はスープが止まらなくなる感じで、チャーシューが尋常じゃなく美味しい。
麺のカタメって出来るのかな?、町中華でそれは勇気がいる事なので言えなかったし、丼の美学ではないが、半世紀続く味を知りたかった。

遂に「はちまき」の天丼。

神保町の味ではあるんだけれどワリとアッサリとした味かなって。
(タレは甘め)
米が少し軟らか目?、そういえば天麩羅屋さんのご飯って比較的軟らかめかも?
今度は穴子丼か天麩羅定食を食べてみたいな。
油はキレイだよね。

そしてカレーの「共栄堂」

スリランカカレーで、スパイスがとにかく立っている。スパイスに身をゆだねたいなら是非ここに。初めてだったのでネットで一番人気だったポークカレーを↓

神保町のパンフレットにはビーフカレーがオススメと載っていて、違うネットでは牛タンカレーだった。焼きリンゴも食べたかったが、シナモンが苦手(そっかスパイスカレー屋さんだからあるのか)なので、頼まなかった。時間かかりそうだし、カレーはとにかく早く出てきた。スープも優しくて上品で美味しかった。

喫茶ぶらじる

(昔、数回来た、コーヒー豆も買いに来た事がある、やや重厚だけど飲み易めな味って感じかな。地下の深い空間。

キッチン南海

(※後年再開発の為か閉店をしてしまったが移転をして又されているとか・・・)

↑何だ、この像の置物は?元祖って、たしか銀座の何処かのカレー屋にもあるような・・・w

なんと、カレーのみだと?↑

↑スゲーな、男性客率100%だった。回転率の良い事・良い事
凄く美味しい、ルーをすくって先ず味わい、イイナコレという感じ優しくも奥深く重みもある、カレーだけでも食べたい。コスパ良いし。夜なのに行列だった。

「アボカフェ」のアボカドスパム丼

以前から気になっていたのと、ちょっと食欲が無かったので、男性だけれど勇気を出してカフェに入ってみた。
最初(テイクアウトと違って結構高いけれど)侮っていたのだが、スパムが本当に美味しいガモンステーキ(←近年オレンジ色はリンク)のより柔らかいVer.の「味」を思い出させるようなスパムで、アボカドとタレと、その他混然となっている全体が凄く良いんだ。
カレーや中華の街だからか、全体的に味が強いと感じる神保町では久しぶりに、こういう穏やか目で優しい系もあるのだなーって。
穏やかだからこそ、素材自体の味が活きていた。
スープとか最後の小さな紅茶も良いけれど、昼は時間が無いし・・・
漬物でもちょっと付くと、最後の最後に口内をサッパリと流させてくれる。
サクラ漬けや、福神漬けや胡瓜のキュ〇ちゃんがあってもよりオモシロイかもって感じた。
最初女性だけが行くんだろと、男じゃ量とかが満足出来ないんだろ?と懐疑的だったが、思ったよりも満足!!
やっぱ挑戦をしてみるモノだな・・・

「神田餃子」
始めて行った時、ワケあって緊張し過ぎて(もしくはつい飲食モードにスイッチオンをしてしまって)味が解からなかった。
その後の喫茶店では上手くいったのだけれど時既に遅しで。
まぁ、巻き込まなくてよかったわ。

種類は豊富かな。

右上の元祖は野菜餃子で身が細かい・左下はエビニラ餃子だったかな、美味しいです。

詳しくないのに詳しいなんて言うもんじゃないね(この頃よりは今の方がまぁ少しだけ経験値を積んだけれど)
(出来ても出来ないって言うし、滅多に出来るとか詳しいなんて言わないんだけれど、なんかこの時は有頂天だったのか自身に今よりも足りないものがあった、まあ令和も未完成なのだが)

キッチン『グラン』で

生姜焼きとメンチカツ盛り合わせ。

神保町の味~って感じでありながら、凄く丸みのあるというか優しさ溢れる味のお店。
・生姜焼きとメンチ(デミグラスソース)
・ハンバーグ(デミグラスソース)とメンチ
・生姜焼きとメンチ
・トンカツと生姜焼き
という組み合わせがある。
無論、単品定食でハンバーグ定食やメンチカツ定食・トンカツ定食・生姜焼き定食もある、後はビール。
(大盛りライスはプラス80円)
本当に来て良かった(もっと早く行けば良かった)、洋食だけれど、日本の庶民で良かった~と思える味。
デミグラスの優しさが、自分は好きだな。酸味が優しくて。
生姜焼きは結構味が濃いのでご飯の配分を間違えないように、考えながら食べると良い。
ここはフラっと又来たいな~と思えるお店。
(次はハンバーグと何を組み合わせるか・・・メニュー数が少ないのに何故か迷う、解っていれば迷わないのかもしれない)
生姜焼きは少しアタック感が強いがデミグラスが美味しい気が・・・

ティーハウス「タカノ」

紅茶専門店で紅茶好きの間では有名な40年以上の老舗(神保町とは又どっちがとか、変な意味じゃなくて、ちょっと違う味を味わえるお店。紅茶の味は結構シッカリして重厚感ある味だったような・スコーンも同じく(自分で作る身としては、シッカリした味だった気がする)、サンドイッチも美味しいと昔知り合いが言っていた。

アルカサールのハンバーグ

「え?、切っちゃうの?」と心の中で叫んでしまった。
(自分で切る楽しみが・・・これが神保町流か!!?・・・)
ランチの混雑時はきっと、切らないんだろうな。

神保町の食べ歩きには外せないと言われる「神保町食肉センター」(45分食べ放題)

OPEN1時間半前に並んで既に先に14人並んでいた。キツかったー、文庫本かなり読み進んだよ。

そして朝取れのハツ・レバのCセットを先ず頼んでから、次にお好みで頼めるシステム、(個人的には火が強過ぎるので、よく焼きにしたい場合周りが焦げてしまうのですぐ食べられる火加減のAセットも美味しかった。特にピートロ)
一応、豚なので、自分は~だけど、良く焼きにした、といってもギリギリの火は通っているけれどトロッとした感じは失わせない火の通し方は知っている。一応プロだから。皆、皿が来た途端、一気に網に流すように乗せていたが、自分が1皿食べ終わる前に、皆2.5皿~3皿おかわりしていた、「45分って以外に短い」と言って(そうか?)黙々と食べていた。
意外に中年の人も居て若い人だけではなくて大食いをしていて健康なんだな~って。
まさに始まりから戦争だったが、最後は皆が頼んでいたハツタレとかいうのを頼んで終わりにし、お腹がイッパイで外にまだ待っている人が居たので早々に退散、タマネギのサラダがシャープ&ややマイルドな酸味で美味しかった(こっちもおかわりしたかったがお腹がいっぱいで)、皆まだご飯とかもお代わりして黙々と食べていた。
すげー。

ボーイズカレーはカレー屋さんと銘打っているがメニューを観るとまるで洋食屋さんのようだ。
その中でもTVやメディア等で紹介をされる「生姜焼き」はカレーの知名度を越えて(まあ名前がカレーだからあれなんだが)、全国から食べにくる生姜焼きだ。
食べてみると、その理由が解かるだろう、肉質の柔らかさ、やり過ぎず足り過ぎず本当に適度なタレの塩梅が精妙な域に達っしているという事が私には解かった。
ここを基準にしたらキケンなぐらい、こんな美味しいの食べていたら他で生姜焼き食べられないんじゃないかな。
俺の生姜焼きの7段階以上は上だった(それ以上は解からん)、
生姜焼き、そんな好きではなかったがこれはスゴいわ。(好き過ぎても嫌い過ぎても自身の判断が鈍る事が嫌なので、基本私は食べ物とは距離を取っている、お陰で嫌いなモノも無いが・・・)
日本一とか関係なくスゲーなーって記憶に残った。
悪い店は味を強くしたりトリッキーな事をして記憶に残そうとしたりするけれど、トリッキーな事もせずに塩梅をわきまえている味で味の強めな神保町の中で名店になったという事も凄いのかもしれない。
タレだけを舐めてみたらその美味しい味の本質に触れた気がした。

ろしあ亭

いや、ここのボルシチ、美味いぞ。ロシア料理ってこんなに美味しかったのか?って。
(昔、近くのサラファンにはランチでよく行っていたが、あそこは量と種類がシッカリあってあれはあれで別)
この後に出てくるメインの料理も美味しかったし、各素材の使い方が上手、もっと早く知っていれば良かった。

放心亭(旧名:ローターオクセン)← 令和5年、三省堂建て替え
の放心亭サラダ(名物サラダの更にハーフがあるって素晴しいと思う勉強になった)
バルサミコっぽい感じが強くて神保町らしいなとは思ったけれど、
魚介類の他に入っているゆで卵の卵黄をミモザサラダ風に崩して食べるともの凄くマイルドになる。
(こんなに表情が変るものか・・・自分は薄味だから助かる)

アイスバインとソーセージの煮込み。

初めて独のザワークラウト(仏だと「シュークルート」←ドイツ語からの派生)とソーセージが合うんだなって解った。
(今までザワークラウトは味が強過ぎて、寿司のシャリ以外(←寿司は酸味を効かさないと身の脂や味・コクが締まらないの!!寿司は酸味を効かす!!!)以外の酸味が苦手な自分にはザワークラウトを食べる度に激震が走っていたが、

こうやって煮ると酸味や塩気が適度に抜けて適度な優しさが美味しく、日本の古漬けが味が濃過ぎて食べられない時、塩抜きとかするとか、中国料理の漬物の使用の一例に少し似ているなって)
これで本当にウインナとザワークラウトが合う事が解った。
(黄色人種は味蕾の細胞が多いから感じてしまう)
アイスバインも茹でると適度に塩が抜けて豚足と赤身部分はコンポーク(ブルドポーク?)みたいになって優しい味。
冬の厳しいゲルマン民族大移動(そんな古くないか?)の料理って、もしかしてこうやって煮て味を調節してから食べるものなんんじゃないのか?って考えさせられた。
スープも温まるし(適度な素材の複合的味と出汁があり優しい)。
(ドイツビールと共にパンを頼めばよかったかも、同じ小麦だから合うんだ)

後で神保町のリトルマーメイドで無性にパンを食べたくなった。
この光景が落ち着く。

オーレ・オーレのランチ(夜もオモシロイらしい・・・)

味のアタック感が強い神保町にしては大人しめ目な味。
マスタードソースとは一体どんなものか?知る為もあった。
デザートとドリンクも付くし・・・

喫茶店の町で珈琲も有名だが、TAKANOやセイロンドロップ・移転をしてきた青山ティーファクトリー等もあり、(最近も何か紅茶の店が出来たかな)紅茶の店も増えてきていて、カレーの町だからか(=大概、スパイスを仕入れる過程で紅茶を仕入れるルートが近しいのだろうな)、紅茶が凄く美味しかった。
※古くからあるようだが地下へ降りていくスペイン料理の店で、カバとかシェリー系も充実をしているようだ。
飲食業というモノを知っている印象。

キッチンカロリー

牛肉・玉ネギ・パスタが盛られたカロリー焼きにハンバーグとエビフライ、
これが学生達を満たしてきた食事か~。
1品付きのカロリー焼き「バリュー・メニュー」もある。

小川町だけれど「ポンチ軒」のカツカレー
とんかつ屋さんなので本当はカツとカレーソースを食べたかったのだが、情報が飛び交う今の世の中で果たしてメディアやネットと実際の差異はどのぐらいか?、そして名物としてよく紹介をされるモノを試す為に敢えてカツカレーにした。

ルーはピリリとする感じ(辛いのが苦手な私にはちょい辛目かな)、とんかつはたとえカツカレー用として普通に注文をするカツより薄くても、一口食べると肉の質が違う事が解かる。
食感だけではなく旨味やジューシーさが違うんだ、キチンと衣の防御膜で中の旨味を閉じ込めている印象。
(ここはやはりトンカツ屋さんだな)
味噌汁が美味しい、パン粉が得意ではないのでそんなにアチコチのとんかつ屋さんへ行った事は無いが、こんなに上品で美味しいトンカツ屋さんの味噌汁は初めて。
あとキャベツにかけるドレッシングがかなりクリーミーなのと、卓上のキムチが面白かった。
食後直前に出てくる煎茶の美味しい事。
焼酎のボトルを棚の上にワインを横にするように置く方法は、高さのスペースが無い時に面白いなって。
ヒレか上ロース喰いてー

次は、

揚子江菜館

「冷やし中華」元祖の店でそれが、これ、冷やし中華は酸味が苦手なので嫌いだが、

ここのは、どこかうっすら甘くもある味、ここのを食べたのは始めてだったのにどこか懐かしく、冷やし中華が嫌いなのに又食べたいと思わせてくれる味に驚いた。

その酢豚、肉は柔らかくソース?はオレンジ色なイメージというか、複雑で奥深い味。

池波正太郎が愛した上海式肉やきそば↓

前も、池波さんの味巡りをチラッとした(載せてはいない)が、池波さんと僕は味覚のポイントが違うかな、人それぞれ味覚のポイントは違うからね、有名人が愛したからといって、自分もという訳では無い事が解った。焼きそばコンテストで優勝した味で、肉も野菜も入って結構ガッツリた感じかな。
他にも、様々な炒飯や、珍しい麺が結構あった。

鳴海の洋食

味強めな神保町らしいというか結構ガツンとしているのねー
ハンバーグは柔らか目かなぁ・・・
(ソースを自分でかけられると調節を出来て良いかもしれない)
店内は落ち着く感じで、座敷が気持ち良さそう。

三幸園の餃子専門店

焼きはお酢を多めにした方がバランスが良いかも?肉感は細かめ

水餃子が結構イケる(自分には合う)ダシというか旨味が効いているような。

(半チャに付いてきた)スープが懐かしくて美味しい。麺も食べてみたくなった。

半チャーハンの町でもある神保町(そんなに大食漢ではないので伝説の「さぶちゃん」は行っていなけれど)

餃子の有名なスヰートボーズ(ヰ=イ)←本当に残念ながら閉店、何故だ・・・涙

横が開いた(ゴーティエみたいな)餃子↓

肉感タップリなのに、開いているおかげでか、肉汁が流れ出てそれが皮に染み込んでまさに美味しい餃子

↑午後遅めに行ったからか水餃子と蒸し餃子も食べられた。

日曜は結構、空いていない日が多い↑(稀に空いている)

令和4年(だったか)、遂に「ぶん華」が復活をした・・・
神保町はヘルメット炒飯の地とも言われる(←いや、言われていないか)中で歴史長く残っているのが「ぶん華」だったがご時世がら私が神保町に帰ってきて(色々あり大盛はもう食べられないな~って)迷っている頃には休業をしていて、ややツウ編の神保町巡り2と共に、中々完成をしないなーと・・・

これがかの有名な「ぶん華ランチ」か・・・
(本心はトロミが苦手なのだが・・・)
炒飯だけ食べても、チンジャオロースーだけ食べても完結をせず、確かに合わせて食べると完成をするという事が解かった。
なるほど~、確かにここにしか無い味なんだろうなー
メニューの上の方にあったカレーチャーハンもこの時はレトロな昭和風のドライカレーにハマっていたので気になっていたが、隣の席の人が頼んでいたので運ばれてきたのを見たら、炒飯にカレーがかかっていて、思わず目を見張ってしまった・・・
そりゃ、餃子ラーメンも、ボーイズカレーの様な生姜焼き(←あれは箸で食べる方が俺は好き)もある街だが、カレーの街、神保町だものな・・・
(その「誇り」か・・・)

ここは昔後輩に連れて来てもらった、

手前が2で奥が1、ナポリタンが有名、店内は独特の雰囲気で歴史を感じる空間作りになっている。
(私には)結構酸味強めだった気がした。

二郎「神保町店」

ラーメン食べ歩きをしていた時(ラーメンと焼酎の師匠にラーメンレポを送りたかったが)、ネットで二郎の1番人気店と書かれていて、1度行ってみた店、そんなネットで騒がれる程、量は多くなかったけれど、結構ガツンとした味で、世の中のラーメン好き(ジロリアン)はガツンとした味がお好みなのか?と思ったのを覚えている、自分は本店か池袋のややあっさりした(いや、あっさりじゃない、少しマイルドな)味が好きだな。

エチオピア本店で豆カレーを食べ、基本的な全メニューをコンプリート。

じゃが芋は(マーガリンはオーダー制に変り、テーブルのMIXスパイスが美味しく、今の所食べ放題だが)

カレーと一緒に食べても

これはレギュラーメニューを全部コンプリートしたと思ったが、組み合わせもあるのか・・・

スパイスの効果効能

なんか嬉しいよね。令和5年以降、どうしてゼネコンは壊して再開発ばかり・・・千代田区もこんなのか・・・

☆今回、町の食べ歩きをしてみて思った。
食べ歩きとは最初は選択肢が沢山あって良いのだが、そのうち選択肢が8軒が5軒→3軒と少なくなっていく、あと2軒とかになるとどっちかしかない、今日は違うものを食べたいと思っても、この2軒を終らせないとこの長い旅は終らない、結構過酷だなって。時間も金も使うし、満足感・達成感はあるけれど(勿論、これからもゆっくり続けて行くけれど、他にもお店はいっぱいあるから)、やっぱり食べたい時に食べたいモノを食べる『自由』こそが幸せなのだと身をもって解った。
(無駄な事は1つも無いんだけれど)。



幻の卵かけご飯

2014年11月08日 | 素材

以前、何かの物産展の最終日で有機野菜を買ったお礼として、卵を貰った、なんでも1個百円前後する卵だそうだ、またまた~、よく幻の卵とか、高級卵なんてあるけれど、そんな事言っても大した事ないんじゃないの~(いくつかそういう卵食べてきたし、そこそこは美味しかったけれど、そこそこなんだよな、又そこまで金出して食べたいとは思わなかった卵が多かったし)なんて思っていたら、
なんて美味しいんだろう、もう色と盛り上がりを見ても解るとおり、こんなに美味しい卵かけご飯を食べた事がないというぐらい美味しかった。
おそらくこれ以上美味しいのを探すには、お金賭けて探して手に入れなければならないだろうなって、(そこまではしたくないじゃん?自分ちで食べるのに。)
それにしても美味かった、たまには高い食材も食べてみるもんだな。
(ごくたまにだから良いのかもしれないかもしれないけれどね)


ブロッコリーの加熱加減

2014年11月07日 | 素材

ブロッコリーの欠片の写真はサムネイルでいいよね♪

先日、何かのキッカケで冷凍のブロッコリーを食す事になった。
まあ外国産の超農薬がかかったのは怖いから、
ブロッコリーは農薬が凄いらしいから、日本の田舎の人が言っていたから外国産なんてモノ凄いんだろうな、って食べれば消毒薬の風味がするのはみんな解るよね。

それで、所詮冷凍モンだろ~と、タカをくくっていたら、味はともかくとして、歯応えがシャキシャキしてるの!!?、「?」えって思って、もう1個食べてみたら、次もシャキシャキしている、ブロッコリーって茹でたり煮たりして、フカフカ・ポソポソ・スカスカと歯が入っていくモノだと思っていたから、こんなにシャキシャキする事ってあるの?って感じだった。

これは冷凍したから、水分が抜けてこうなるのか?、それともホンの少しの火の通し方でシャキシャキの食感って呼び出せるのか?
野菜って火を通し過ぎない方が(栄養価も含めて)、良いのだが、ブロッコリーでも出来たのか?!!、あまり好きじゃなかったから(食べれなくはないんだけれどね)、そこまで気にしていなかった。

パクパク相変わらず何もつけないで食べてしまったが、とりあえず、この感動を残しておきたくて、結構迷ったけれど、ブログにUP。
自分に正直に書きたいと。





先日のカボチャモンブランとカシスのムース・ザッハトルテについて

2014年11月06日 | スイーツ
最近ハロウィンだったので巷(チマタ)に、南瓜(カボチャ)のお菓子がヤケに増えていた様な気がする。そこまでしてブームを作りたいか?って。(2匹目のドジョウには、必ず3匹目も居る)。
あまりにもカボチャだらけなので、試しに1個買って見る事にした。

成る程、もっとカボチャモンブランは、芋っポイのか?と思っていたけれど、結構クリーミーで相当生クリームを使ってのばしてあるのかな?って(確実に昔食べたモノよりも現代のカボチャクリームの方がクリーミーになっている・・・技術の進歩か)。
中は、甘味の無い生クリームでカボチャモンブランの甘味だけで勝負する基本に忠実な作りになっていた。土台も、この商品の場合はだが、メレンゲを焼いたモノに薄いチョコレートで蓋をして湿り気が下のメレンゲに降りてきて、長期保存のコンビニでも、フニャフニャにならない様に研究されていた。スイーツにそんなに詳しい訳ではないけれど、別にモンブランってスポンジでなくてもいいんだよな、タルトとかでもいいし。
成る程、勉強になった、味も良かったし、値段が中学生とかは買えないかな~って感じだから大人向けにマーケットしてあるのかな?(南瓜という所が大人をターゲットにしている向きもあるだろうし・・・勿論子供も食べるだろうけれど、基本的に子供は野菜嫌いだ。)
しかし、ありきたりの言葉だがコンビニスイーツはどこまで進化していくのだろう?

次にパティスリーで、カシスのムースを見付けた。

これは栗とのマリアージュがメインのお菓子で、ショーケースに書いてあったのと自分でよくよく調べてみるとフランス人にとって、カシスと栗を合わせて使うのがテッパンの法則らしい(特にこの時期=秋)
カシス+栗=お菓子という定式みたいなものがあるようだ。
うん、合う気はする。味わいが立つというか、カシスの酸味が強過ぎるのを栗がどこまでも和らげていくようだ、そんなマリアージュだ。(だが、う~ん、どこまでいっても平行線で和らげ、相殺していくだけで、完全にバランスよくMIXしているかというと・・・日本人だからかなあ・・・つーかカシスって酸っぱい、酸味が苦手な私には、レモンやオレンジ・リンゴ風味の肉料理はそこそこ好きなんだけれど・・・、今回解る気がする程度しか味わえなかった。今度他所のも食べてみよう・・・又発見があるかもしれない。それとも自分で作るか・・・学んだ事を実践してこそ本当に学んだ事になるし。)
これも勉強になった。
何か料理にも応用出来るかな?(無理して応用する必要はないか・・・味のゴリ押しは好きでじゃない。)

次は、ザッハトルテというトルテ(=お菓子の意)

これは音楽の町オーストリアの首都「ウイーン」のサッハホテルの名物菓子で、
フランツ・サッハーという16歳の調理人が開発した菓子で、
本来はチョコレートケーキにアンズジャムを塗ってからチョコレートフォンダン(糖衣)でコーティングしたもので、チョコレートケーキの間にアンズジャムを内部に挟んだものがオリジナルザッハトルテ表面にのみアンズジャムを塗るのがデメル方式のザッハトルテというものらしい、これは内面にアンズジャムが塗ってあったので、オリジナル方式を採用した訳か。薄す~く塗ってあったので、チョコの味が強い為、もう少し、アンズジャムの風味を活かす古風な歴史臭さを残しても良かったかな?と、今回感じた。
歴史を調べてみて、うん、やはり、もっとアンズジャムを効かすモノかと納得。
(美味しいと思う所は、時代を越えても変らないな。)
 実際、現地で本物を食べた事が無いので、こういうモノなのか?もしれないが・・・。
やっぱり駄目だな、上記のカシスと栗もそうだが、本物を食べてみないと、基準ってモノが解らなくて、偏ってしまうかもしれない。
因みに箸休めとして、砂糖を入れない泡立てた生クリームを添えるモノらしい。







言う者は知らず。

2014年11月05日 | 飲食業
 人の事ばかり書いて自分の事を書かないのはズルイので1度ここで己の飲食について書いておこう。
人は行動で語る。

 実は絶対音感みたいなのがあって1度食べた味を忘れられないとか(これも不幸で全部解読しようとしちゃうとか)、お店で料理が出る毎にこれはどうやって作るのか?(=仕込みの手順を逆から遡ってイメージしていたり)、・皿の縁までカッコ付けてソースが拡がっていたり油モノだと皿洗いの人が大変だろうな?とか、テーブルで周りのお客様のオーダーの順番をほぼアタマの中に入ってきてしまい、厨房で鍋を振る音や揚げる音から、今、どの卓のどの料理のどの行程を作っているのか、大体自分の料理に出てくるのはどのくらい後なのか、仕込みの人の切り方とかの意味やコダワっている気持ちが目の前に浮かんできたり、料理を13歳から初めて、この30年近く食べ物を楽しんだ事が3回しか無かった。

 若い頃は13.5坪ぐらいの店の奥で、「ダクト(=大型の換気扇とでも言えばいいか?)」の轟音(ごうおん)の下で焼きモノをしていても、客が箸を落とした音、話している会話の進捗(しんちょく)状況(内容までは聴こえないけれど、会話と会話の間=まで大体察する事が出来て、それに合わせてテーブルに出されるまでの時間と口に運ぶまでの時間を計算して料理の余熱で火の通る加減を調節して焼いて提供していた。)だから奥に居ても壁の隅々まで物音を聞き取る事が出来るぐらい心を配っている(その様に10年近くしてきた)。だから他の店に入った途端スイッチ・オンしてしまうんだよな。まして客席に座る側だったら、それ相応の広さの店なら物事が殆ど拾える。

 同業ってなるべくバレ無い様にしているがお互いバレてしまうんだよ、同じニオイがするというか、目線の向け方とか詳しくは書かないけれど、97%店に入ってきた時点で解る。同業同士だと触れてはいけない部分ってお互いにあって絶対にお互いそこには触れないように注意して会話をするし(意見が合わなきゃ、お互い譲らないので、男同士だと殴り合いになったり、縁を切らなければならなくなる=料理の味って人間の生命や人生に関わるものだからね、好みも全く同じ人間なんていないし、料理しかやってこなかった人にはそれを否定する=人生を否定することになるから殺し合いも仕方ないんだ(その覚悟でやってきた)、勿論言葉ではなく味だけで会話をして通じる時もあるが。
バレてしまった店では正直に上記の事を言うと仲良くなった店員さんなら「それはもう病気ですね(笑)」と言われるが、一緒に働くとなると、ある飲食店で働いていた時は「ここにも居たよ、1滴で違いの解る人が」と皆から怪奇な目をして言われたり(他にも俺と同じ様な悲しい人が居るんだな)、もう1軒の店では店長から「君はホテルとか行って修行していたら凄い事になっていた」と言われた。だから行かなかったんだ、先が見え過ぎて。

 勿論、先人(故)から新しい技術を教わり、それを習得出来た時は嬉しくて仕方が無いし(忘れない=ボクシングと同じでプロから教わった事はやっぱり理にかなっているからストンと納得して覚えるんだ、独学やその店にしか居なかった調理人や普段をそれを仕事にしていない料理人のは、解りヅライ、俺等の世界は中に入って共に汗を流せるかどうか?本物かどうかの分かれ道だと思う。そう兄弟子に教わってきたし。)
材料を自腹で買ってきて必死に夜、本やネットを観て技術を練習して習得出来た時は嬉しくは無いが達成感はある、でも、自分の味を表現する為だけに大切な人や、共に汗を流してくださるスタッフ達を傷付ける事はもう卒業した(まあ、若いうちはそういう道を通り易い)。

 自分だって自分ちの店も入れて6軒回ったけれど、色々あったよ、ちょっとキッチンとフロアの通り道でハチ合わしただけで「ドケ。コノヤロウ」と中華包丁を首に突き付けられたり、別の店ではお客様に絶対してはいけない事をしているのを止めたら燃えている焼台に押し付けられたり。(相手は格闘技をやっていたから敵う訳無くて、ヤルなら殺すしかない、でもこんな事の為に一生をブタ箱で過ごして親の死に目にも会えないんじゃ虚し過ぎる、周りも怖くて止められなかったけれど、セカンドシェフの自分が怪我をしたら、この後の予約が入っている数十人のお客様はどうなるのだろう?って)

 味の修行の為にロンドン~パリの国境を越えた時にその国の人々の味覚のポイントがガラリと変わって、そこで気付いた事があったんだ、随分心がラクになったし。でも、1番にはなれないけれど、1番を目指す心構えも大事で、だから自分は死ぬまで一生をかけ料理の勉強をしていきたいなと、ゆっくり考えている、別に急いで1番にならんでもいいし、料理だけが人生ではないし1回しかない人生だから、若いうちにすぐ店だけに入ってしまうのではなく広く世の中を見てみたかったんだよね。(勿論、共に汗を流した事は自分の基礎になっている、毎月有無を言わさず出て行く、人件費と家賃、雇い人と自分の交通費・光熱費・他人(=企業や店)の金と考えない事、毎月同じ金額が入金されるという甘い考えは持っていない事・ボーナスなんて貰わないで払う側である事・食材を売って下さる仕入れ業者さんを大切にする事、笑顔でゴキブリとかお客様に気付かれない様に掴む事=飲食やっていて居ない店なんてない、だから片付けが終るまで帰れないんだ。トイレや店の前を汚されたら自分以外に掃除をする人は居ない事、正月は普段出来ない掃除をしたりする事、御節作りで死ぬ程忙しい友達も居る、忙しいのに決算で確定申告をしなければならないこと、冬、雇っている人を電車のあるうちに帰宅させ残った皿洗いを洗剤でアカギレになった手で血だらけで=いずれ皮が慣れちゃう時もあるけれどね=夜中まで洗う事、仕入れで寒い中長い信号を待たなければならなくて心臓が凍えそうな事、夏は汗だくで作業服が自分の汗で塩を吹くまで真っ白になり、食べても食べても痩せていく事、当然皮膚だって汗もで凄い、決っして良い事ばかりじゃない。早死にする人が多い、喧嘩で店を壊されそうな時、「表でやらんかい」と力づくで追い出す事、食い逃げされた人間を追った事(あれは逆にアブナカッタ)、etc・・・挙げるとキリが無いが、普通の生活では経験出来ない事を肌で経験出来た事は基礎になっている。
料理・調理・経営の3視点から見なければいけない葛藤があるけれど。
その他に店が存在する社会的責任とか。(絶対に店をダシにして過度にモノを売り付けたり、勧誘したりしてはいけない、飲食業全体に対する冒涜だ、どんなに美味かろうと、どんな良い店や良い店主だろうと、飲食業としてそれだけはやってはいけない。)
最近、少しだけ、ホンの少しだけだけれど、1を聞いて7ぐらいは知れるようになったと感じる瞬間が何回かあった。
(前から勘は鋭かった気がしたけれど、どうしてそうなるか?上手く説明がつかなかったり、ロジスティックにゴールまでの経路を説明する事が出来なくて、ゴールだけしか目に浮かばなかった事が色々見てきて変ってきた気がする。)

 飲食の仕事をしていると、時間が無くて(人が遊ぶ時間に働くんだもの。人が働いている時間は、仕入れや仕込みか経理計算や銀行か睡眠を取っている)、勉強も出来ない、とにかく寝ないと身体がもたないんだ。だから物事を知らなくても、僕の事を笑わないで欲しいんだ、常識より毎日の昼夜逆転の人生を必死に生きる事で手いっぱいだったから。

 今、自分のペースで料理を勉強していく。
 勿論、勉強するのは料理だけではない、関わって感動した仕事や業界全てを・・・そうする事で「包括的に」世の中の物事の流れやヒューマン・システムを机上ではなく身をもって解りたいんだ(百聞は一見にしかず)だって1回しかない人生なんだもの、自分がどういう所(どういう惑星や、いつの時代)で生きていたのかしっかりと観ておきたいじゃない?
だからいつもSTRANGER(ストレンジャー=新参者・よそ者)なんだ。
ハンパな事も出来ないので人生3倍速とまでは大口を叩かないけれど、1.5倍速で習得し生きてきた。
少しは料理に対する探究心や感謝の心を説明出来ただろうか?
飲食業界から学ぶ事は多かった。
渡り歩いて流れていた償いに、料理から得た物事を少しでも広める事で、多くの人や料理人が何かの役に立てて欲しいとこのブログ記事を偏見や変なコダワリ無くやっています。
ここにくれば何かある、そんな図書館や本屋さんの様な存在があっても良いのではないかと。(目指すはイギリス料理じゃないけれど、究極の素人料理でありたいとも思っている。そこは譲れない。どこの国の料理とかに固執する気もないんだ。)

 普段、会った時は、相手に一切自分の料理の話はしません。
だって話せば話す程、自分が料理しか出来無いっていう事を身に染みて感じてくる、熱く語れば語る程冷めてくるというか、結構そういう調理人=料理と調理は違うの人、多いんのではないかな?
だから書くだけです。

早く年を取って、「味蕾(みらい=舌とかにある食物の味を感じる器官、人間には約1万個あるとされるが黄色人種はその数が他の人種より多いらしい)」の数が、減って食事を楽しめるようになりたい。
よく料理人が酒の肴に「え?」って素朴ななんとも無い様なコダワリの無いモノを食べ、「料理人の癖に」とか言われますが、それはもう解読をしたくないからなんです、味が解り過ぎちゃって、自分が心が休まる時ぐらい単純なモノで仕事(=飲食)を忘れたい。
だから素朴なモノだけで充分なのです。
(勿論、未知の料理や味に出会った時は酔いを醒ましたり=急に酔いが醒めるんですね、スイッチオンしちゃうというか、身体や色々な事が苦しくてでも身銭を切って食べて、自分の中にストックしていきますが)
食はある一定のルールの中であれば∞(むげんだい)の組み合わせがあるからキリが無くて、それでも因果なモノで身体を壊してでも味を覚え自分の中で解読しモノや糧にしようとする人間の「業」みたいなものがあるので、それを避けたいからと~っても素朴なモノを嗜好(しこう=たしなみ・好む事)するのです。
料理の基本は食材の味を活かし、引き出す事でしょ?

「料理は引き算」という言葉もあるし。

「足るを知れ!!」

稲穂の素揚

2014年11月04日 | 飲食業
一緒に調理師免許を取った同級生(ロボット工学の修士課程を卒業している異色の経歴の持ち主)の店に今年行ってきた。会社のボーナスが出たので貢献しようかなって(自営していたら賞与は払う側だし、昔の店は餅代として小額出れば良い方だ。大抵は無い、毎月同じ額の給与が入ってくる事に慣れてしまうのは何かが麻痺する事だなと最近思った。)10年前に比べて腕を上げたなと思った(そりゃそうか)。

これは稲穂を揚げたもの、同級生によると「半年前から干したりして手作りで準備している」との事だった。店に行ったのが丁度6月だったから、丁度今頃(秋)から準備しているんだろうな。
料理の添え物に付けられるんだが、油で揚げるとパッと花が咲いた様に白い米が膨らむ、なんていうかポップコーンの米.Verといったところか。
これが食べられると言うので食べてみると、ホックリして、あたたかな味だった。
他の料理も含め、こういう方向の味に進んでいくんだなって見えた。
お父さんの味とも違っていて良いと思う。
(お父さんのはお父さんので感動的な味なのだけれど)
比較されない味の方向性だから、あえてそうしているのかな?とも感じ取れた。
話していても、やっぱコイツアタマ良い、と思った。
理数系だから、感性を必要とする料理は切り替えるのが大変だったろうなって。