今日の料理(こだわりがないのがこだわり)

フードリテラシーに沿いつつも、なるべく夢のある料理や飲食をジャンル・国境・時代・時間をボーダレスに越えて書いています。

ローストビーフ

2010年01月31日 | 今日の料理
ロースト・ビーフを作ったんだ。
元々イギリス料理に憧れて、料理を始めたって前書いたけれど、前々から一度で良いからロースト・ビーフを自分ちのオーブンで作ってみたかった、そしてパーティとかでの薄っいのじゃなくて、分厚いのを食べてみたかったんだ。
昔店をやっていた頃一度、作ろうとしたんだけれど
BSEの時期だったし、毎日肉を焼いていたので、食事の時は生モノしか見たくなかった。その頃からレアな肉・生肉が、正直に言うと実は好きで、ユッケとかにも憧れがあったんだよね。そのレア肉で更にイギリス料理であるローストビーフに僕が憧れを抱かない訳がない、生肉があると必ず僕は、惹かれて(自分の中では勝負だったのかもしれない)、結構ロースト・ビーフを食べてきた。スーパーの半額があったりすると必ず買ってしまう。

別に僕は高級志向ではないので(寧ろイギリス料理ってその質素さ=朴訥さをゴージャスにしてしまうとこが良いんじゃん?)、だからサシなんか全然入っていない安い肉を使った、確かローストビーフ用の肉はあまり脂が無いものを使うべきだったし。

今回は練習用というのもあって(自分ちのオーブンの力を見る用)として作ったからそんな本格的にしなかったけれど(野菜も練習用にしたら高くつくし)、
鉄板に残った煮汁とお焦げの塊をこそいで、グレイビーソースも作ってみたんだ。
本当はマッシュポテトも付ければ良かったなと思う。付け合わせの緑のものがなかったので、ホンの少しパセリの代わりにドライオレガノを浮かべて、序でに牛肉臭さも消した。「ホース・ラディッシュ」の代わりにもなった。
グレービーソースも作ってみたら以外に簡単で、凄まじく素材の味って美味いんだなって解った。

皿に盛り付けてある2枚のうち、1枚は「エンド・カット」と呼ばれる部位で、
1つの肉の塊から2枚しかとれない、側面の部分で、弱冠ウエルダン風だが、カリっとして、香辛料の風味が強くて、レストランでは別メニューとして頼まなければならない珍重される部位だ。

作ったのは丁度日曜の午後で、余ったら翌日ドレッシングでマリネにして、生野菜の上に乗せて、翌日の惣菜として食すというイギリス人の様な事をした。真似をしたわけではなくて、そうなったのだけれど、理にかなうと思った。

大体うちのオーブンの癖と時間の目安は解った。
僕もあちこちで食べてきたけれど、そんじょそこらのよりは美味しかったと思う。
更に極めていこう。
自分にとって、料理も人間も素朴さ・朴訥さをテーマにしている、ソースや力ずくで素材の味を変えるよりも、素材の味と人柄を大切にしたいな。


ケーキの概要

2010年01月30日 | スイーツ
最近、半年ぶりにケーキを作ったんだ。

お店にいた時から、お客様や親友の誕生日に作っていたのだけれど、
今回は、仕事から帰ってきて失敗しないように頑張ってみたんだ。

今回のケーキはアーモンド・スライスとクルミのデコレーションにしてみた。
アーモンド・スライスやクルミなどのナッツをミルク・クリームに浸して食べる
イメージにしたかったから、生クリームを植物性ではなく、キチンと動物性の100%にしてみたんだ。(用途によって使い分けてよいと思う)
本物だけを食べさせたかったし。

こういうナッツ類をトッピングする時は、生クリームを塗り易い7~8分立てよりも、硬めの10分立ての方がナッツ類の味に負けなくて、バランス良く(一体感)のある味に全体が仕上がると思ったから、多少塗り辛かったけれど10分立てのクリームに泡立てた。

上を、「野味」溢れる濃い味のナッツ類にしたので、中央をやはり山を連想させる桃にしてイメージを強めてみたんだ。本来桃やバナナなどの果物は、レモンを塗ったり、シロップで煮ないと色が黒く変わってしまうが、俺は男だし瑞々しい果物を煮た甘っ~たるい味は嫌いなのと、桃の風味をイメージとしてどうしても出したかったから、例え色が変わろうとも、きっと多分、クリームで挟んで空気を遮断してしまえば、色が変わる事を防げるかなって考えてみたんだ。
良かった~、変わっていなかった。

スライス・アーモンドもクリームの湿り気で、シットリ柔らかくなっていたし(あまりにパリパリ硬くて、口の中に刺さりそうなのは嫌じゃない?商品チックで優しさが足りない気がするって感じだ。)、まあまあかなって感じた。かなり作る過程で勉強になったよ。

最初クリームが溶けない様にクーラーをガンガンに効かした部屋で、スライス・アーモンドを軍隊の様に縦に並べていて、途中で、いや、違う、多分円にしないと切り分けた時、アーモンドが割れて粉々になるだけだなと、又、引っこ抜いて、円く円にしていった。
男だからケーキは見ないし買わないから、良く判らないけれど、結果多分円にして良かったと思う。

あと、本物の生クリーム100%の味が最初判らなくて、マーガリンじゃないけれど、安さにかまけて自身が本物の味から遠のいている怖さを感じた。
砂糖を入れた時、普段1~2回でピタリと決まるのに決まらず迷いに迷った。
ただ久しぶりに作ったので、随分戸惑った。
本来手作りのシロップを焼き上がったスポンジに塗る事でスポンジをよりシットリさせるのだが、それを忘れてしまった。仕事から帰ってきて限界だったんだ。
でも、それをしていたら、あと1.5~2倍は美味かったハズだ。

あと、アーモンドを並べている時、段々プロ意識みたいなのが出てきて、自分が料理人に向かっているなあと感じた。

ただ、味や見た目の為に人生の時間をかけまくっている様ではまだまだ、味やサービスの為に人を傷付けてしまう事から、まだ抜けていないなと感じた。
大切なのや主人公は、味だけではなく、食べてくださる人と苦楽を共にしてくれる人達だと思っている。どちらが大切という事はない。
人は一人じゃ何も出来ないのだから。

自分、ケーキって(貧乏自慢って訳じゃぁないけれど)、小さい頃からあんまり食べなかったけれど、何処の国でも、ケーキって幸せの象徴の1つだと思う。
食べる人が主役、そこに居て配られる皆が主役になれる食べ物だと思っている。
だから味以外にも、素敵な場を作る気持ちで作っているんだ。

今回、とても久しぶりに作ったから不安だったけど、仕事モードで仕方なく作った時よりも、まあまあ自分の中ではありだったと思う。自分が作る前に頭の中で持っていこうとした味というかカラーを表現出来たのではないか?と思う。
(あのシロップだけが悔やまれるが)
やはり、料理は気持ちだなと思った。


チキン南蛮

2010年01月29日 | 今日の料理
以前、お店でチキン南蛮を作る事になった。
そこでは、チキンカツにタルタルソースをかけチキン南蛮って呼んで出していた。でもそれはチキンカツじゃん?、ネットでもコース料理のメインに「~地鶏のチキン南蛮」って書いている以上、チキンカツでは駄目になってしまう。

「え~みんな美味しいって言ってくれるよ」って内々の人間同士では言うけれど、面と向かって「これ違う」なんて言うかよ?言う奴も失礼極まり無い人間なんだが、「あの店へ行ったら、チキン南蛮がチキンカツだったよ」と見えない声があると思う。広告や自分で仕事を請け負う事をやっていると、見えない声にもの凄く過敏になる。

自分、一人意義を唱えたら
「じゃあ、eos作ってよ」って言われ、「え?!!」と思った。
自分はジャンルが違うしチキン南蛮なんて作った事が無い。ここフライヤーも無いし。

作れば作れるが、商品として納得させ、毎回コンスタントに同じもので、誰が作っても同じレシピにもっていくには、急な付け焼刃で出来るものじゃない。
でも間違いがあるのでは客足の伸びに限界がある「解った、自分が作るよ」言ってしまった。
但し5日後という時間を少しもらった。

店の営業と片付けが終わった後、看板などの施工工事をし、帰宅してから、ネットでチキン南蛮のレシピを50個くらい集めた。

昔、宮崎~鹿児島、地鶏と焼酎の旅をした時に、チキン南蛮発祥の店「おぐら」へ行って、本物を食べて、あれに近付くイメージのレシピを探しまくって、まとめていった。
作る前日、帰宅してから、50個の中からまとめた自分のレシピを家で眺めながら、胃の中が引き千切れそうで、昏倒したかった。
プロとして失敗は絶対に許されないのは勿論のこと、一撃で全員を納得させてメニューを一新させる味に仕上げられるのか?それでいてレシピとして誰が作っても同じ作り方を出来るのか?

麻布の方も含め同業達が見ている、たった1回の料理で、自分の積み上げてきたものが変わってしまう。
結局、一撃で食べて皆が「これでいこう」って言ってくださった。
自分も多分大丈夫だと思った。

その時はタレに水1滴まで(本当に1滴で変わるんだ)、こだわってしまったので、忙しい中、他人にはマネ出来ないなと思ったので、店で出すのは、簡易なやり方の配合量を教えておいた。
後から誰が来ても出来る様にしておく、それが本当の仕事だ、それはどの業種でも変らない仕事の基本だ。
ベースを教えれば後は自身の手で改良していくだろうと思った。
それが、その料理人(調理人?)の味になっていく。
料理と調理の仕事は違う。

無事に成功して良かったし、自分にも良い勉強になった。自分のレシピが1つ増えたのも良かった。
たまには、チキン南蛮作ってみようかな。

料理と調理は違う。その2

2010年01月28日 | 飲食業
自分は「食物」を楽しめない。

色々な店で料理や調理をさせて頂いたからなんだが。
俺は、味を覚える時、色で覚える事にしている。自分の中に色の付いたバロメーターがあって、口に入れたものは「バロメーターのこの色に近い」という型で覚えると一度口にしたモノは忘れない。(勿論、年と共にその能力は衰えるだろう)

ただ音楽の絶対音感じゃないけれどこの10数年間食事を楽しんだ事が1~2回くらいしか無いんだ。
口に入れた瞬間に意識していなくても舌の上で分解するから、レシピや厨房の人の動き回る姿、皿洗いの人(その人の洗剤で荒れた手)、レシピ通りに作らねばと怖がっている味、自信のある味、迷っている味、優しい味、それら全てを一度に感じてしまう。
まるで俺も一緒に厨房に立っている様に。

同じものを再現出来たら勝ちで出来なかったら負け、常に毎食毎食が勝負だった。
多分、自分ちの店で牛モツ煮込みを小鍋にかける時、煮詰ると濃くなるので、初めに蒸発する事を想定した水分を1回1回足すのだが、例えお腹が痛くても、風邪をひいて味覚が鈍っていても瞬時に自分の体調を差し引いて計算し+1とか+2とか水分を足すという10年の作業で鍛えられたのだと思う。

タレの調合など水1滴で味って大きく外見が変わるんだ。
なんでも1滴が大事。

本物を知りたくて、パリを旅していた時(金無かったけれど)、きっと国によって味覚のポイントが違うんだな?って痛感した。
だから人によってもそれぞれ味覚のポイントが違うというのも日本に帰ってきてから心に叩き付けた。
オーダーするのを見ていると、この人の味覚のポイントはここだなっていうのが解る気がする。

いつも出された料理に美味い不味い意外に何か感じますか?

男って

2010年01月27日 | 飲食業
少し前、飲食時代の人間に「店で働かないか?」と誘われた。
(この6年間で6回目だ。)
自分は(そら、又来た来た)と思って笑って呑んでいるだけ。
「いいかげん、いつになったら俺とやんだよ~っ!!」
「バッカ。大好きな奴を『社長!!』なんて呼べるか」笑

そこは、少しこの業界をかじった人がカウンターから中を覗けば、とても美味しい話であっても、絶対に手を出してはいけないことを解っていた。
(勿論出来る人は身体がもっているから、やりたい人は別にやればいい。)
もしもの時その店や彼との縁はこじれるし。

それでも彼は「リップサービス」もあったのかもしれないけれど「俺は、eosみたいにスイッチが入った時のアノ集中力やパワーは、俺には出来ないもん、もうこの辺りで有名だぜ、eosを知らない人居ないもん」ただ単に料理をすると鬼になってしまうだけなのに、でも俺は彼のこの言葉だけで充分だった。この7年間、職業は違えどこの男を目指してきて、この男に死んでも負けたく無くて、この男に誉められて認められたのは嬉しかったなあ。

「ヤッパリ雇わなくてよかった」なんて1秒でも絶対に思われたくない。

絶対に負けたくない。
知り合いの同業の近くで働くのは、常に見られているから結構リスキーで凄いプレッシャーなのです。

彼と徹夜で呑み明かした朝方、一緒にラーメンを食べている時、自分がお客様達に一切一言も何も言わず店を出た話になった 「お店に気を使ったんだね」、彼は自分に気を使ってくれた。

自分は嬉しかったな。
なんだか最後まで別れ難くて、アイツんちの前まで行って、
「うちでTVゲームしてかない?」って言われて、結構その手で何人も従業員に入っているから、
「いや、やめととくよ。」と言って別れた。
ちょっと寂しそうな目したけれど(誘うなよ、俺も胸が痛む)、自分はこの男と別の道を行くんだ。

カレーうどん

2010年01月26日 | 素材
強力粉&薄麦粉で饂飩(うどん、又は「うんとん」と読む。)を打って、
パスタマシ-ンを使い「かれーうどん」にした。
普段「かれーうどん」はあまり食べないのだけれど、やはり打ち立ては粉の味が「立って」、美味かった~。

あぁ~、又、こだわってしまった~。よくない・よくない。

カレー焼きおにぎり

2010年01月25日 | グルメ
カレーが余ってしまい、3日目の朝だし、何にしようかと考えた。
そうだ、こうしてみようと、ボールにご飯を入れて、混ぜてみた。
で、結んでみようと思って、握ってみる。これだけでも、結構食べられるのだが、

これを焼いてみようと思った。周りがカリッとして、中が優しくて、ちょっとコンビニとかのカレーおにぎりには無い食感になるのではないかと、
ここまで最初から一気に閃いた。(まあ、そんな閃いたとか大仰なものではないけれど)
握るところまでは良かったのだけれど、

最後、網で焼いたら、焦って網に油を塗らなかったせいか、ご飯がくっついて、軽く崩壊してしまったのがあった。焦らずにオーブンで焼けば良かったかなと少し後悔している。
チーズを入れたり、最後に乗せても良かったかなと思ったが、味と食感は、閃いた時に想像したものと同じだった。
この想像がにズレがあると、あ、腕が鈍ってきたなとか、味覚が少しズレたなとか自分の中の基準を修正したりしている。

そういえば、前、「dancyu」だか何かの雑誌に、30分焼いた焼きおにぎりが載っていて、俺当時焼き鳥屋をしていたから、網を焼き台に乗せて、40分、弱火で焼いてみた。(自分ちだから許される事だ、外でやったら殴られる。)当時畳み半畳のスペースで7つの熱源に囲まれていたので、洒落にならないくらい汗が出たけれど、当時の僕の学生時代の先輩に食べさせてみたら、一生忘れない味になってくれたらしく、何年か経っても「アレを作ってくれ」と言われるモノになった。
特別の事はしていない、根性と、常に焦げないように火の加減を見ること、返す絶妙なギリギリのタイミングを何度も繰り返す、醤油を塗るタイミングを、40分のギリギリの所で計る事だった。元々30分くらい焼いてギリギリで焦げる手前の所に醤油を塗って、焦げが一気に進まないわけないし、醤油の湿気でパリっとした感じが一瞬失われるのを戻す時間を考えなければならなかった。

随分、エゴをしてきたと思う。勿論、別の熱源や、空いているスペースで調理の仕事はしていたけれど、その為のガス代って、お客様に供するスピードも、20歳そこそこのモノを知らない僕は考えていなかった。

だから、今はこだわらない、こだわりの為に何かを傷付けるのは捨てたんだ。
(だって、ただでさえ、こだわってしまうのだから。)

飲食に入る時に板前の人に言われたんだ「この仕事は、どこで妥協出来るかだよ。」その言葉がもう10数年経つけれど、今も俺の頭の中に残っている。

この話を表に出すと、その人の声や、情景、背景が鮮明に瞼の奥に思い出される。
そこから出た答えが「料理と調理は違う」という事だった。
それが解らない、夢や理想だけ追ってしまう様なオーナーの下では仕事をしない事にしている。
オーナーって社員の家族の生活も視野に入れて物事を進めていかねばならないんだ、人は使い捨てではない、(でもそこまで思っても経営者は孤独だ。)

トップって、現実の為に、自分がしたい事が1番出来ないポジションなのかもしれないと僕は飲食で学んだ。
熱くなってしまった、
料理の話、普段、人対人の時は、絶対話さない様にしている。
こだわりを捨てれた時、本当にライフワークとして続けられる料理(調理)人になれるのではないか?と考えている。
その時は、味の為に人に迷惑をかけない人間になるんだ。
また料理の為に熱くなってしまった。

ナン

2010年01月24日 | 素材
ナンを作ったんだ。
家にある「自分で作る究極のカレー」なる本を見ながら、いつか自分自身の手で作って、食べたい時に食べたいんだよーってずっと思っていて、ナンの作り方のページをフムフム読みながら、ネットとも照合して作った。

材料は、

・強力粉150g:薄力粉50g 
・牛乳30ml
・油、塩、砂糖(各小1)
・卵
・無糖ヨーグルト大サジ1,5
・ベーキングパウダー2g(2gって・・・)
  
ブログなのでシンプルに書いておくと、これら全てを、窪みを作ってガチャガチャ混ぜて、こねてから2時間放置しておいて、薄く伸ばし、フライパンに油を引かずに、優しい火で焼くだけ。
色々なレシピがあって、ドライ・イースト入れたり、オーブンを使ったりなど(オーブンで焼いたらパンっぽくなっちゃったけれど)、色々とある。

カレーの方は、材料も無かったし、作れば作れけれど、別にカレーで1番になりたいとは思わないから、(以前、バングラ人のレストランで働いている時に、マカナイでカレーが多く、やはりスパイスや香辛料の使い方は向こうの人には敵わないなと感じたから)今回レトルトを使った。

100円×2種類で、一方はキーマカレーなのだ。
その代わりさ、ハーブ入りのフレッシュチーズを作って添えてみたよ。
岩塩と胡椒と乾燥オレガノが余っていたから入れてみたんだが(入れ過ぎた)、
次回はフレッシュバジルを入れてみよう!!

濾過する布巾が無かったからコーヒーのペーパードリップを使ったら上手くいった。
これで、もう食べたい時に繁華街まで出て1000円近く出さなくても済むんだ。


ベトナムコーヒー

2010年01月23日 | 飲み物
2007年にコロンビアを抜いて世界第2位のコーヒー生産国になったベトナム、写真は専用のアルミフィルターで抽出している時の様子だ。

現地ではカップの方に、コンデンスミルクを入れておいて、垂れてきたコーヒー液と混ざった想像を絶する甘い液体を飲むのがトラディショナルな呑み方だ。
このアルミのフィルター、すでに日本で持っていたので現地では買わなかったけれど、市場とかその周辺で大きいカップ用とか様々なサイズが売られている。
(穴の大きさとか、よく見ないと危険らしい。)

最近はコーヒーを、フィルターではなく紙で入れるようにしていた。
本当に忙しい時は、ネ○カフェとかブレ○ディーの1○7番とかで充分なんだが、最近までBook Cafeに居たので、そうもいかず、少しはコーヒーの本を読んだり、友達に文句を言われながら研究をした。

因みに、使っているコーヒーの粉は昔、賞味期限切れの商品を大量に貰っていたので(縁で、昔ベトナムを広めていた時期があって)それを使って練習をしている。
勿論コンデンスミルクは入れない。
亜熱帯のベトナムでは、ミルクが高価で保存し難いので、コンデンスミルクを入れる文化になったらしい。

フランスの統治下だったからか、街中にカフェがあって、ホーチミンの様な熱帯気候の所だと、旅人にとってカフェは失った体力を回復出来る
から助かる。氷を入れたビールもあるし。(氷って大丈夫なのか?俺は絶対に拒否したけれど。)

それと、フランスパンが多分本国フランスよりも美味しいと感じた。
自分は、パン辞典とか持っていて、都内食べ歩きもしたんだけれど、
ベトナムのフランスパンのレベルはどの店へ行ってもレベルが高い。

揚げたフランスパンを、鳥系(向こうは「地鶏」ばかり)の味のお粥に浮かべたりもするが、大きいクルトンみたいで凄く美味い。
色々な意味で行って良かった。

ベトナム人の事ではなくて、今まで関わってきた人の事から、勉強とかじゃない教育の大切さを学んだ気がしたな。ベトナム人は活字好きなんだ、新聞や広告はプロパガンダ・チックだけれどカラー2色刷りだったりして中々面白い。
毎回色々と思い出しながら飲む度に思う

カッテージピザ

2010年01月22日 | グルメ
以前作ったカッテージをパスタにしようかティラミスにしようか?いろいろ迷いましたが、なんだか無性にピザが食べたかったからもの凄く久しぶりにピザを作りました。
因みに、今回の生地を強力粉で作りました。
やはり強力粉は凄いモチモチしていてコシがあります。

ピザと超ヘルシーなカッテージチーズの組み合わせは、自分には凄く合わなかったけれど生地だけでも本当に美味しくて、ツマミになってあとを引くというか、よく咀嚼するし、ゆっくりと沢山食べる事が出来ました!!

強力粉は使えるヤツです。

カッテージチーズ

2010年01月21日 | 素材
牛乳にお酢を混ぜてカッテージチーズを作ってみました。
明治○業のHPなどを見て色々調べて作ったのですが、
本当に出来るか?疑問に思いながらもモノ凄く簡単に出来ました。

味は~水分(「ホエー」というカルシウム豊富な水分)が完全に抜け切らないコクのあるうちは「確かにチーズだな」という感じでした。この「ホエー」を思いっきり抜くと、インド辺りの「パニール」と言われるチーズになるそうです。(カレーに合うらしい!!)

因みにこの水分を抜く時に出た「ホエー」は、ヒトの母乳に成分が近いらしく、保湿効果がある為、ヒトの肌が滑々になると言われている。昨今有名な「ホエー豚」にも、この「ホエー」が餌と一緒に与えられていて、豚の健康が促進されると共に、肉質の臭みを消してまろやかにしてくれるそうです。パルマ産の生ハムもホエーを与えられた豚だけからしか作ってはならないという法律もあるし有名なイベリコ豚とも脂質が似ているとのことです。

上に書いた様に保湿効果が上がるから燻製や焼いたりした時にしっとりとするそうです。

今回作ったチーズは、初めてだったので、基本の味を知る為に「シンプル」に何も入れないスタイルにしたが、塩と香草や黒胡椒を混ぜれば結構リッチな味になるし、香草の殺菌効果で日持ちも良くなるのではないか?と後日思って作ってみました。写真はその香草入りチーズ。


うどん

2010年01月20日 | 素材
最近白いご飯があまり好きではなくなった。(気がする。)
そんなに、ツブツブしたの沢山食べなくても良いのかな~って。「メインより主張し過ぎる」という意味が解る気がした。
食べない日は無いのだけれどね。

今回、急にうどん(以下=「饂飩」)が食べたくなって強力粉で作ってみた。
饂飩って本当は薄力粉や中力粉を使って、一晩寝かせるんだけれど、
今すぐ食べないと死んじゃうっ!!て感じだったので、すぐコシが出る強力粉にした。
こういう時、パスタマシーンが1台あると結構便利だ。
マシーンの裁断寸法が選べない安物タイプなので、「タリアッテレ」みたいになったけれどやはり打ちたての感じがたまらなく美味しい。
茹でる時も、昔から「饂飩を茹でる時は梅干を入れよ」という古の方々の言葉がある様に、饂飩は「弱アルカリ性の微酸性で茹でる」と麺の溶け出しが少ない。これは「茹汁」が通る水道管の粉詰まりも少なくする環境対策なんだ。まあ梅干を入れなくても現代では有機酸(お酢)をほんの少し入れるだけでアルカリ性になるからそれで良いらしい。(因みに、「カンスイ」を含んだラーメンの麺を茹でた後の湯で、饂飩を茹でると「カンスイ」でアルカリ度が上昇して饂飩がボロボロになる。)

強力粉だけだと他のキッシュやピザなどの粉モノと比べ「小麦の香り」がもの足りない気がするので今回は薄力粉を少し混ぜてみると、ドンピシャっ小麦の風味も麺の中に味わえた。

因みに、今回の「加水率」は35%と饂飩にしては低い方なのかな?(加水率=粉に対しての水の量のことで、加水率が高いと麺がツル×2・シコ×2しているが伸びやすく、これが低いとスープをよく吸って伸びづらい)

フズィッリ

2010年01月19日 | 素材
家にショートパスタのフズィッリがあったので、腹が減っていて、ヤバイ飢える!と思ったので、カルボナーラ風にしてみた。
このショートパスタの溝の間にソースがよく絡むだろうと、卵にバターとパスタのゆで汁で乳化させてソースにしてみて食べた。
小麦粉というのは凄いな。って改めて痛感させられた。

オニオングラタンスープ

2010年01月18日 | 今日の料理
最近、図書館のリサイクル本のコーナーで、様々なレストランの食事に関するコラムや記事が載った雑誌をもらってきた。

パラパラ見ていると、何やらチーズの溶けた熱々の写真が目に飛び込んできた。
なんだこれ?ってよく見ると、この記事のお題はオニオングラタンスープと書いてあって、俺、そんなにオニオンとか好きじゃねーなと、今まで食べず嫌いだったのだが、その記事を読んでいくうちに、その料理に対する書いた人の思い出や、思い入れが伝わってきて、お~、もしかしたら、美味しいものなのかも?と、記事の中から、ここのお店のこの部分をこだわったという所だけを抜粋して、作ってみた。
たまたま、前作った鶏と野菜のブロードが残っていたので、ブイヨンの代わりにしてみた。美味しかったな~。
野菜にもダシってあるんだけれど、タマネギだけの甘味ってこんなにあるの?って感じで、驚愕だった。
ちょっと人にも飲ませてみたんだけれど、とても驚いていた。
人に飲ませて、どうだ?凄いだろ?と自己満足している様じゃ、俺はまだまだだなぁ~と反省をした。

手打ちパスタ

2010年01月17日 | 素材
最近どうしても、どうしても、手打ちの生パスタが食べたくなって作った。
トマトも、何も無かったので、外は大雨だったし、買いに行くのもなんだから、
ツナ缶とオリーブオイルとオレガノとパスタの茹で汁でソースを作り、生ハムがあったので散らしてなんちゃってパスタを作って食した。この組み合わせの自由感がたまらなくいい。
生パスタはあのモチモチ感がたまらないんだよね~。
頭の中で、こういうの食べたかったんだよね~という男が好きな感じの料理になったと思う。