先日、種子島のコンビニで、種子島名物「黒糖げたんは」というものを見付けた。
なんじゃ、こりゃ?と変ったネーミングに引かれ、手に取ってみたが、揚げパン?お麩?イマイチなんなのかハッキリとしない、なんとなくは解るんだが・・・
そう思って、とりあえず安かったし、島に長く滞在するので、おやつに、そして保存食に買っておこうと1袋買ってみた。
食べてみると、そんなに黒糖が強過ぎることもなく、なんて優しい味なのだろうと驚かされた。
(種子島の黒糖自体がそんなに強くない優しい味なのかな?)
これがまた食べていて楽しい。周囲を海に囲まれ湿気の多い島なのに、ふやける事も無く、フワッ・サクッとした歯応えで、不思議といくつでも入りそうな勢いで食べられるお菓子だった。
今は、色々なお菓子が色んなメーカーさんから出ているけれど、島の子供達はこの伝統的な「黒糖げたんは」というお菓子をオヤツにして育っていて、伝えていくお菓子があるのだなと思うと、羨ましかった。
黒糖げたんは、素朴だけれど、飽きのこない、凄い底力を持ったお菓子だった。