エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

直ぐ溶ける都内の雪・・・六義園散策

2011年02月16日 | 日記
昨日は、雪かきから一日が始まったと言うのに、昼過ぎには雪で歩きにくい状況は解消されてしまった。
朝から、六義園の雪景色を観に行ったけれど足元はぬかるんで雪が溶けているのであった。



藁で包まれているのは何だろうか。
雪吊りで支えられているのは松である。



回遊式築山泉水庭園である。
人が踏みしめない場所だけが、白く雪が残っている風情である。



足元はぬかるみである。
優しさが伺われるのだけれど、茣蓙を敷いてくれてあるのだ。



青空が池の面に映り込み清冽な大気に包まれている。
誠に結構である。

六義園は吉保の文学的造詣の深さを反映した繊細で温和な日本庭園である。
庭園の名称は、中国の古い漢詩集である「毛詩」の「詩の六義」、すなわち風・賦・比・興・雅・頌という分類法を、紀貫之が転用した和歌の「六体」に由来するのである。



中の島への懸け橋は、清楚にして堅牢な結構である。



雪は、しんしんと降ったと知れる。
枝の下部分の土に雪は積っていないからそれと知れるのである。



邸内の木戸の向こうが白くコントラストが見事である。



邸内の茶店の横で梅が綻んでいた。



出入り口にあった雪だるま。
誰かしゃれっ気のある職員の手によるものであろう。

ベビーカーで訪れた若い母親が、記念写真を撮っていた。

明治時代に入り、岩崎弥太郎氏(三菱創設者)の所有となり、昭和13年に東京市に寄付され一般公開されたのである。







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                     荒野人