エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

冬の夕焼

2016年11月03日 | ポエム
冬夕焼、である。
冬の夕焼は、瞬くうちに消えてゆく。
儚くも美しい刹那、である。



俳句に詠み込む場合、冬の夕焼でも良いし、冬夕焼でも良い。
いずれにしても、儚さが句に表れていれば良しとしたいのである。







「冬夕焼静まりかえる運動場」







夏の夕焼は、荘厳である。
春の夕焼は、仄かである。
秋の夕焼は、より赤いのである。



冬の夕焼は、儚さの極みである。
どちらにせよ、空に雲が遊弋すればするほど夕焼は見事になるのである。



     荒 野人