エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

秋の空

2017年09月27日 | ポエム
残暑が・・・。
昨日で終わり、でしょうか。
昨日が残暑と云っても、湿度が低いのであろう爽やかである。

従って、夕焼雲が綺麗である。
そのグラデーションは、心惹かれるものがある。

とはいえ、昼の空は優れて美しい。



平仮名のような、と詠んだ句友が居る。
ぼくの尊敬する俳人である。

秋の雲を平仮名で書いたようだと見破った視座、それが見事である。



秋らしい、ススキを映じてみた。
花芒である。







「嫋やかな視線の先の秋の空」







そよぐ姿に、しなやかさを感じるのである。
嫋やかさ、かもしれない。

けっして豊満ではない、むしろかそけき繊細さである。



        荒 野人