ワイン関係の映画がときどき劇場で見られますが、どちらかというとドキュメント的なものが多く、映画作品として楽しめるものが少ないような気がしていたのですが、この映画は、単純に映画として楽しめました。
邦題は「ブルゴーニュで会いましょう」原作では「プルミエ・クリュ」という題名です。
話は、ブルゴーニュでワイナリーを営む家族の話です。ワイナリーのオーナーが、離婚を機にワイン造りへの情熱を失くしたことにより、ワインの質が落ち、倒産の危機を迎えます。
そのオーナーである父親との確執で、家を飛び出していた息子が、その危機を知り、ワイナリーを復活させようとするものなのですが、ブルゴーニュ地方のブドウ畑の映像がとても美しく撮影されています。
個人的には、ワイン醸造で今少し流行りになってきている「甕造り」が出てきたりして、映画監督がよく調べていると感心しました。(H.M)