今年になってようやく気兼ねなくつくり手訪問ができるようになりました。前回の三笑楽酒造さんに続いて、今回は榎酒造さん訪問のご報告です。
榎酒造さんは広島県呉市の瀬戸内海に浮かぶ倉橋島・音戸の瀬戸(おんどのせと)にあります。販売しているお酒の銘柄は「華鳩(はなはと)」。人気のイベント「ハナハト蔵開き」が4年ぶりに通常開催されると聞いて駆けつけました。
蔵開きとは、普段は一般の方々が入れない酒蔵を一般に開放して、飲食を楽しんでいただくイベントです。入場料を払ってお酒を痛飲できるというような企画が多い中で、榎酒造さんは入場無料、そしてあくまでも利き酒(試飲)です。なので泥酔している人は一人もいません。とても気持ちの良い空間に穏やかな時間が流れているところが好きです。
大型連休のうちの5日間開催の中で、比較的空いている平日に行きましたが、それでもご覧の盛況ぶりでした。
毎回約40種類以上の利き酒ができます。これだけの種類を飲み比べれば、それぞれの特徴を掴むことができます。
こちらは華鳩ならではの「貴醸酒」コーナー。水の代わりに酒を投入するデザートワインのように甘美なお酒です。バックに飾ってあるのは数々の受賞歴です。
恒例の「音戸の舟唄」も聞かせていただきました。
保存会の皆様はこの唄を携えて全国のコンクールや大会に出かけるそうです。目の前で聴かせていただいたので、迫力満点でした。
その榎酒造さんから「華鳩 夏の特別純米 -スイカラベル-」が発売されます。
アルコール度数13度台の原酒で仕上がるように仕込んだ夏向きの軽やかな特別純米酒です。キレが良くスイスイ飲めますが、しっかりとした旨味や甘味があり、けっして薄く感じることはありません。結露したグリーン瓶と赤いラベルで夏を感じられる粋なデザインです。
ついでに「G7広島サミット」を控えた「広島平和記念公園」にも立ち寄りました。
原爆ドームも世界遺産です。
世界平和のため、大きな成果を期待しています。(O.K.)