ついに12月、師走になりました!今年は暖冬で寒さもまだそれほどではありませんが、スーパーに行くと昨年は高かった白菜や白ネギが安く、そうなるとやはりお鍋を楽しみたくなります。
ここ数年、冬になると「トレンド鍋」といって流行りの鍋料理が話題になりますが、昨年は「フルーツ鍋」がトレンドのひとつでした。パイナップルやりんごが入った鍋がある中、一番ハードルの低そうな、ほぼ野菜寄りの「アボカド&レモン鍋」にトライしましたが、ごま豆乳ベースのスープにアボカドのコクとレモンの香りやさっぱり感が合って、意外とおいしかったです
インスタ映え・・・にはほど遠い仕上がりですが、日本のお鍋にはない彩ですね
今年も様々なトレンド鍋が生まれるのでしょうが、トレンドに関係なく弊社で毎年人気なのは「八甲鴨鍋」です。青森で飼育されたフランスのバルバリー種の鴨肉を使用しています。そのお肉が美味しいのはもちろんですが、この鍋専用に開発された「鴨つくね」と「鴨鍋用スープ」がとてもおいしいので、今年はこの鍋で白菜を思う存分楽しみたい!個人的にはささがきゴボウや舞茸もよくあうと思います。
ところで鴨肉には何があうと思いますか?“鴨がねぎをしょってくる”というくらいですから、ねぎはもちろんなのですが、洋食だとオレンジやベリーなどの果物のソースがよくある組み合わせです。フルーツ鍋の話をしたからといってさすがにオレンジはいれませんが(笑) 実は山椒がぴったりなのです。
山椒はミカン科サンショウ属に分類される、柑橘類の仲間です。弊社で扱う山椒は、和歌山の有田川に沿った山間地にあるかんじゃ山椒園さんのもの。ここは古くから山椒栽培が行われ、大粒の実がぶどうの房のような形でたくさんできる“ぶどう山椒”原産地です。果皮が厚く、実が大きいことから、香辛料や漢方薬の業者から高い評価を受け、最近では海外のコックやパティシエからも注目されています。
その山椒を、手軽に使うなら粉山椒、新鮮に楽しみたいときはミルセットで挽き立てを、鴨肉にはおろし山椒をのせたりと様々なタイプをお楽しみいただけます。私はもはや薬味としてではなく、材料の一つとして、鍋のスープに直接粉山椒をたっぷりいれるのにはまっています。山椒の爽やかで鮮烈な風味が鴨肉のコクとちょうどバランスがよく、スープをのみ始めたら止まらなくなる美味しさですので、しめの雑炊を作る分は残しておくように気をつけてくださいね。(K.N)
つい先日まで町中どこを見てもハロウィーン一色だと思っていたら、11月になった途端、一転して今度はクリスマス一色ですね。
そんなハロウィーンとクリスマスに挟まれて今年もボージョレ・ヌーヴォーが解禁されました。
私が毎年楽しみにしているラフォレさん家のヌーヴォーの個人的な感想ですが、一昨年は良い意味でヌーヴォーらしくない果実味溢れた味わいで、昨年がとってもヌーヴォーらしい爽やかな味わいでした。
さて今年は…!?
「これがヌーヴォーか…?」が第一声でした。
ヌーヴォーとは思えないコクと深みのある味わいにビックリです。
毎年、解禁日に1本飲んで、もう1本はいつ飲もうか迷うのですが、今年は本当にしばらく経ってから飲みたいと思いました。
ラフォレさん、今年も美味しいヌーヴォーをありがとうございました。
(N.R)
先日、大阪府柏原市のカタシモワイナリーさんのブドウ畑で行われたイベントに行ってきました。フード&クラフトのマルシェがまさにブドウ畑の中で行われるということにとても惹かれました
葉っぱも赤く色付いていたり、頭上にはたわわに実ったブドウたちが
行ったのが遅く、フード(ブドウ畑の中でピクニック)は満喫できませんでしたが、ブドウ畑の中で素敵な弾き語りのライブが聴けました
ぐんぐん坂を上って行ったので、見晴らしも良かったです。
自然の中はやっぱり気持ちがいいなと再認識した時間でした。
そして、もう1つ。
先日、映画「ウスケボーイズ」を観てきました。日本でワイン造りに挑む若者たちの群像劇(実話)。
日本のブドウで造られたワインがフランスワインよりも美味しいはずがないと思い込んでいた彼らが「桔梗ヶ原メルロー」と出会い、このワインを生んだ麻井宇介さんの思想を受け継ぎ、ワイン造りに没頭していく物語です。私自身、モデルのひとり、岡本英史さんの「ボーペイサージュ」のワインを初めて飲んだとき、その美味しさに本当に感動しました。また、原作も、麻井宇介さんの本も読んだので、映画も楽しみにしていました。
映画もとてもよかったです
苦労しながらも妥協せず、ブドウ栽培やワイン造りを行う姿、師から若者への言葉の数々、それぞれの道を歩みながらも同じ志を持つ仲間がいることetc
その1つひとつが心にきました
また、ウスケボーイズのワインも飲みたいな
(I.Y)
ワインの中に、何がどれだけ入っているのかを知ることはとても難しいことです。ラベルには、詳しいことは書かれていないので、消費者は何もわからずに、ワインを飲むことになります。例えば酸化防止に使う亜硫酸塩がどれだけあるかなどは、はっきりと書かれていません。ワインを輸入している者なら、分析表がありますので、〇〇mgということは分かりますが、ほかの成分、例えば残留農薬量となるとお手上げです。実際は、ワイン生産者でさえ、自身のワインにどれだけ残留農薬があるのかはかわっていないのではないでしょうか?しかし、そんなことも将来的には変わるかもしれません。フランスで、もっとワインの中身を透明化しようという動きがあります。
ある報道社が、ボルドー地方の10本のワインの残留成分を独自に調べたところ、残留亜硫酸塩が10mgから202mgまでの差があったと発表しました。また10本の中で、殺虫剤の成分が検出されたものも発表しました。
亜硫酸塩に関しては、フランス国内のラベルには、1リットルあたり亜硫酸塩10mg以上というあいまいな表示しかありません。しかし、それでは目の前のワインに入っているのは、10mgの亜硫酸塩なのか100mgなのかはっきりしないので、それをはっきりさせようというのです。
フランスでも、亜硫酸塩が多いワインは、頭痛の原因になるという結果が出ているようです。将来的には、様々な残留成分がラベルに記載される時がくるかもしれません。(H.M)
今年の結婚記念日にこのワインを開けました。
フランス・ロワール地方、アンジュー&ソミュール地区の1987サヴニエール・クロ・ド・ラ・クーレ・ド・セラン。
とても長い名前のワインです。
1987年は私たちが結婚した年、今年で31年目になります。
特にきりの良い数字ではありませんでしたが、今年の5月にこの地方を訪ねたこともあって飲んでみたくなりました。
美味しそうな外観でしょう。見た目の通り、素晴らしい熟成を感じさせ、
それでいてまだ活き活きとした酸味と果実味も持ち合わせていました。美味しかった!
さすが「永遠に熟成する」と評されたワイン。納得でした。
このワインは元祖自然派といっても過言ではありません。
ヴィオディナミの提唱者「二コラ・ジョリー氏」によるものです。
今では他のインポーターが輸入していますが、遥か以前は弊社が輸入していました。
その時に購入して、長い間保管していたものです。
右の1980年はだいぶ前に開けたものですが、こちらも素晴らしかった。
白ワインなのにこのパワーは驚愕ものでした。こんな常識破りのワインと出会えるから楽しいです。(O.K.)