ローリングス 硬式木製バット BHW4FBIRV
材質:北米産イエローバーチ
長さ:84cm
重量:880g平均(実測922g)
バランス:ミドルヘッドバランス
先端径:63.5mm
芯径:63.5mm
グリップ径:24mm
グリップエンド径:35mm
ノブ径:49mm
以前の記事で紹介したバットです。今度も赤褐色+シルバーというカラーリングのバットです。Rawlings本HPでは先端がくり抜き加工されていて、それこそメイプルG2と一緒の形をしていますが、実際に販売されたのはこの形です。マイナーチャンジされたんでしょうかね。重量も公称値より40g以上重たいです。
軽量かつ反発力のある弾きが魅力のイエローバーチ、日本名キハダカンバでできています。脂気を含む材質で独特のしなりと打感を持ちながら、メイプルライクの弾きを持ちます。
バレルはVELO G系と比べるとちょっと太めに見えます。実際1.5mmほど太いのかもしれません。G2を入手したとき計測しておけばよかった。すでに実打撃をしているので跡が残ってますね。ボールの下をこすりまくってます。
バレルはテーパー部から太くなりきってそのままヘッドまでいくという完全平行型。普通のバットはわずかながらもヘッドに向かって太くなるので、このバットはヘッドで細くなっているかのように錯覚します。
先端はくり抜き加工なしの丸型ヘッド。振り抜き易さを投げ捨てヘッドの重みでボールを飛ばします。それVELOじゃなくてBIG STICKだと思うんですけど。バーチはメイプルと同じく散孔材なので、このバットも板目でボールを打つようになっています。ロゴは柾目に描かれています。
ノブはG2、というかT141の形ですね。小指が引っ掛かる部分が少なく、抜き手全体で握って引っ張り込むようにして振らないとヘッドが走ってくれません。逆に上手く引っ張り込むとインパクト直前から急にヘッドが走り出して、ボールにぶち当たります。「全体的に細身なのに意外なほどパワフルなバット」と言えるでしょう。
バーチのバットは打感がアオダモと似ていると聞いたことありますが、僕はまだアオダモのバットで打ったことないので何とも言えません。ただ軟式はグワパーンと微妙な溜めを含んで弾きますし、硬式は真芯に当たるとパキャーンと折れたような音を発してメイプル顔負けの速い打球が飛びます。強く弾いてるはずなのに打感は軽いです。ノブとハンドルをなるべく細くして軽くし、ヘッドにできる限りの重心を置いてバレルの力で飛ばす。しなりは少ないながらもしっかりと感じられるのが不思議です。いや、しなってるのかな。弾いてるのかな。ちょっと不思議な打感ですね。
耐久力は不明ですが、Rawlings曰く「メイプルとアッシュの中間に位置する材質」とのこと。今まで使ってきたバットを材質別に簡単に説明すると
メイプル:硬く弾く。打感は重い
アッシュ:軽快に弾きながらも力強くしなる
ビーチ:ボールとくっ付く時間の長い力強く重たいしなり
バーチ:硬く弾きながらも軽快な打感
アッシュからしなりを抜いた感じですかね。中途半端、というとかわいそうなくらい僕はこの打感が好きになりました。
ミズノ 軟式複合材バット ビヨンドマックスキング 1CJBR10284
材質:カーボン、グラス、微細セルエラストマー
長さ:84cm
重量:720g平均(実測712g)
バランス:ヘッドバランス
先端径:69mm
芯径:64.5mm
グリップ径:23.5mm
グリップエンド径:29mm
ノブ径:47.5mm
BHW4FBIRVと同じく、地元のスポーツ用品店オオミヤスポーツのサマーセールで70%OFFという破格の値引きで買ってきたバットです。セール品なので本来付属するバットケースは付いてきませんでした。
実は僕は中学生の時に初代ビヨンドマックスを使用していたので、ビヨンドマックスは13年ぶりの再会となるわけです。当時の物より20%以上も飛距離が伸びるって本当ですかね?未だにチームメイトが初代ビヨンドマックスで推定飛距離100mのホームランを打ったことが忘れられない身としては、ビヨンドマックスの進化に驚愕せざるを得ません。
テーパー部からほぼ一直線で太くなる、ヘッドバランスらしいバレルです。ウレタンは13年前の物より硬くなった気がします。コンセプトとして「幅広いユーザーに対応できるKING」とあるので、誰でも飛距離を追及することができるバットといえるでしょう。
先端は切り落としというかほぼ直角。重心は先端よりやや手元寄り、ウレタンとの境にある感じです。
ノブです。一般的な金属バットはグリップエンドが直角になってますが、これは鈍角になっていて小指の収まりが良くて振り抜き易さに寄与しています。確実に振り抜き、力のあるヘッドを走らせるためのノブと言えるでしょう。
打感は軟式アルミニウムのバットよりボールを持っていく感覚が強く、インパクト時にグッと力を込めた分だけ勢いよく打球が飛びます。所持しているバットで軟式が最も飛ぶとされるSPBW-13よりも強く速い打球が飛んでいるので、ビヨンドマックス恐るべしと言うしかありません。あとバッティングセンターで打つなと書いてありますけど、もうすでに打ってしまっています。しかも長岡ドームで最も速い球を打ってしまっています。ポォォォンという打球音と打ち終わった後ウレタン部分がほんのり熱くなるのが「大砲」って感じがして良いですね。
ビヨンドマックスを手に入れた所為か、他の複合素材バットへの物欲が消滅しましたね。ウレタン部分が破れて使えなくなるまで、打って打って打ちまくりますよ!
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