飛行機だい好き パートⅡ

プラモデルと旅行 ハイキング の写真を
基本に不定期に載せたいと思っています。

奈良桜井纏向遺跡 現地説明会

2010-09-19 14:17:31 | 現地説明会
奈良県桜井市にある纏向遺跡で昨年11月に
確認された大型建物跡の南側を調査の結果
大量の桃の種約2000個と祭祀用具と見られる
土器や木製品、竹かごが見つかりました。



今回の発掘は赤で囲んだところで、下の写真の
担当者が立っている土坑からすべて出土しました
黄色の柱が大型建物の南端になります 白い柱が
それを囲む柵の柱跡です







この土坑が柵の線上にあるので、建物群を解体した
後に(柱は全て抜きとって再利用している)掘っている
ので、別な場所に移転する祭に行なわれた祭祀の後
道具類を破壊して投棄されたものと考えられます。









この桃は食べたモノではなく成熟、未成熟を問わず大量に
集められ竹かごに盛って祭祀に使われたあと、埋められた
ものです 桃の一部に果肉が残っているものも少量含まれて
いました。



当時の桃は今と違いもっと小粒でピンポン玉くらいの
大きさだそうです 種の写真一番上左の黒いのが
果肉が残っていたものです この桃の種はもう
発芽しないので古代桃として現代によみがえりませんが
これだけの生産力があったのにも、驚かされます。
コメント (4)
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