飛行機だい好き パートⅡ

プラモデルと旅行 ハイキング の写真を
基本に不定期に載せたいと思っています。

富田林 畑ヶ田遺跡 現地説明会

2011-08-27 17:13:21 | 現地説明会
大阪府富田林市にあります畑ヶ田遺跡で銭貨入った土器の瓶と
掘っ立て柱の建物跡が見つかりました。
近くなので、早速チャリで出かけました。








保育園の建設に先立ち 弥生時代から中世にかけての集落跡がこの近辺
にあったことが発掘でわかっています。今回出土した土器から奈良時代
(8世紀)のものと考えられます。







柱穴の並び方から少なくとも5練の掘立柱建物の存在が想定できます。
建物1,2の柱穴は方形で一辺が約1mあり大きなものといえます
建物の正確な規模は不明ですが、一般集落とは異なる性格を持っていた
可能性も考えられます。














完全な形の土師器のかめの底に五枚の銭貨が、土を取り除くと現れました
錆が付着しており種類を特定できませんが、6時の位置に開ではないかと
思われる文字が認められ、かめの形状も奈良時代のものと見られるので
和銅開珎(わどうかいちん) 神功開宝(じんぐうかいほう)では
ないかと思われます。
土器に銭貨を埋納する事例は平城宮で多く確認されてますが
穴の中に据えられた例としては府下では大変珍しいそうです。
性格については、地鎮具もしくは胞衣壷(えなつぼ)がかんがえられます
胞衣とは人間の胎盤のことで、容器に入れた胞衣を門口や土間に埋め、
人が踏むほどその子供がよく育つとさています。
コメント (7)
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