ウェーバー(1786~1826)作曲の「魔弾の射手」というオペラがあります。
当時は著作権侵害という考え方はなかったので
メロディを借用して再構築した器楽曲は数多くあります。
「魔弾の射手ファンタジー」は
フルートのスーパープレイヤーであったタファネル(1844-1908)が残しました。
加線が多くてぱっと見、五線がどれだかよくわからない
観念して拡大コピーしました。
あーあ。
このスーパープレイヤーの作ったファンタジーの
演奏を試みると100年前のフルートの演奏が
窺い知れるというもの。
「私たちは現代の方が優れていると思っている傾向があるけれど
昔の人たちの演奏は凄かったんですよ」と
30年も前に恩師 増永弘昭先生に言われたことがあります。
確かに。諸条件考えるとそう。
極上のメロディを借用した「フルートファンタジー」は
音楽の美しさがより際立っていて・・・もったいない。
命あるうちにキラキラと演奏しよう