フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

ゴーべール ピースロマンティック 4

2006年07月23日 | flute 2006
某大学図書館からのメール:
「今回のみ特別に楽譜のフォトを送ります。
これは返却しなくて結構です」

いつの間にかオットが私の名前で送ったメールは
……アメリカフルート協会の会則の不備への申し立て。
これに対する返信であった。
なんと言っても手術後一週間である。
しんどくてテレビも見たくない。
でも、この吉報のメールには元気が湧いてきた。
さすが、アメリカ。フトコロが深い。オットもエライ。

そして、ムラマツの新譜情報を見たら、
なんと再版ピースロマンティック

階段歩行の許可が下りたので、何よりも先に病院のポストに。
楽譜注文のハガキをパジャマを着たままで投函です。
2005年の4月半ば、ふきのとうが顔を出していました。

・・・今、私の手元には
古い版のコピーと新版の楽譜があります
古い版で演奏するのがちょっと誇らしい私たち。
トリオザパームでは今年は8/19に雨竜で
ピースロマンティックを演奏してきます♪

P.S.
そうそう、手術は3/30。練習は5月半ばくらいから平気でした。
フルートより重い物は持てませんでしたが…。参考までに。

ゴーベール ピースロマンティック 3

2006年07月22日 | 作品あれこれ


札幌の春は大雪だ。やれやれ。
手術に向けて体力を温存しなければならないのに、
毎日寝不足で参っていた。

そんな中、某大学図書館からメールが届く。
残念ながらカナダ、メキシコ以外の国には
楽譜の貸し出しはできない。
あなたのおくった国際為替はご希望があれば
郵送でお返しする。つきましては・・・
            
もう、結構です。
いーですよ。いーですよ。とりあえずあきらめます。
でーもー会員規約の中にアジアには楽譜は
貸し出さないとは書いてないじゃない!

がっくりしながら一週間後に入院、手術。
術後5日めは誕生日  

 

なんと!!
家族が病院に受信メールのプリントを持って来た。 

楽譜の写真が手に入ったのだ。

嬉しかったなぁ〜


*その後出版され容易に手に入るようになりました





ゴーベール ピースロマンティック 2

2006年07月21日 | 作品あれこれ


2005年の年明け

私は体調が限界に近く悪かった。
卵巣が極限まで痛くてお手上げ。
何年も我慢したあげく、ようやく手術を決めた。
気が遠くなるほど痛かったのだ。

さて、寒くて雪かきに忙しい札幌の冬。
ピースロマンティックへの想いは恋心に近い。
スミス氏が図書館と言っていたのだから
借りれば良いのだと、策を巡らす。
アメリカの知人に頼むか、図書館を見つけ出して交渉するか……

もう一度スミス氏にメールを出す。
どこの図書館か?の問いに
某大学の図書館。
アメリカフルート協会の会員であることが条件。

ネットで詳細に調べ即、入会。
会員証が届くと国際為替を作り書類を作って
さっそく郵送。楽しみ~!  



ゴーベール ピースロマンティック 1

2006年07月20日 | 作品あれこれ


2004年秋

たまたま見つけた安いCDにステキな曲が入っていた。
ゴーベールのピースロマンティック。
フルートとチェロとピアノのトリオ。


これはトリオザパームでやらねばと思い、楽譜を探し始めた。
しかし、ない。
出版社が無くなって廃版だという。
でも、CDに録音している人がいるってことはどこかにあるはず。
売れ残りがどこかの店頭にないかなとも考えたが見つからず。


幸い、演奏していたスミス氏の名前で検索したら、
メールアドレスがヒット!アメリカ人である。
通訳をしている友人に応援を頼み、
バカ丁寧な質問メールを送る。
親切にも即、返信が。
残念ながらその楽譜は手に入らない。
自分たちも図書館で借りたという。

とりあえず、あきらめた。
すでに冬。年を越そうとしていた。  



「密息」で身体が変わる

2006年07月19日 | flute 2006
フルートのレッスンでは
常々呼吸のコントロールの話ばかりしています。
私の言葉で言うと 腹圧を保つ という表現になります。
これはすぐ出来ることではなくて
気をつけて努力を継続すると年々保つ力がついてくる。
演奏に生かせるようになるには
意識してから三年はかかると思っています。

で、タイトルにある 「密息」で身体が変わる は、
私の主張とほぼ同じ内容が書いてあります。
新潮選書 中村明一著 1050円

生徒さん達も、ご同輩も、ロムしている誰かさんも、
一読の価値があると思います。
御本の紹介でした。