やっとの思いで、なんとかギリギリ食い込むように新人賞に合格しましたが、今度は作田節を稽古しなければならないのですね、これがまた。この曲は以前から機会があるたびに「お手本の巨匠のDVD」を再生してみるのですが、何度トライしても途中で眠ってしまうのです。うーん、こんな曲、私に覚えられるのか?そして、工工四を見て三線を弾きながらCDを聞き、メロディーを覚えようとしますが、何だか変です。私にとってはこの曲は三線の伴奏と歌が全く合わない曲にしか思えません。この曲の三線と歌がマッチして聞こえるようなるまで、まだまだ修行が必要です。古典の曲は、私のような素人には本当に手ごわいです。

コンクールで沖縄に行ったとき、今帰仁城跡に立ち寄りました。
黒檀の木がありました。この木が三線の棹の材料になる程の太さになるには、まだあと150年以上はかかりそうです。(実際には今帰仁城の黒檀の木を伐採することはないでしょうが)
固くて重い黒檀系の木はどれも成長が遅く、最低でも樹齢200年以上、300年くらいが必要と言われています。八重山黒木(黒檀)や琉球黒檀の三線の棹は、材料自体が現在では入手困難で、本当に貴重です。
現在、黒檀の木で三線を作るには、東南アジアからの輸入に頼っていて、東南アジアの産地では黒檀の木を栽培しているようですが、やはり年数がかかるので大変のようです。
こちらは、那覇市内です。沖縄では街路樹として、よく植えられています。

琉球古典音楽を習っているというと、一度何かの機会に聞かせてくれとよく言われます。そこで、先日のコンクールのDVDを職場で見せたのですが、金沢なので誰も沖縄の「琉球古典音楽」なんて知りません。ですからDVDを見ても全くわからないのです。金沢では沖縄の歌は「知らない歌」なのです。
DVDを見せて以降、だれも「聞かせてくれ」とは言わなくなりました。
DVDを見せて以降、だれも「聞かせてくれ」とは言わなくなりました。