上方に立ち上がる直線ラインの茎や花
斜め上に柔らかく出る茎のラインと葉の輪郭
フォーム周辺のモコモコした丸い花の塊やフリル状に波打つ葉の輪郭
真っ直ぐなものはあくまで真っ直ぐ
丸いものはさらに丸く
曲線ラインの花材はもう少し長いものがあればよかったのですが😅
中途半端な長さのものを入れると、メリハリつかなくなります
実際にアレンジをし始めると、フォーム周辺の花の塊から徐々に徐々に、花材の茎を伸ばして
まっすぐ立ち上がる花材となじませたくなる欲望がわいてきます(笑)
しかし、その気持ちをぐっと抑えて、塊部分と線の部分とをはっきりとさせる
しっかりとしたコントラストをつける作品は面白いし、また、緊張感があります
この作品の花器口から上の一番高い花材(フトイ)まで1メートルあります
そう、大きいのです
なので、中央のフォーム部分の塊も、近づいてみると、結構花材の長さはあります
作品トータルの高さに対してのバランスをとることも重要です
カーネーションをモコモコとした印象にするためにはアップダウンをつけて、少しずつ花がかさなっているように見せています
左上からと右上から中央部をみると、こんな感じです
まっすぐ立ち上がる花材の根元までみっちりと花を詰め込んでいます
このデザインは「ラインコンビネーション」というよりも
フォーマルリニアール(線と面の対比)といってもいい作品ですね