フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

少し絡まって流れを出して ~石化エニシダとコデマリを使って~

2016年01月17日 | フーちゃん作品

いけばなコースの花材でオリジナルデザインの作品を作ってみました



「絡まり」を表すカリキュラム花材でしたが、
石化エニシダの先端が「の」の字になるほどのカール
とても特徴的で個性的な先端部分です

この「の」の字にカールしている方向に全ての花材を流してみたら面白いかも~
と、デザインしてみたのです

ちょうど、テキスト掲載の花器と同じものを持っていました
この花器の地模様も植物の葉がクルッとカールしている可愛らしい模様ですね

最初にアルミワイヤーをグニャグニャと丸めて
花材を引っ掛けられるような補助ラインを作っています

このアルミワイヤーのグニャグニャラインが
絡まっている感じも少し演出しています

石化エニシダの「の」の字部分がほぼ花器の中央に来るように
エニシダの茎はゆっくりと溜めを効かせて曲線を作っています

また、エニシダに限らず、溜めの効くものは全てある程度の曲線ラインを作っています

やりすぎると、ペコッと折れそうになるので、慎重に慎重に・・・

右側には「Y」の字に先端が割れたエニシダを配置

全体的に花材が右側方向い流れるようにしていますが、
この「Y」字のエニシダの先端はあえて見えるようにしてみました

ちょっとしたアクセントみたいで面白いです


少し上から見るとこんな感じです



内部がゴチャゴチャに見えますが、決してこんがらがっているわけではありません(笑)

少しずつ高さを変えながら、花材を挿し混んでいるだけですよ

コデマリやブプレリュームはかなり葉を間引いています

白い手まり状の小花は残していますが、緑の葉はそのまま付けているととても重くなってしまいます
また、ブプレの葉も丸っこい葉で大きいものは取り去っています



最後にミスカンサスで絡まりや流れのラインを補強するのですが・・・

今回のミスカンサスは縦シマ模様ではなく、とても濃い緑色

これ、とっても目立つのです💦

1本入っただけで、その部分がとても目につく!
だから配置場所がとても難しい!

結局、正面付近には入れられませんでした💦



仕上がりは大体イメージしていたものに近いものができました

「フワッと軽く、少し絡まってる感を持ちつつ優しい風に身を任せて右方向になびいている」という作品です(あはは😅)

あ~、でも、難しかった~😅

いけばなコースの作品は、素材となる花材の姿を美しく見せるデザインが多く、
ゆえに、少し癖のある花材が入ります

その花材にちょっと手を加えて、さらにその花材の姿を強調する

テキストの参考作品の写真を見ると
どうしてもその形にそうしなければならない!と考えてしまいますが、
私はもっと自由にいろいろ試していいのではないか、と、思います





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🔰のフラワーアレンジメント 第7回 フラワードレス

2016年01月16日 | 初めてのフラワーアレンジメント

娘とのフラワーアレンジメントレッスン7回目
今回はBasicのカリキュラムデザイン
「フラワードレス」

1月からの新しいテキストを見て、作りたい作品をピックアップする時に、
すぐに「これ!作りたい!」と選んだ作品がこの「フラワードレス」でした

一目見て絶対に「かわいい~💖作ってみた~い💖」と思える作品ですね
私もかつて、かな~り昔に作りました

今回はこの「フラワードレス」のカリキュラムレッスンの参加希望者がとても多かったらしく、
ベースにするワイヤートルソーが一部の教室で足りなくなっているようで、
代替トルソーに変更になってしまう教室も出てきています


向かって左側、ウエスト部分にリボンの付いているトルソーが
私の昔のトルソー
右側のトルソーがここ数年のレッスンで使っっているトルソーです

並べて見ると、スカート部分の縦のフレームの間隔の幅が
最近の方が広いですね

また、トルソー自体の高さも随分違っています



このスカート部分に、フローラルフォーム1/3個を置きます
縦置き、横置き、どちらでも大丈夫です

縦に置く場合は少し高さを低く設定した方がいいと思います

吸水したフォームをセロファンで包みます



セロテープでセロファンを留める時、少し緩めに留めた方がいいです
水を追加する時、ぴっちり留めてしまう、すぐに水があふれてしまいますから

さあ、始めますよ~!



「今日は花の色がきれい!統一感があるわ~😊」
「あはは💦 まあ、そうだわね、いつもこうとは限らないのが辛いところ何だけど・・・
 今日の花は色合いが確かに綺麗ね、よかったね~」



とても大きなピンクのバラが3輪
ピンクのSPカーネーションが2本
クリームイエローのアリストロメリアが2本
ピンクのスイートピーが3本
白のカスミソウが1本
あとはレザーファン2枚とアイビー3本

昨日持ち帰った花で、一晩たっぷり吸水させていたので、バラもSPカーネーションも
しっかりと水が上がって開いています

「まずは、レザーファンとアイビーを切り分けて、ざっくりとランダムに、規則性を作らないで
 フォームのカヴァーリングをしてね
 その時、セロファンで包んだ下から2センチほどはセロファンのテカテカを隠したいから
 葉を少し下向きになるように挿してね」

「そのランダムっていうのが結構難しいんだよね~」

「そうだと思うけど、例えば、同じ葉っぱばっかりつかわないとか、
 手前を入れたら奥を入れる、右に入れたら左に入れるとか」

「ふ~ん、了解!」



「こんな感じだよね?」
「そうそう、スカートの形に沿うように、あんまり飛び出さない方がいいからね」
「りょうかーい!」

「なんだか、ジャングルみたいになってるけど、これでいいのかなー?」
「大丈夫、大丈夫
 お花を挿す時に葉っぱが邪魔ならそれは取ればいいから」



こんな風に最初にフォームのカバーリングを行ってから
お花を挿し始めます

それにしても、今日のバラは大き-い
スカート部分のフレーム内には収まりきらない大きさです💦

もう少し小さいバラならスカートの上部はフレームの中に、
中間から下部にかけて少しずつバラの花をフレームの外に出して
すそ広がりのスカートを表現できるのですが、
今日の花の大きさではちょと無理です😞

花の大きさは致し方ないので、
なんとか花の配置で可愛いスカートを作ってもらいましょう!

「ねえねえ、もう花、挿していいんでしょ?」
「いいわよ、まずはバラ
 縦1列、横一列に3輪のバラが並ばないように気をつけて」
「なら、斜めならいいよね」

と、こんな並び方でバラを挿しました



右側のバラ
ちょっと切りすぎて短くなっています
のちに、ポトッと落ちるはめになりますよ(あはは💦)

「バラの位置が決まったら、あとはもう任せるから、自分で自由にお花をレイアウトしていいからね
スカートの輪郭が綺麗になるように気をつけてね」
「了解! えっと、この花の名前なんだっけ?」
「それは『アリストロメリア』とか、『アルストロメリア』よ」
「そうそう、さっき聞いたけど・・・
 なんだか、ギリシャ人みたいな名前だよね」
「え?ギリシャ人?」

この花の名前を聞いてギリシャ人みたいっていう反応は初めてです!!

さて、一通り、お花を挿し終わったら、こんな風になっていました



うんうん、なかなかいいんじゃないでしょうか

あとは仕上げのカスミソウ
実は、カスミソウのいれ方次第で、出来上がりがとても違ってくるのです

白い小花は可憐で可愛いですが、
たくさん入れすぎてもダメ
スカートの輪郭から目立ってはみ出さないように、あくまでも可愛く入れます

「ねえねえ、この上半身の部分が空洞で花も葉っぱも入っていないけど、
 ここにカスミソウを少し入れても可愛いくなるんじゃない?」

テキストの参考作品の写真では上半身はアイビーの葉が入っているのですが、
どうも、それが気に入らなかったようで、最後まで空洞の状態でした

「あ、それいいかも!カスミソウなら可愛いよね!」

出来上がりがこうなりました



ウエスト部分にはカーリングリボンを結び、ストリーマー部分をクルクルカール🌀

赤いローズのビーズリングを首元に載せてみました

「なんだか、チョーカーネックレスみたい💖」



週末の土曜日
娘とおしゃべりしながらの
楽しいひと時でした


この「フラワードレス」のワイヤートルソー
一度作っただけで、家で眠っている生徒さんが多いのではないでしょうか?
実は私は毎年、花の種類や色を変えて、この時期に作っているのですよ

そんなに多くの花は必要ないので、
初心に戻って、また作ってほしいと思います
見ていて笑顔になれる作品です🌺







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黒ベースのネックレスが好き

2016年01月14日 | ビーズ

お正月からの続いているイマイチな体調を取り戻すべく、
先週の連休もあまり喋らずに、家に閉じこもっておとなしく過ごしていました

プリザの作品を作ったりもしましたが、
当然、買いだめしていたビーズキットも気になっていて・・・
日曜日から月曜日にかけて2作品完成しました

私は黒ベースのアクセサリーがどちらかというと好みです
今まで自分で作ったものも圧倒的に黒い色のものが多いのです

今回もやはり黒ベースのネックレスキットです

1作品目の材料はこんな感じです



アクリル玉、丸小ビーズ、天然石の丸玉、そしてベネチアングラスの丸玉


 
テグスで編んでいくので割と早くできてしまいます



簡単だけれどオシャレなデザインですね❤
気に入りました(^_^)


          


2作品目の材料の一部はこれ



これでこんなパーツを2つ作ります



細長い帽子のような形です
これがネックレスのパーツの一部になるのです





この帽子のようなパーツを編むのに少しだけ時間がかかりますが、あとはナイロンコートワイヤーに全てのパーツを通していくだけなので
これも簡単に作れましたよ😉

どちらのネックレスもシンプルなトップスに合わせるのにいいです

レッスンが毎日あるので、日々着るものを考えるのが大変
なので、シンプルなデザインのものを取っ替え引っ替え着回ししながら
ネックレスやリングでちょこっとオシャレをして楽しんでいます

「黒」という色
一般的には否定的な感情を表したり、きついとか怖い、無愛想というように
マイナスイメージがありますが
ある本では「これ以上何色にも染まらない色、どんなものにも影響を受けることがないという象徴」
と書いてありました

自分がそうであるかどうかは、さておき、
黒い色のアクセサリー
私は身につけるとなぜか落ち着く色なのです

今週末は3つ目の作品を作るべく、用意していますよ😉



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ヴィゲタティーフ ~いけばな(モダンフラワーアート)コース~ 

2016年01月12日 | フーちゃん作品

いよいよ今月から各教室で「いけばなコース」のレッスンが始まります

単発で「いけばなコース」の作品を希望される生徒さんもいれば、
早速「いけばなコース」に入会してくださった生徒さんもいらっしゃり、私もワクワクです(^_^)

フラワーアレンジメントの視点から捉えた「いけばな」のデザイン
「~流」という規制はありません
自由に柔軟な発想で楽しんでほしいと思います

ということで、私も今日は自前で花を揃え、水盤での盛り花(ヴィゲタティーフ)を作ってみました
(テキスト作品例の花材とはかなり異なっています😅)




今の時期はお花の持ちがとてもよくて、実はお正月の菊やら葉牡丹のリメイクアレンジもまだ残っていたのですが、
思い切って処分

シンビジュームと八重咲きフリル花弁で大輪のトルコキキョウで
華やかな雰囲気にしました

斜め上から見た状態




水盤は白とこげ茶色の2色の配色です
この白い部分には花が被らないように位置を決めました

アカメヤナギが先端部分で短い枝分かれをしていますが
なんだか手のひらをパッと広げたような感じで気に入っています

白い小さな花がたくさん集まった、ヒョロヒョロと茎がうねっているのは コワニー という花
コワニーの白は、純白の白なんですよ😊



若干、アカメヤナギが長すぎて、剣山のバランスが崩れそうになってしまいましたが、
これから毎日少しずつ切り戻しをしていくつもりなので、1週間後にはちょうど良い高さに成っているような気がします(笑)





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2016年 1月のいけばなコース 基本 ヴィゲタティーフ / ヴィンデント

2016年01月12日 | いけばなコース

2016年1月より教室レッスンカリキュラムとして「いけばなコース」を新たに開設しました

「いけばな」と言っても、堅苦しい作法や決まり、風習にとらわれずに
フラワーアレンジメントの発想から捉えた、斬新でモダンなフラワーアートを楽しめるコースです

経験の有る無しに関わらず、自由で柔軟な発想で
お花に向き合ってみましょう

Flexibleコース: ヴィゲタティーフ : 植物の形態を生かして、植生を表現する
                    作品から「自然」が感じられるように








Advancedコース : ヴィンデント : 花材の曲がりや矯めを生かし
絡まるラインを強調






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