FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>DOM KIDS SCHOOL

2012-05-14 11:23:49 | クライミングレッスン報告
4月24日(火) メンバー:ハヤト(小5)、たっくん(小5)、コータ(小6)、かずくん(小3)、りょーた(小6)、ユーキ(小2)

今日から新しいメンバーにユーキを加えて満員となった
準備体操とストレッチを終え、ウォーミングアップを兼ねて、ゲーム「どんじゃんけん」をしようと壁のところに行くと、すでに数人の大人の人たちがセッションしていた。
少し待ったが空く気配がないので、「この壁を次に使わせてもらっても良いかどうか、交渉して来なさい」と子どもたちに言うと、「え~ ムリムリ先生が言ってよ~」とみんな尻込み。

子どもたちの多くは、いつも周りの大人たちが自分たちのためにお膳立てをしてくれて当然、と思っているフシがあるが、それは大きな間違えである。これでは主体性は育つまい。
「どんじゃんけん」をやりたいのは先生ではない。君たちなのだろう ならば、使いたい壁の交渉は自分たちでするべきだ、言うと今月からスクールに入ったばかりのりょーたがスッと行って、「この壁を次に使わせてもらっても良いですか?」と登っている人たちに声をかけた。


「あっ、この壁使いたいの?ごめんね、じゃぁ、あと一人だけトライしたら交代しよう。」
交渉は気持ち良く成立。
一人前にジムを利用したければ、子どもといえどもマナーと交渉能力をきちんと身につけるべきだと私は思うのだ。
やったね、りょーた なかなか見所があるぞ
クライミングが上手くなるためには自分から一歩踏み出す能力も必要なのだ


基本練習は項目を少なくして、じっくりと。項目を減らしたかわりにしっかりとした動き方を身につけてもらうよう、なるべく妥協は許さない

自分のやりたい課題を自由にトライしてもらうチャレンジタイムでは、高学年のコータとりょーたが、課題作りの得意なコータの作った課題をセッションしていた
ともに登ることで2人で意識を高めあい、上達してくれると嬉しいな