FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2012-05-25 12:30:49 | クライミングレッスン報告
5月3日(祝) メンバー:かんちゃん(小3)、しいちゃん(小6)、コーキ(小4)、タクミ(中1)

ゴールデンウィークの後半戦。
午前中はかんちゃんとしいちゃんのレッスン。

ちびっこクラブという小さい子どもたちのスクールに在籍しながら、レベルアップレッスンもたまに受けに来ていたかんちゃんは、この春からちびっこクラブを卒業
レベルアップレッスンでさらにステップアップを図ることに

本当はおめでたいことなのだけれど、サッカーも並行して習っているためになかなかレッスンに来る時間がとれないらしい

サッカーや野球など、ヒートアップしている人気競技を習っている子はクライミング活動と両立させることが難しい これは長年来ている子どもたちを見ていて切実に感じることだ。

本来ならば、小学生の間はいろいろな運動を経験することが望ましいと思う。私としても、クライミング以外にも他の運動をすることは大賛成だ。様々な体や視線の使い方を体感し、レディネスを整えていくのが望ましいのは誰でも同感するところであるはず。。。

が、人気競技の習いごとをしている子どもたちの親御さんが口をそろえて言うのは、「土曜も日曜も練習や試合に時間を取られて、レッスンに来る時間がない」。。。

果たしてこれで良いものなのか
その競技に小さいうちからかかりきりで、他の活動を身につける時間も作れない。
感受性が最も育つ年代において、豊かな経験を積む時間が足りないという、この現実。。。

これで心身ともにタフな、優秀な選手が果たして育つものなのだろうか?言い方は悪いけれど、厩舎でひたすら卵を産まされているブロイラーの姿を何となく想像してしまうのは私だけだろうか?


さて、どうにか時間を作って、頑張ってレッスンに来ているかんちゃんは登ることへのモチベーションが高い。
ボルダーでは垂壁の6級を1つ完登
苦手なムーブとホールドの名前も今日のテストで合格できた
ルートでは10aをトップロープで全て完登出来ていることが判明 これからいよいよリードでのクライミングに突入する本格的なクライミング活動の開始だね

しいちゃんは今、ひたすら基礎を固めている。
この時間ではボルダーで5級を4課題とルートは10bをリードで3本登って、10b全制覇にリーチをかけた

午後はコーキとタクミとしいちゃんの3人のレッスン。

やはりなかなかレッスンに来れないコーキだが、このゴールデンウイーク中はまとめてレッスンを受けているので、大分ムーブ練習での動き方がサマになってきた
ルートは前回足自由で登ったギャラリーの10a黄色↑を手足限定で再トライ
かなり手こずったけれど、粘り勝ちの完登だった
気を良くしてもう1本。ショートウエーブの黄色■にも手足限定でトライ
こちらもかなりギリギリだったが見事一撃で完登をもぎ取った
せめて週に一度はクライミングが出来れば、あっと言う間に上達しそうだね

タクミはパンプの一人利用のテストを受けたいので、自分が登る合間にもビレイの練習。
今日はたまたま自主練習に来ていたコーヘイに相手になってもらって休みなく練習していた
おかげでずいぶん慣れてきたね
自分のクライミングでは、このところずっとトライしているダイヤモンドの11aにトライしたが、登れず あと少しなのに、悔しいね
ただ、技術が不安定なうちに自分の限界グレードのトライばかりをしていると、テクニックが後退することがあるので気をつけよう。近頃少々その傾向が見えて、実はとても気になっているのだ。。。

2時間続きのしいちゃん。この時間で10b全てをリードで完登した
着々と、マイペースで努力を積み重ねているね