FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>ちびっこクラブ@pump2 

2012-05-29 11:42:10 | クライミングレッスン報告
5月8日  メンバー:リオンくん(小3)、はや君(小1)、ゲンちゃん(小2)、トージ(小2)

新メンバーにゲンちゃん、体験を兼ねた単発参加にトージを加えたちびっこクラブ@pump2。
今回のメンバーは男の子4人組となった。

小さい子どもたちのクラスなので、遊びの要素や全身運動の要素も取り入れながらの内容となるようレッスン構成を気をつけているが、基本的な動き方や前向きな姿勢や考え方はしっかり押さえたい。「鉄は熱いうちに打て」なのである 

昔高校の教員をしていた時、高校生にまで育ち上がってしまった生徒の気持ちの持ち方や意識を変えることの困難さに関して、軽い無力感と失望感を覚えたことがある。
ある習慣・意識を体に根付かせるためには適切な「時期」があるのではないか。。。


とは言え、小さいうちは、クライミングが楽しいと感じることが最重要課題。
将来厳しいトレーニングに耐えて「強くなりたい」と願うまでに、クライミングの楽しさや充実感を存分に味わってもらいたいのだ。


「ひっぱりっこ」や「片手ボールキャッチ」などの遊びの要素も含めた準備体操の後、ゲーム「どんじゃんけん」から。
ゲームの後は重心移動と足遣いを徹底したトラバース(横移動)の練習。
ここでまた少し「遊び」要素を取り入れる。
先ず、ボルダーエリアに新しく見学用にしつらえられた少し高いところにある小部屋まで、マンモスの形のホールドたちを伝って登り、下りるポイントを見定めてジャンプする。これはボルダリングなどの着地の練習やマントルの練習も兼ねている。
次に「波」と名付けられた大きな張り出しを持つ壁で、ホールドにぶら下がったり、頭が下になったり(でんぐりがえし)したあと、ルーフの動きの練習をちょっと。身の軽い小さな子どもたちは、意外とルーフの動きの体得が早い重心を感じる良い練習にもなるので、必ず入れることにしている。

これらの練習が終わったら、クライミングの必要事項の学習。
今回は「ホールド」の形のなまえ。「ピンチ」だの「カチ」だの「ガバ」だの、ひいたカードに書いてあるホールドの名前と同じ形のホールドを必死で探していた

最後にルート。
今日はみんなで「ギャラリー」壁の「てっぺん征服」が目標だ
リオンくんは途中で怖くなりリタイヤ はや君と体験のトージの2人が征服成功 ゲンちゃんは自分で決めた目標までを達成できた