我が家の庭は40㎡ほどあります。若い頃には庭に菜園を
作って野菜などを作っていました。 ナス、キュウリ、トマトは
苗を5本植えておくと 毎日食べきれないほど採れるので楽
しかったですね。ある年50cm×100cmほどの畑にパセリ
を植えたことがありました。
ほどよく育ちほとんど毎日のように採ってきてジュースに入
れたり、総菜のツマにしていました。ある日夕方暗くなってから
パセリを採りに行きました。端の方のものをひとつまみと思っ
て握ったところ何か柔らかいものが手にふれました。ぎょっと
して手を引っ込めて懐中電灯を付けてみると長さ5,6cm、太さ
1.5cmほどの青い虫がたくさんいました。それを掴んでしま
ったのですね。
その虫は庭の中を飛び回っているアゲハチョウの幼虫では
ないかと思いました。そのまま羽化するまでそっとしておけば
良かったのですが、家族の要望で掘り返して埋めてしまいま
した。
最近、孫たちが遊びに来ました。中学1年生と小学4年生の
男の子と5才の女の子が庭に出てあそびはじめました。
初めは散水して虹を作っていましたが、バッタがいるのを見
つけてバッタ捕りを始めました。頭が三角のバッタを十匹ほど
も捕まえて観察したり、下の女の子もこわごわ触ったりしてい
ました。
するとトカゲがチョロチョロ出てきたのを見つけてトカゲを追
い回し始めました。しかし素早い動きで逃げ回るトカゲを捕ま
えることはできませんでした。
夜になるとケケケツと何かの鳴き声にきがついて庭に探しに
出かけましたが、見つからないといって戻ってきました。そこで
庭に面した窓のところへ連れて行き明かりを付けて少し待って
いますと窓ガラスの向こう側に白い陰が見えました。これが鳴
き声の正体だと教えました。何だろうといって不思議がってい
ましたが、ネットで調べ始めヤモリだということを突き止めました。
こうして孫たちはいろんな自然の生物について興味を持ってく
れました。子供たちには楽しい夏休みの1日になったことでしょう。