あの頃(スター)26

2020-08-08 08:01:01 | 日記
ある日の帰り道、またまた金欠病の私はとぼとぼと駅への道を歩いていると、

「お疲れさま~❗」

プリンセスが走って来た。

「今日も、かなり良かったですよ~」

プリンセスが私のために、早めに稽古場に来てくれて、ダンスが良く見えるコツを教えてくれていて、だいぶ様になってきた。



プリンセスがかつてアイドルだった頃に、"良くないイメージ"のレッテルを貼られていたのは何だったのだろう…と、謎なほどに、人柄がいい。

実は私、プリンセスがアイドルだった頃も知らない💦(その頃、テレビを見てなかったので💦)
今となっては、どんな"良くないイメージ"だったのか、謎だ…。

いずれにしても、良し悪しは別としても"作られたイメージ"をセールスポイントにする場合もあるんでしょうね。

良くないイメージはマイナスでしか無いかも知れないけど、数多いアイドルやタレントの中で、何かしらの注目を浴びることが最優先…。良くないイメージでも、何かしらの注目を得られれば良しとする!なんて事がありそうですものね。(今ならよく理解できます)

「いつも、教えてくれて、ありがとう!だけど、毎回早めに来てくれて、大変でしょ。もう、いいよ💦」

「あ、私が教えるの、うっとうしい?」

「ううん、ぜんぜん、ひとりで黙々と稽古するより、良いアドバイス貰った方がありがたいし、助かる!自分で言うのも何だけど、お陰様で、前とくらべたら、すごく良くなったと思う!」

「あんこさんも、頑固ったもの~!」

ケタケタと、満面の笑顔で笑うプリンセスは、超かわいい。やっぱり、アイドルだ❗



「あのぅ…。⚪⚪さんですよね?(プリンセス)」

男の子が3人、おそるおそる近づいて来た。

「え?…あ、はい」

「ボク、ファンだったんです。握手してください」

「ボクも、サインしてください」

「…あ、ごめんなさい。今はもう、お仕事辞めてるの。それに、今はプライベートなので…」

プリンセスは、私に気を使ってくれているようだ。