そして、またおばあちゃんちに行くと、今度は基地があるわけですから、遊ぶ楽しみも倍増です!
いつも通りに裏山に遊びに行くだけなのに、お菓子や飲み物を持ったり、本を持ったり…。
とてもワクワクしたものです。
雨風でいつ倒壊してしまうかわからない儚げな基地で私たちは、怖い話をしたり、面白い話をしたり…、それは、楽しい空間でした。
それから、しばらく基地は、雨も風もしのぎ、なんとか形を保って、
時々、新しく新聞紙やビニール、段ボール、紐を持ち寄って補修しながら、補強しながら、少しずつパワーアップさせていました。
そうこうするうちに、私がおばあちゃんちに遊びに行く事が少なくなったり、里美ちゃんやたけし君が風邪をひいたりで、なかなか集まれず、基地も放ったらかしの日々が続きました。
それから数ヶ月…。
ある日、3人は久しぶりに秘密基地へ向かうことに!
さすがに、基地は壊れてしまっているんじゃないか…と思っていました。
たどり着くと、やはり、風雨により、基地は半壊。
それでも、まだ、半分は無事でした。
当然私たちは、元通りにしようと、段ボールやビニールなど、いろいろな材料を持ってきていました。