パキパキ…ぺキッ…。
山のさらに奥の方から、人の気配…。
人間の子供の体重でパキパキ…。
パキパキではなく、ぺキ…ということは、私の体重より軽いのかも…💦
短い時間で、いろいろ考えた。
え?それじゃ、私より小さい人?
もしくは…動物?💦
パキパキ…ぺキ…。
やっぱり、何かいる…。
その山は、子供の遊び場くらいの利用価値しかないらしい…と、聞いていた。
…なので、すっかり、私たち3人くらいしか、入らない場所になっていたんです。
だから、秘密基地も、いくら放って置いても、ほぼ現状維持が出来たくらいでした。
しかも、おばあちゃんちのご近所さんは、さらにひと山越えるほどの僻地だ。…なので、「ぺキ」の主は、ご近所さんではない。
見知らぬ"モノ"の気配に急に怖いと感じた私は、木切れを捨てて、おばあちゃんちに帰ることに。
とりあえず、基地に戻ろうとしましたが、迷ったのかたどり着かない。
迷ったことなど無いのに…。