さっきたけし君が帰って来た山道を登ってみた。
基地からほんの少しだけ奥へ行くと、頑丈そうな枝がたくさん落ちています。
「これこれ❗」
すると、もう少し先に、もっと良さそうな木が…。
「こっちの方がいいかな❗……あれ?あっちのもいいなぁ…」
枝を集めるのに、拾ってはさらに選別して新しく拾う…と、こだわりの枝を探して…、奥へ奥へと時間が経つのも忘れて、夢中で木切れ拾いをしてました。
…奥へ…とは言え、小さな山なので、その奥まった場所にも、何度も来たことはあります。
あれ?
なんか変…。
さっきまでの小鳥の鳴き声がパタッの止み、
自分の小枝を踏む足音だけ…。
パキパキ…、パキパキ…。
ここって、こんなに静かだったっけ?
なんだか、音が空に吸い込まれるように真空になったような感じがする。
なんだか、空気が違う…。
周りも薄暗くなって来たし…そろそろ私も山を降りよう…。
パキパキ…、パキパキ…。
一歩踏み出すごとに、木切れを踏む音が響く。
パキパキ…パキパキ…。ペキッ…。
パキパキ…パキパキ…、ペキッ…。
ん?『ぺキ?』
パキパキ…ぺキッ…。
気のせいじゃない、少し違う足音が後を着いてくるみたいだ💦💦