「枝美ちゃん、怖くないの?幽霊てしょ。」
「え?なんで?幽霊だって、元々は、人間だったわけで、その幽霊さんに恨まれたりしてなければ、イヤなこともしないんじゃないかと思うし。」
「まぁ、そりゃそうだけど…」
「この前ね、壁をコンコンってたたくから、コンコンって返したの。そしたら…」
「え?ちょ、ちょっと待って!コンコン叩いたの?幽霊が?あ、幽霊さんが?!💦」
「うん!それから時々、コンコンって返してるの」
「そ…そうなんだ…」
「そのうちにきっと、コミュニケーションがとれるようになるよ。」
「…そうかな…💦」
「子供の頃、こわい本を読んだ時に、海外に住むある女性が壁を叩いて幽霊と交信したって読んだことあるの。私もやってみようかと思って!」
枝美ちゃんの前向きな発想には、脱帽でした。