スキー場のこわい話し 3

2020-02-24 05:18:01 | 日記
4人部屋の寮に、「幽霊がいるらしい…」と、霊感体質の友人の爆弾発言の後に起きた不可解な出来事…。


そんな体験も忘れ掛けた頃、私は風邪をひいて熱を出した。


その日は仕事を休んで、寮の部屋でおとなしく寝ている事に…。


「ただいま、11時をお知らせします。」
とスキー場のアナウンスが聞こえる。

お昼になるというのに、熱のせいか、思うように寝付けずに、うつらうつらとしていた。


すると、『ギィ』と入口の扉が開いた。


「あ、マキちゃん、お昼を持って来てくれたんだね!」

…と言おうとして、向き直ろうとしたら、体が動かない💦

声も出ない💦

私は壁に向いたまま金縛りにあってしまった💦



『ミシッ、ミシッ』

マキちゃんじゃない💦

うまく言えないけど、あきらかに違う。

…というより、人じゃないような気がする…💦


謎の訪問者がゆっくりと近づいてくる。


私は無意識に『マズい💦』と思ったが、
何も出来ない。

固まったままだ…。


指先だけでも、動かせないかな…💦

足先は……、やっぱり動かない💦

…だめだ💦

あれ?

謎の訪問者は?

足音がしない。

すると、突然、『ドスン』と枕元に座った。

ーーえ?枕元に?!💦💦

どうしよう💦💦

ますます、体が固まっている💦💦

つづく。。。

スキー場のこわい話し 2

2020-02-23 06:04:13 | 日記
スキー場で体験したこわい話し、つづきです。

私がスキー場に居た時、スキー場内にある宿舎に宿泊していました。

ひとつの部屋に4人の寮住まい…。


ある日、同居人のひとりが、お酒を飲んだ勢いで、ボソッとつぶやいた。


「私は霊感がとても強いの」と。


そして…、

「この部屋の隅に、男の幽霊がいる」

とまで。。。😨


そんな話をされたとたん、私達は、急にお酒がさめた…💦


しかし、まぁ…、だからと言って他に泊まれる場所があるわけでもないので、

そんなカミングアウトは”聞かなかったこと”にして、そこに寝泊まりするしかないワケです💦



まぁしかし、4人もいるわけだし、怖さも4等分と言うわけで(…違うか😅)、
毎晩お酒を飲んで、気を紛らわせて眠る日が続いた。


ーーある晩、いつもの通りに少しお酒を飲んで、みんなが寝静まった夜…。

奥に眠る一番臆病なコのイビキが聞こえはじめた頃、

部屋の入口の扉が『ギィ』と開いた。

『え?!』

鍵も掛けてるし、4人の誰かがトイレに起きる時は、必ず誰かを起こして付き合う事になっていたので、
”誰かが起きた”…と言う事も考えられない。

奥のコのイビキが止んだ。

きっと何かしらの異変に気づいているのだろう。

そんな中で、一番勇気のあるコが「わっ」と叫んで起きた。

恐怖に耐えられなくなって、大声をあげたらしい。

その勢いで、4人が一斉に飛び起きた。

ーー入口の扉は開いてない。

……なんの音だったのか…。


4人は、怯えながらも
「とりあえず、今日は寝よう」
と頭から布団を被って寝た。


すると、一番臆病なコが布団の中から…


「ね、聞こえない?『コーン』って…」

確かに聞こえる…。

はるか彼方の山奥から、耳を澄まさないと聞こえないほどの微かな音。

『コーン』……『コーン』と。

つづく。。。

また、スキー場の話し

2020-02-21 09:44:06 | 日記
今、冬真っ盛りのスキーシーズンですよね。

前回に、スキー場で出会った面白い人たちの事をブログに書きましたが、

今度はこわい話しを。。。




スキー場で出会ったおばさんから聞いた、
とても怖い話と実体験した話を聞いて下さい。

おばさんが、夕方の休憩の時に話してくれた話はこんな話しです…。

「ねぇ、アンコちゃん(当時、アンコちゃんと呼ばれてました)真夜中に、スキー場の山奥から木を切るような音を聞いた事ない?」

「さぁ…聞いた事ないけど…」

「今度、夜更かしした時に耳を澄ませてごらん。深夜遅くに山奥から『コーン!』少し間を置いて、また………『コーン!』って聞こえるから」

「それは、何?木を切る音?」

「バカだねぇ…。真っ暗闇の深夜だよ。そんな時間に誰が木を切るんだよ」

「あ、そうかぁ…。それじゃ、何の音?」

「森の奥に、知る人ぞ知る、究極のスキーコースがあるらしいんだよ。

あ、正式なスキーコースじゃないんだけどね。

そこは、スキーの上達者だけが滑れる難しいコースなもんで、少し危険なコースなので秘密な場所でもあったの。

だけど、あっと言う間に口コミで知れ渡ってしまって、滑りに自信のある人がどんどんそこで滑るようになったんだって。

…ところがある夏の時期に地滑りがあって地形が変わってしまって、
それを知らないスキーヤーが次の冬に訪れて、そこを滑ったんだけど。

一年経って地形が変わってしまった事を知らない彼らは次々と事故を起こし、怪我をする人はもちろん、亡くなった人も何人かいた…とか。

今では、立入禁止区域で、誰も行けなくなってるけどね」


「で、その音とどんな関係があるの」


「その『コーン』って音、人が木にぶつかる音なんだってさ」


夕方の世間話にしては、あまりに衝撃的で、外の寒さ以上に氷ついた。


話はこれで終わりではないんです…。

つづく。。。

洋風おばけ屋敷? 3

2020-02-20 04:52:50 | 日記
雨の日の平日の遊園地はガラガラ…。

暇な日のアルバイトは断る事も多いので、
し~んとするお城ってわりと怖い。

暇な日は、昼間でも2階が気になるわけです。

園内に音楽は流れてましたが、ホフブロウにまでは届かず、
音楽をかけるのもイメージに合わないとマネージャーに反対されてたので、本当に静かでした。

ある日のアルバイトさん達が帰った夜8時頃、先輩と二人で奥の多目的スペースでその日の売り上げの集計をしていた時、
2階から、
「ドスンッ」と物が倒れる様な音がした…。

先輩にも聞こえたみたいで、天井を見上げている。

「見て来ましょうか?」と、勇気ある後輩の私が立ち上がったのはいいけど…かなり怖い…。

言い出した手前、とりあえず私は勇気を奮って階段へ向かうと…、

「いいよ。俺が行くよ。」

と先輩が勇敢に立ち上がり、階段を昇る。
後を追う私。

階段を昇る途中の先輩が振り返り、
「足音が聞こえない?」と低い声でつぶやく…。

怖さMAXの私は、呼吸さえ出来なくなりそうなくらいの緊張感に包まれた。

真っ暗な踊り場を進み、扉の前まで来ると、先輩は何を思ったか、
重厚な扉をノックした。

「せ、先輩、やめて下さいよ。誰もいないんですから、ノックなんて💦💦」

至って冷静を装って階段を降り、
「気のせいですね」と笑い飛ばした。



売り上げの集計を終え、ホフブロウの明かりという明かりを消し、

二人が外へ出る瞬間だった…、

「コン、コン…」

2階からノックの返事が聞こえたんです💦💦

人って、本当に怖い時、とりあえず“聞き違い”にしてしまうんですね。

当然、先輩に「聞こえました?」なんて確認も出来ず…。

ただ、真夏なのに先輩の腕に鳥肌を見たのは確かです。

何故、そこで、先輩に「聞こえました?」と聞けなかったかと言うと、
結局、そんな事があったからと言って逃げ出すわけにもいかず、
誰かに言っても信じて貰えないと思うし…、その“何か”を聞き違いにしないと、仕事にならなかったからです。

その後、大分経ってから部長に“2階の鍵を何故貸して貰えなかったか?”を聞く機会がありましたが…、「2階は開かないんだ」とだけ言われました。本当なのか…他に理由があるのか…。

真実は闇の中のままです。