4人部屋の寮に、「幽霊がいるらしい…」と、霊感体質の友人の爆弾発言の後に起きた不可解な出来事…。
そんな体験も忘れ掛けた頃、私は風邪をひいて熱を出した。
その日は仕事を休んで、寮の部屋でおとなしく寝ている事に…。
「ただいま、11時をお知らせします。」
とスキー場のアナウンスが聞こえる。
お昼になるというのに、熱のせいか、思うように寝付けずに、うつらうつらとしていた。
すると、『ギィ』と入口の扉が開いた。
「あ、マキちゃん、お昼を持って来てくれたんだね!」
…と言おうとして、向き直ろうとしたら、体が動かない💦
声も出ない💦
私は壁に向いたまま金縛りにあってしまった💦
『ミシッ、ミシッ』
マキちゃんじゃない💦
うまく言えないけど、あきらかに違う。
…というより、人じゃないような気がする…💦
謎の訪問者がゆっくりと近づいてくる。
私は無意識に『マズい💦』と思ったが、
何も出来ない。
固まったままだ…。
指先だけでも、動かせないかな…💦
足先は……、やっぱり動かない💦
…だめだ💦
あれ?
謎の訪問者は?
足音がしない。
すると、突然、『ドスン』と枕元に座った。
ーーえ?枕元に?!💦💦
どうしよう💦💦
ますます、体が固まっている💦💦
つづく。。。