タイムマシンにお願い

映画、これ癖になりますね。今頃気づくのもナンですが。

真面目な生徒でしたから、高校時代は映画なんてほとんど行きませんでした。　大学に入ってからは貧乏学生なので、バイトが忙しくて、なかなか行けませんでした。

宝塚過激団時代も、アパート借りて自炊して、の生活なのに衣装代がかかるんですよ。スター？ともなれば通勤服でさえそこそこの物が必要でした。　お付き合いもありますから、映画代の捻出も大変でした。

結婚したらほどなく妊娠、それから出産、子育て、怒涛の毎日は映画を見たいという気持ちすら起きなかったです。

子供がそこそこ大きくなると、今度は住宅ローンに教育費、映画は贅沢でした。考えてみれば、ずっと貧乏生活とお友達なわけです。

やっとですよ。やっと何とか自分の為に少しくらいならお金使えるかな、なんて日が訪れたのは。苦節ン十年。白髪にもなりますって。

ひとり上手になる為に映画から行動を開始した私ですが、すっかりはまってちゃんと段取りできるようにもなりましたし、ひとりご飯もクリアできるようになりました。　上映の何分か前に延々流される予告編も好きになりましたよ。　次はこれ観よう、なんてチェック入れて。
マイレー○カードなんて作って、ポイント溜めたり、会員サービス価格で見たり、
誰に迷惑かけることなく、半日を遊べるようになりました。

ほんとにここまで来るのに、売れない演歌歌手以上に時間かかったわけです。
女は大変なんですよ。子供にお金がかからなくなるまではひたすら、自分の楽しみ、先送り。

そんなふうに耐えてる女性、母親に向かってひどい言葉吐く、どこかの国の大馬鹿ヤロー大臣。言葉尻だけをとらえようとは思いませんが、無神経にもほどがあると思います。
今度、広末涼子や阿部寛の出演で、タイムマシンはドラム式？(バブルへGO！)という、時間を遡るコメディーがあるみたいなんですけど、柳沢君、君はいっそ、江戸時代に行ったきりになりなさい！