認知症はやっぱり残酷

去年の8月に「2週間の予定」で、総合病院に（検査）入院したまま、お隣さんは帰ってこない。

2～3週間ごとぐらいに、大阪に住む長男さんがやってきて私が預かっている郵便物を持って帰る。
我が家でもサンルーフの屋根板が猫ジャンプで割られたけれど、お隣さんも裏のベランダには猫が悪さをしたらしき跡がある。
前回そのことを話したせいか、猫が入らないように対策すると言っていた。

お宅だけじゃなくて、この周り、3軒ほど空き家みたいなものだからねー、人がいないとなると住みついたりするから困ったもんだね、なんて話していた。

そうしたら、物置の扉を開けて、「資源ごみがいくつもあるんだけど、ここらの収集日はいつか？」と聞く。

実は、玄関わきの花台の横にも、3つばかり資源ごみの袋が積まれていたことがあって、それは私が収集日に捨てに行ったんだけど、まさか人さまの家の物置を勝手に開けるわけにもいかず、中にもゴミが積まれているのは知らなかった。
長男さんには、次の収集日に出しておくから、と言ったけれど、資源ごみの袋の下になっている黄色の（生ごみ用）ポリ袋がちょっと怖い。。。

入院する3カ月ぐらい前に、個人で契約している古紙回収のおぢさんが来ない、来ないと言っていた。
この辺りは古紙回収業者がたくさん回ってきて、その辺に置いておくと勝手に持って行ってしまうので、個人で契約業者を決めておいて〇〇と契約してます、なんていう札と共に出しておけば、ポケットティッシュやゴミ袋と交換してくれる。　
勝手に持って行く業者は当然、ポケットティッシュひとつでも置いていかない。

その業者は回って来る日が決まっているのに、決まった日以外に出しておいては古紙回収のおぢさんが来ない、来ないと怒っていたので、あの人、〇曜日と△曜日って決まってるじゃん、というと、「そうやったかいな」。。。
思えばあの辺りから、ちょっとおかしかったんだわ。
私に古紙回収以外のゴミ出し日も分からないから紙に書いて教えて、と言っていた。

紙に書いてみたところで、今日がいつで何曜日か分からなければ意味をなさない。
そんなこんなで、分別はしても出せなかったんじゃないか、と思い至って胸が痛んだ。
どんよりするねぇ。