最後の晩ごはん 秘された花とシフォンケーキ 椹野 道流 著 角川文庫 令和元年 6月25日初版 シリーズ12作目。
前作まででちょっとトラブルになっていた作家の淡海五朗との手打ち(笑) 良かった良かった。
ばんめし屋の主、夏神さんもその店の従業員で元芸能人の五十嵐海里もどんどん成長していってるのが見える。 見えると言えば、今作ではこの店に時たま現れる幽霊。 今までの幽霊とはちょっとタイプが違って、海里やロイドより霊感?の劣る夏神さんにもはっきり見えて会話もできた(笑) 今作では、なるほどなーと納得した言葉も多かった。 それは夏神さんの料理の師匠の言葉だったりするわけだけど。
どこかで美味しいものを食べたら、次にまた訪れるまで美味しさがどんどん上書きされる。
で、次に同じものを注文して食べたら、あれっ? こんなはずじゃなかった。 不味くなっている、と人は思いがちだと。
そうならないために、料理人は全く同じものを作っていながらもっとうまく、もっとうまく、というふうに切磋琢磨しなければならない・・というような話。
これって、なにも料理に限らないなーなんて思った。
今回、巻末のレシピはポークチャップと炊飯器で出来るシフォンケーキ。それと鶏団子入りのおでん。読んでる時はひどく美味しそうに思う(笑)
専業主婦だと、人に作ってもらえたらインスタントラーメンでも美味しいんだけどね(笑)
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