藤崎 翔 著 角川文庫 平成30年 5月15日 14版
第34回 横溝正史ミステリ大賞受賞作、というのも頷ける。
神様のような清廉潔白の教師と思われていた人の通夜の席から始まる物語。
焼香に訪れた人も多く、誰もが逝去した人を惜しみ悲しんでいたというのに。
何人かの独白で物語は進行していく。
それが集まってくると神様だと思っていた人が、神様どころか連続殺人犯・・・というまで変化していく。
そのあたりの正反対になっていく過程が見事。
でもそのうちまたそれがひっくり返されていく。
一人の人間に対する評価は、各々の心の底にある黒々としたもののせいで、二転三転していく。
連続殺人犯ではなく、やっぱり神様(のような人)だったんだ。。。
で終わらないどんでん返しもありで、最後まで気の抜けない内容になっている。
第34回 横溝正史ミステリ大賞受賞作、というのも頷ける。
神様のような清廉潔白の教師と思われていた人の通夜の席から始まる物語。
焼香に訪れた人も多く、誰もが逝去した人を惜しみ悲しんでいたというのに。
何人かの独白で物語は進行していく。
それが集まってくると神様だと思っていた人が、神様どころか連続殺人犯・・・というまで変化していく。
そのあたりの正反対になっていく過程が見事。
でもそのうちまたそれがひっくり返されていく。
一人の人間に対する評価は、各々の心の底にある黒々としたもののせいで、二転三転していく。
連続殺人犯ではなく、やっぱり神様(のような人)だったんだ。。。
で終わらないどんでん返しもありで、最後まで気の抜けない内容になっている。
これ、お勧めだよ、ほんとに。
人ってこんなに見方がころころかわるんだーって呆れるし、どんでん返しが面白いからね。