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村田沙耶香 著
芥川賞受賞作品を今度も文藝春秋で読みました。
先日、三条京阪にある某コンビニで、ちょっと探し物をしていたら一番奥のペットボトルがずらっと並んでいる棚のところで、少なくなった商品のところが順に、コトンコトンという感じで手前の空いているところに後ろから同じものが押し出されているのを見ました。
いく種類かのそれらの空いているところに一定のリズムでペットボトルが押し出されているのを面白く見ていました(笑)
少し斜めになった棚で、自動で手前が売れれば後ろの列から押し出されるのかと思っていたら、そこはフラットな棚で、ひとつ、手前の商品が傾いたのがあったんですね。
こういうのどうするんだろうと思っていたら、横手のドアからコンビニの制服を来た可愛らしい女の子が出てきて、すみませ~ん、と言いながら手前の傾いたのを直していました。
自動じゃなくて、バックヤードからあの可愛らしい店員さんの手動だったのね(笑) 面白くてじっと見ていた私の姿も、裏側の彼女から見えていたのかも知れません。
あら、あなたの手動だったの?
はい、そうなんですよ
すごくリズミカルだから自動だと思ってたの
えへ。 って感じで笑ってました。
ごく普通の可愛らしい愛想のよい女の子でした。
この芥川賞受賞作に出てくるコンビニで36歳にもなって、恋愛経験もなくもちろん独身で、ずっとアルバイトを続けている主人公は一見普通そうにしているものの、実は全然普通じゃなくて、まぁ、何が普通でなにが普通じゃないか?って言いだすと大変なんだけど、一般常識に照らし合わせるとちょっと違う、という女性。
コンビニという全国どこにでもあって、チェーン店が違うと言えどだいたいどこも似たり寄ったりで、店構えも店内の作りも、店員のマニュアルも大差ない、ごくありふれた光景をつぶさに描きながら、ちょっと枠からはみ出している人間との対比が面白いようである種不気味なような。
芥川賞の選評を著名な作家らが書いているので、感想はすごく書きにくいんだけど、まぁ面白いかな、って感じ(笑)
先日はチケット受け取りの時に
コンビニの店員さんと言葉を交わされたり
今回はこんな形で会話をされたのですね。
楽母さんの人柄が判るような気がしました。
私は分をわきまえています(笑)
てか、自分じゃすごくいい出来だと思ったモノを書いた年に、高樹のぶ子さんがなにやら賞を取って、主婦作家!みたいに言われたのよね。 で、2番煎じになるから筆を折った←どこが分をわきまえているねん!
はて、私の人柄ってどんな風に感じてくれているのでしょう?(笑)
人見知りで、シャイなんですが(笑)