デンドロビウムの高芽とり

アクセス解析を見ていると、以前、どこかでちらっと書いただけの『デンドロビウムの高芽とり』というキーワードで、
うちに来てくれている方が多い。

で、来たもののなんじゃらほい、になっているに違いなく、非常に気になっていたというか、なんというか、、、割と律儀な私←自分で言う（笑）

高芽が出来るというのは生育環境が悪かった、という事で、ほんとはとってもカッコ悪いからどうしようかな～と思ってたけど、一応、それらしきことをレポートしとこうかな。

寒くなるまでの、外で育てている間、日光が不足していたり、８月には切らなきゃいけない肥料をいつまでもだらだらと効かせていたりすると、本来は花芽となるべき・・・茎の節から出る新芽が葉芽に化けてしまう事がある。
これが、株元から出る新芽と違って、高いところからでるので高芽、と呼ばれる所以。

たくさん出たって事は、ちゃんと管理をしていればたくさんの花が咲いた、ということ。
私の場合は去年、ちょっと花の世話どころじゃなくって、いい加減な日々が続いて・・・発育不足だったからと秋口にも肥料を施したのが原因だと思う。
だいたい、蘭は難しいと思われがちだけど、カトレアや胡蝶蘭のように冬場の高温管理が必要なものならいざ知らず、普通にホームセンターあたりで売っているシンビジウムやデンドロビウムはそれほど難しいものじゃない。
慣れてくればシンビは外でも越冬するし、デンドロはバルブと呼ばれる茎がくったくたにやせ衰えても花をつける。
あまり大事にしないでほったらかしの方が成果が良いように思うほど。

今年、花になったのが少なくて、高芽になってしまって、あげくバルブがもうダメという悲鳴を上げていたので、そこそこ・・・根が3～4本ほど出て、長さも２センチぐらいになったものをバルブからむしり取って（笑）　素焼き鉢に水ごけ植え。
これと同じ鉢がもうひとつ。　つまり・・・そのぐらいたくさんの高芽を作ってしまったという失敗作の御披露。

でもね、元気でぴんしゃん育ってます。2～3年してもとの親株と同じぐらいになるとちゃんと花もつけるんだから。。
ええ、今度は大事にしますとも！