エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

イエロー・サブマリン

2022-05-02 07:56:24 | 
東京バンドワゴン  イエロー・サブマリン  

小路幸也 著  集英社文庫  2022年 4月30日 第1刷

毎年4月の文庫本の楽しみは東京バンドワゴンシリーズの新刊がでること。
同時に、単行本で最新刊も出るけれど、じっと我慢して1年落ち?の文庫刊行まで待っている。

バンドワゴンシリーズもこのイエロー・サブマリンで15作。
主な登場人物もそれぞれ成長する。

毎度思うのが、絶妙な人間関係。 相関図??

今回も、我南人の幼馴染でもある建設会社の2代目が顧客に相続した家を解体して欲しいと言われたが・・・という話からはじまる。
少々ホラーなその家の話と、勘一の古本屋に女子大生が現われるのが、うまく繋がってみたり、自らの意思で三浦半島の介護付きの施設に移った堀田家と家族同然のかずみちゃんが、そこで仲良くなった都さんの孫娘が本を買いに来たり。

別々のようで、すべてが繋がっていて、そのあたりの匙加減というのか、繋がり具合がすごい。
朝ドラのカムカムエブリバディの終盤、いかに伏線が回収されるかというのが話題になったものだけど、これも、4編の話でそれまでにちらほら出てきたものが、あとになって見事に繋がって唸ってしまう(笑)

すごいわ~。 気持ちいいほど伏線が回収されて、ずっと読んでいたいのにあっという間に読み終えてしまうという、、、のがねぇ(笑)


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2 コメント

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Unknown ()
2022-05-02 08:37:04
週末に買って…まだ読んで無い…楽しくて面白い、からこそサクッと読めてしまうところが辛いですね。
私も文庫が発売されると即買ってますが。
ということで、延ばし延ばしにしつつ5月中には読む予定です!
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こんにちは (楽母)
2022-05-02 14:22:39
縁さん
実は、ビブリア・・・を読んでいたんですがどうしてもこっちが読みたくなって、ビブリアを中断して先に読んでしまいました。
まぁ、すぐに読めてしまうのでそれからまたビブリアに戻りましたが。
バンドワゴンシリーズは読後感がとてもいいですよね。 今回もとても良かったです。
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