風に聞いた話 2010-04-26 | 沖縄の本 編・文 三枝克之 写真 垂見健吾 角川書店 沖縄の風土が紡ぐ、21の物語 季節ごとの豊かな風の名前を持つ南西諸島 いにしえより続く島人のいとなみや歳時記と、島々の神話を、美しい写真とともに織りなす風土記 沖縄では、今の時期(3~4月)を『うりずん』と言います うりずんは『潤い浸む(うるおいしむ)』が原意といわれています。 うりずんに吹く南風は『うりずん南風(ベー)』 この風にあたると、草木は芽吹き、鳥や獣は躍動し、恋に夢中になります 『風』をテーマに、沖縄の四季が語られています 風の名前の多さからみても、沖縄の人が『風』に敏感なのが分かります それだけ日常の生活が、風の影響を多く受けるということでしょう。 写真の美しさにつられて21の物語を読み終わると、いつの間にかゆったりした気持ちになっていました