予算の分捕り

来年度予算の分捕り合戦が始まったようです。

私がある会社の運動部の監督をしていた時、

部の予算の取り合いがありました。

あの予算の取り合いと、国家予算の取り合いは全く同じです。

 

社員から集めたお金を、各部の部長が話し合いで取り分を決めるのです。

私は、いつも最高額の予算をもらっていました。

 

ボール代、バット代、対外試合の費用、その他もろもろ。

ポイントは予算を使い切ることです。

予算を使い切ると、来年度に又予算要求が出来ます。

 

国家予算も、運動部の予算と同じです。

ポイントは使い切ることです。

部の予算使用には、ちゃんと領収書が必要です。

 

ところが、国民から収めてもらった税金使用には、領収書が要りません。

税金（公金）のデタラメな使用はここにあります。

勝ち取った国家予算を使い切る。

為政者の仕事は、使い切ることだけです。

責任など、誰もとりません。

 

収めた税金が、何に使われているのか、

国民には、分からないシステムが構築されています。

 

国民が分からないことをいいことに、又、消費税をアップします。

 

税金

あなたは、納めた税金が何に使われているか分かっていますか？

全く分からないでしょう～！

税金の最大の目的は、所得再配分機能です。

資産家からは、たくさん税金を納めてもらい、低所得者からは、少しの税金を納めてもらう。

所得・資産に応じた税金を納めてもらい、国民が幸せを感じられる社会を造る。

これが、税金の最大の役目です。

 

ところが、この国は所得の再配分機能を壊してしまいました。

聖域無き改革という名のもとに。

資産家のための優遇税制です。

 

来春からは、庶民いじめの消費税がアップされます。

 

社会保障のための税金が足らないそうです。

 うそばかりです。

どれだけ、税金の無駄使いがありますか？

 

東北地方の復興予算、復興とは全く関係の無い地方に道路を造り、

挙句の果ては、復興予算を又、国庫に返しています。

 

国民は、ただ口をあんぐりと開け、ニュースを見るだけです。

 

税金（公金）を使っても、領収書もいらない。

こんな馬鹿な国は、地球上に日本だけです。

 

熊本市の議員に、政務調査費240万円（年間）が支給されています。

議会もやっと、領収書添付を認め、領収書無き公金使用は返還義務を課しました。

今まで、1円の返還も無かったのが、今年は2056万円の返還がありました。

（新聞報道）

 

あなたも、税金を使う仕事をしましょう～！

いくら使っても、責任を取らなくてもいいのです。

 

国民の厚生年金で、誰も使用しない施設を造り、批判を浴びれば、売り飛ばす。

誰も責任をとりません。

厚生年金は毎年減額され、収めた金額を取り返すことが出来るのでしょうか？

 

80歳を越した叔父は、もう1億円以上厚生年金・企業年金をもらったそうです。

収めた厚生年金、企業年金は・・・・・・・・・数百万円でしょうね？

 

今日も土砂降りです。