車上生活者。
道の駅などの無料駐車場で長期間、車で寝泊まりする人々がいる。
NHKスペシャル・『車中の人々 駐車場の片隅で』
2020年2月15日(土) 午後9時00分~9時50分に放送されました。
私の満70歳の誕生日でした。
車上生活者もプライドがあるのか、本音を言いませんでしたね。
本音を言わなきゃ、車上生活者が今後益々増えていくばかりです。
車上生活者の発言。
「いまの社会に足りないのは、人に対する優しさではないでしょうか。
ずいぶん冷たい社会になっているような気がしますね。
勝ち組と負け組がはっきりしていて、
人間の交わり自体も分断が進んでいるのではないかと思います。
『勝っている者』同士、『負けている者』同士の社会があって、
それを超えたところのつながりが消失している。
だから、世間の『道』から外れて負け組に入ってしまうと、
真っ逆さまに転落してしまう。
その歪みのようなところに、車上生活者がいるんじゃないかと思います」。
自分さえ良ければいい、究極の弱肉強食、自己責任社会です。
同じ会社の中でさえ、他人を蹴落とさないと生き残れません。
今の日本社会は、人間じゃない動物以下の社会です。
小泉竹中改革以前は、会社は運命共同体でした。
その運命共同体が破壊され、
自分さえ良ければいい社会になってしまいました。
ラグビー日本代表の『合言葉・ワンチーム』が、
国民の注目を集めたのも、破壊された運命共同体を
取り戻したかったのです。
遠い昔の日本社会はワンチーム(運命共同体)でした。
それが、自分さえ良ければいい!社会になってしまいました。
今の日本は、弱肉強食の自己責任社会です。
コロナ禍がきっかけで、仕事や住まいを失う人がいます。
たった一歩、道を踏み外した「だけ」で、
普通の生活に戻って来られない人が大勢います。
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富の一極集中を狙った不公平税制を、猿でも分かるように、
テレビマスコミが報道することです。
富裕層の世襲化、貧困層の世襲化をテレビマスコミが報道することです。
日本版カースト制をテレビマスコミが報道することです。
税の再分配機能を、猿でも分かるように報道することです。
小泉竹中改革が行った不公平税制を報道することです!
なぜ、日本のテレビマスコミは、破壊された税制を報道しないのでしょう?
宝島社。
人々の気力や尊厳をを踏み台にしながら、効率、成長を追求してきたシステム。
自分のことで精一杯で、他人の痛みが霞んでいく社会。
孤立、貧困、無関心、
車の中には、日本社会が積み残してきたものが溜まり込んでいた。