車上生活者の目撃相次ぐ「道の駅」。
2021.11/26(金) 配信 読売新聞オンライン。
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広い駐車場やトイレがある道の駅では、
車上生活者とみられる人の目撃が相次いでいます。
生活に困窮して家を失い、
道の駅や量販店の駐車場などを車で転々としているのです。
これが、貧困の存在しない自己責任社会日本の現実なのです。
新型コロナウイルスの影響で仕事や収入を失う人が相次いでいます。
新規感染者数は落ち着いていますが、経済の回復は見えていません。
今後、追い込まれる人々が益々増えて来ます。
軽乗用車で1年間暮らした高松市の男性の例です。
車内には衣類やゴミがあふれていました。
運転代行の仕事が、飲食店の営業自粛で激減し、
17万円あった月収が7万円に減りました。
さらに、昨年5月に同居していた母親が亡くなり、
母親名義の借家を退去させられました。
新居を借りる貯金はなく、車上生活をしながら仕事をするようになったといいます。
未明に仕事を終えると、道の駅の駐車場に車を止め、
運転席のシートを倒し、仕事着のジャンパーを毛布代わりに眠ったそうです。
客商売で清潔にする必要があり、銭湯に通い、
ガソリン代もかさんで貯金はできなかったそうです。
ハローワークで寮付きの仕事を探しましたが、何度も不採用になったそうです。
また、愛媛県内の道の駅の責任者は、
「後部座席に大量の荷物を積み、夕方から朝まで滞在し、日中はどこかにいなくなる。
滞在しないよう指導するが、しばらくすると別の人が寝泊まりしている」と話します。
高知県内のある道の駅では今年7月、従業員が車上生活をする50歳代の男性を発見し、
地元の社会福祉協議会(社協)に連絡しました。
この男性も1年前に仕事を失い、車上生活をしていたといいいます。
社協の担当者は「男性は何度も ”恥ずかしい” と繰り返していた。
もっと早く相談に来てくれれば……」と話します。
これが、貧困の存在しない日本の現実です。
GDP世界第3位の日本の現実です。
岸田文雄首相が「小泉改革以降の新自由主義的政策を転換する」
と演説しました。演説しただけでした。
目玉政策には、またまた、竹中平蔵をメンバーに加えました。
労働法を破壊し、非正規労働者だらけにした竹中平蔵です。
小泉、安倍、菅、岸田の歴代首相は、
竹中平蔵に何か弱みを握られているようです。
車上生活者「道の駅」。