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東海大相模から東海大星翔熊本に転校した熊本のスラッガー百崎蒼生

2023年07月23日 | #デタラメ政治
東海大相模から東海大星翔熊本に転校した熊本のスラッガー。 
迷いを乗り越え、最初で最後の公式戦へプロも注目の百崎蒼生。

前田泰子 / 記者

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第105回全国高校野球選手権熊本大会は2023年7月8日、
熊本市のリブワーク藤崎台球場などで開幕する。

プロが注目する東海大熊本星翔のスラッガー百崎蒼生(3年)が
最後の夏に公式戦デビューする。


春夏通算5度の甲子園優勝を誇る東海大相模(神奈川)に進学したが、
1年で転校し、地元熊本の東海大熊本星翔で再び野球を始めた。
(1年で辞め、菊池市に帰った。野球を続ける気はなかった)。

日本高野連の規定により転校後1年間は公式戦出場ができないため、
最後の夏が転校後初の公式戦となる。

高校通算本塁打35本を超えるスラッガーが甲子園出場のラストチャンスにかける。


高校生活の総決算となる夏の大会がいよいよ始まる。
百崎にとっては地元での最初で最後の公式戦。

「楽しみです。自分が打っても打てなくてもチームが勝てればいい」。
目指してきた甲子園出場のためにチームプレーに徹する覚悟だ。


最後の夏を迎えるまで紆余曲折があった。
甲子園を目指して地元を離れて強豪の東海大相模に進学。
1年秋からレギュラーとして秋の神奈川大会に出場したが、
チーム内でなじめない雰囲気を感じた。(いじめられた)。


「日本一を目指していたけど、ここで勝てるだろうかと思った」。
心の中に迷いが生まれた。

ちょうど同じ時期にチームを指揮していた門馬敬治氏
(現創志学園高監督)が監督を退任。

心労も重なって体重が7キロも減り学校を辞めた。
(1年で辞め、菊池市に帰った。野球を続ける気はなかった)。


熊本に戻って野球を続けるつもりはなかった。
そんな時、東海大熊本星翔の野仲義高監督が「一緒にやろう。
来てくれたらきっと大きな力になる」と声をかけてくれた。

1年間公式戦に出られないことは承知で転校し再びバットを握った。
「みんなが受け入れてくれたのがうれしかった」。


チーム内には関西出身の選手も多く、
明るいギャグで笑わせてくれた。
先輩はユニホームや遠征用のバッグなどの用具類を譲ってくれた。

仲間の気遣いを感じて「ここで甲子園に行きたいと心の底から思ったんです」。
最後の夏の活躍を目指して練習に励んだ。


練習試合で本塁打を量産し東海大相模で11本だった通算本塁打は
今年6月下旬で35本まで伸びた。

今春からは1番に座りチームの切り込み隊長の役割を果たす。
「どこに当たってもヒットゾーンに行く。
天性の飛ばす力を持っている」と野仲監督も期待する。

昨秋は九州大会初戦で海星(長崎)に1点差で惜敗。

春の熊本大会は初戦で有明に敗れたが百崎はスタンドで見ているしかなかった。

「ルールなので出られないのは仕方ない。割り切って夏は頑張ろうと思いました」。

久々の公式戦を迎える緊張感はある。

帰ってきた時に話を聞いてくれた地元の友達、
受け入れてくれたチームメート、
地元の指導者ら支えてくれた人に甲子園を目指して精いっぱい頑張る姿を見せたい。
1年分の思いを込めてグラウンドに立つ。
(前田泰子・記者)


◆百崎蒼生(ももさき・あおい)2005年9月11日生まれ。
菊池市立隈府小学校3年時に「隈府クラブ」で野球を始める。
菊池南中では硬式クラブ「泗水ボーイズ」に所属。
2年時に全国大会に出場。
3年時は「4番遊撃」で通算本塁打は19本。
東海大相模高では1年秋からレギュラーとして出場。
監督が代わりいじめられ、東海大相模高校をやめる。
菊池市に帰り、東海大星翔の監督から声をかけてもらった。
178センチ、74キロ。右投げ右打ち。









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