「大人のイジメ」を加速させる現代社会の闇。
己の自尊心を保つために、他人の人格を破壊し尊厳を奪う。
これが「大人のイジメ」です。
他人の尊厳を奪い、己の自尊心を保つ「大人のイジメ」の見本が、
小泉純一郎が衆議院選挙で刺客を立候補させたことです。
そして多くの国民が刺客を支持しました。
この時から、他人の尊厳を奪う「大人のイジメ」が始まったのです。
そうです。大人のイジメは人格破壊です。
小泉改革は、庶民同士のイジメを促し、富裕層の実態を隠し、
富裕層だけが成長するための改革でした。
累進税率を破壊し、富の世襲を実現させたのです。
富の世襲は政治家の世襲を生み、富裕層、貧困層の世襲化を実現させました。
この国をつぶした ”小泉改革” の罪をマスコミは報道するべきです。
富裕層の実態、上級国民の実態、貧困層の実態を報道し、
富の集中を止め、累進税率を復活させるべきです。
富裕層、貧困層の世襲により、少子化に加速度がつきました。
毎年、毎年、産まれる人間の数倍の人間が亡くなっています。
人口減少が止まりません。
人口減少の一因である “大人のイジメ” を、マスコミが報道しないだけです。
無力感や劣等感を埋める為の ”大人のいじめ” は残虐化しています。
自分ではどうしようもない無力感、劣等感が、
他人の人格を破壊し尊厳を奪って、他人より優位に立とうとするのです。
この無力感、劣等感が同調圧力を強めます。
その結果、集団内で異分子となる標的を見つけ、
人間の尊厳を奪うことで自尊心を保ちたがるのです。
組織の中で浮いた人や生意気な人をいじめるのは、自尊心を取り戻すためです。
大人になればなるほど、陰湿な行為にストップがかかるものですが、
逆に昨今の“大人のイジメ”は、加速しています。
小泉改革による地域社会の崩壊と、家族の空洞化で、
共同身体性が消え去りました。
その結果、いじめられたらどんな感情や痛みが伴うのかという共通感覚がマヒして、
共通感覚に支えられた言葉の共通前提も消え去りました。
つまり、いじめの暴走に歯止めをかける役割を担う社会的メカニズムが、
急速に崩壊してしまったのです。
暴力性や残忍性がエスカレートし、
もはや歯止めの利かなくなった“大人のイジメ”です。
集団で無感情にターゲットを追い込む点では、パワハラよりも陰湿です。
“大人のイジメ” は現代人が抱えた底の見えない闇なのです。
この底の見えない ”大人のいじめ” が、
世襲化された貧困層同士で起こっているのです。
貧困層同士の”大人のイジメ”を失くすには、
小泉改革で破壊された累進税率を元に戻し、
富裕層の世襲を止めるしかありません。
しかし、一度破壊された税制を元に戻すには戦争しかありません。
戦争?? 人類滅亡の戦争は起こりません。
つまり、累進税率は元に戻りません。
富裕層の世襲社会、階層社会の完成です。