ガレージライフ

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旅する自転車 その4

2024-12-02 09:38:42 | ツーリング
翌年 ワシらは高校に入学した
で一緒に行った友人が学校帰りに札幌の大通り公園をぶらついていると
あのジプシー軍団がいたらしい
友人がそれを見つけてリーダー格だった人 ナベさんを見つけて
なんか懐かしくて「ナベさ~ん」と呼びながらそのグループに近づいたそうだ

むこうも気づいて「おお●●・・久しぶりだな」と
そしたらナベさんが皆に「こいつがギターのうまい奴で青森で・・・」と紹介して
「おう 1曲頼むわ」とまたもやギターを渡されたそうだ。

なんか旅先であんな感じで仲良くなると妙な親近感というか
仲間意識と言うか 不思議な感覚になるもんだ。
最近はキャンツーなんか行っても皆「話しかけないでください」オーラ出してる人多いけど
1070年代とかの旅はけっこう見知らぬ同士が気さくに話せる時代だったわな
ワシは行ったことないけどユースホステルとかでは晩飯の後皆で歌うたったりとか・・
色々あったようですね~

さてその後、高校になってからはバイクの免許をとって自転車ではなく
バイク(原付)で北海道のあちこちを回った。

ただあの頃の気持ちが妙に忘れられなくて
65歳で定年退職して自転車で北海道1週をしようと思っていた
(本当は日本1週したいけどそれはちょっと無理)

自転車も最近のものではなく1970年代のものを・・と言うことで
約20年ほど前に偶然見つけたニシキキャンピングという自転車
レストアじゃないけどきちんと整備していつでも出発可能
欠品もなくいいヤレ具合




ちなみにこの水筒 ワシが小学校6年生の時に買ったもの
少年時代のワシの旅につきあってくれた相棒


少年のころこういうキャンピング車 フロントとリアにキャリアがついて
バッグを4個付けるやつ これが欲しくて欲しくて欲しくて・・・欲しくて
でも買えなかったな~
バッグはこれに決めてたのだけど (値段がずいぶん高くなってる)


https://cyclesgrandbois.com/SHOP/279821/437479/list.html

10年ほど前 準備を兼ねて札幌から支笏湖へのキャンツーを3度ほどやったのだが
いずれも翌日はひざが痛くて走るのがやっと
子供のころは難なく・・でもないけど 何とか走り切ったのだけどね
この年になるとちょっと無理だと感じた(鍛えてる人は別だけど)
まあ 支笏湖はカルデラ湖なんで山の頂上に湖があるようなもので
札幌から行くとずっと上り坂でとってもきつい

結局65歳でも定年退職もせず・・自転車はあきらめた
まあ そのうちカブで北海道1週でもしようかと持ってる


旅する自転車 終わり

旅する自転車 その3

2024-11-29 09:32:54 | ツーリング
さて本日は目的地の弘前までまあそんなに遠くはないので
寝不足でもなんなく到着

その時思ったのが弘前市の女の人たち 女子高生・・みんなかわいい
ワシ「おい 弘前の女の人 めんこいと思わないか」
友人「おれもそう思う 絶対めんこいわ」と そんな会話をした

弘前の一部しか見てないけど・・自転車で走ってると本当にそう感じた
最近「めんこい」(かわいい)という方言使わないけど当時は使ってたなぁ

さて弘前では弘前公園に行って 公園内の東屋で2泊・・
今じゃ考えられないことだが 当時は警備もゆるく夜もそのままOK
ここに限らずたいていそんなゆる~い時代だった。

ここではそんなに思い出になる出来後もないのだけど
屋台のアイス売りがいたのでそのアイスを食ってた
ただ・・アイスクリームじゃなくちょっと氷っぽいシャーベット風

望遠鏡に10円入れて見ていたら近所の悪ガキ(と思われる)がきて
おじさん「10円入れなくてもこれで見れるヨ」と
アイススティックの木の棒・・というか薄いやつ
あれをコインを入れるところに差し込んでガチャガチャやると
カチャンとコインを入れた状態になってみることができる・・
その悪ガキいわく 「この棒 10円で買ってよ」と・・
「何回でも見られるから安上がりだよと」・・のたまう 笑

まあ 犯罪なので 買ったとも 買わないともここでは 笑

当初の予定では十和田湖も行く予定だったがなんか面倒になって
弘前公園の2泊で終了し青森へ戻りフェリーで北海道へ

その後北海道の洞爺湖で1泊したような気がするのだけどあんまり記憶がない
でもね~楽しかったわな

好きになったあの外人女性
青森駅でみんなで歌った岡林信康・・

そういえば「俺たちはジプシーです」と言った
米軍放出の軍服を着たグループ
あの言葉がすごく印象に残ってるんだけど

その時の感覚では 
若者のトレンドがヒッピー派とジプシー派に分かれているのかななどと想像してたんだけど
まったくそんな事はなく 日常の会話にヒッピーはあってもジプシーって単語は聞かなかった

その後大人になって 
エストレヤでツーリング中またジプシーの話を聞くことになった
2017年6月17日~18日
https://blog.goo.ne.jp/garage3869/e/7005d4e34cdc1fa075b9c04258b8934e

この記事の中でラーメン屋で隣の人が急に話かけてきたくだりがあるのだけど
その人が言ってた
「今札幌に来てる外人はみんなロマばっかりですから」と・・
実はロマって言葉知らなかったし なんでそうやって言い切れるのだろうと思った

どちらにしてもいきなり見ず知らずの人に話しかけてきて
色んな話をされるので・・ちょっと変わってるというか
才能が普通の人とは違う方向に開花してるというか・・

でツーリングから戻って 友人に「ロマって何よ」と聞いたら
「ロマ族ってジプシーの事よ」と教えてくれた
はあ そうなんだと・・
同時に あの自転車で行った青森駅の「俺たちはジプシーです」を思い出した

さて残りの人生でもう一回くらい ジプシーの話を聞くことがあるのだろうか

その4に続く

旅する自転車 その2

2024-11-28 14:44:54 | ツーリング
フェリーに乗ると友人が船酔いで寝てしまい
ワシは甲板に出て風にあたって失恋気分を全開で味わう

横に人の気配を感じて視線を移すと若い女性
目があったので軽く会釈
むこうも会釈して「どこから来たの」と私に
「札幌です」と(実際は札幌の隣の町なんだけど)
正直な話 ワシは特に大人びた風貌ではないし、なぜその人が話しかけてきたかは不明
ただ今思えば・・もしかしてだけど 逆ナンか・・笑

なぜだかわからんけどその人のファッションをよく覚えている
ベルボトムのジーンズに太いベルト ヘンリーネックのTシャツ
靴は茶色のインディアンモカシン、なんかビーズが付いていてかわいらしい感じ
年は・・たしか23歳くらいと言ってたような
ただ・・・・・・・・・・・顔は・・・・・・・・・・
フォーク歌手のイルカさんに似ていた・・・・・・・・・・

どのくらい話していたか覚えてはいないけど
その人は初対面にもかかわらずけっこうワシに自分の身の上話をした
札幌で働いていたのだけど結婚しようとしていた人と別れて実家に帰るらしい
誰かに聞いてもらいたかったのか・・・
けっこうワシは人の話を聞くのは好きであいづちや適度な質問を絡めていたので話しやすかったか?
ワシが自転車で弘前迄行くというと「気を付けていきなよ」と助六寿司をくれた

いまだったらね~「青森に着いたらご飯でも・・」とか下心アリアリにお誘いするけど 笑

フェリーが青森についたころはもう夜(時間は忘れた)
どこか駅の端っこで寝袋に入って寝る予定・・だったけど
駅前にあったロータリーの植え込み(自分の記憶ではそうなんだけど定かではない)
若者が集まって歌(フォークソング)を歌っていた
中心になってるのは米軍放出の軍服を着た数人の若者
あとは自転車旅行の若者、リュックを背負った旅行者(カニ族とか呼ばれてた)

ただギターを弾いてる人が・・下手くそで 
一緒に行ったワシの友人はギターがうまいので
「僕が弾きましょうか」とギターかりて岡林信康の曲なんか弾いたら
上手なもんだから皆 歌に気合いが入って 大盛り上がり
どのくらい歌ってたかは記憶にないが
岡林信康の 「私たちの望むものは」と言う曲のサビの部分
いまある~♪ 不幸せに~♪ とどまっては~♪ な~らない~♪
と歌っていたら パトカーが来た 若者が騒いでると通報されたらしい

しかしこれバックバンドが はっぴいえんど すごいわ
https://www.youtube.com/watch?v=bO7GNzRz2vE

まあワシらはどう見ても自転車で旅する小僧 怪しさはない
結局 その米軍放出の服を着た人たちが職務質問

警察がその人たちに「君たちはヒッピーかい?」と尋ねると
その人たちは急にキッとなった顔で「俺たちはジプシーです」と答えた・・
別に警察の聞き方もさげすんだ言い方ではなかったし
なんでそんなにこだわるのか・・とちょっと不思議に思った
まあとりあえずここにいてもいいけど歌はダメと注意を受けた

その後はそのジプシー組といろいろ話をした
なんか手作りの小物(巾着とか針金で筆記体の名前を作るとか)それを道端で売ったり
農家や漁師のところでバイトしたりとか日本中を旅しているらしい。
でワシらにはギターのお礼といって「色即是空」と書いたちいさな巾着袋をくれた

そのうちリーゼントのお兄さんが数人寄ってきて「お前ら楽しそうでいいな」というので
「どうしたんですか」と尋ねると
飲みに行ってアパートに帰ってみると 家賃を滞納していたので
大家にドアに板を打ちつけられて入れなくなってたとの事・・笑

結局 そこにいるみんなで、なんだかんだ話しているうちに朝になってた

その3に続く

旅する自転車 その1

2024-11-27 16:06:53 | ツーリング
中3の時 友人と2人、親には支笏湖へキャンプに行く言って
自転車で青森県弘前市まで行ったことがある
いままでの人生の中で一番思い出深いキャンツーだ

まずは出発1日目 いまはもうキャンプ場はなくなっているが
苫小牧のウトナイ湖のキャンプ場で一泊
品川ナンバーのハコスカに乗った人がキャンプしていて
夜一緒に過ごした記憶がある
友人と「東京の人のしゃべり方ってなんか垢抜けしてるよな~」
という感想が記憶に残ってる

2日目 あいにくの雨
この日は苫小牧から室蘭まで走って夕方のフェリーで青森まで行く予定
雨もあり苦しい走行だったがすごく思い出に残る出来事があった

ワシら2名と偶然一緒にアメリカ人の男女2名が同じ道を走っていた
ずっと一緒なんで時々休憩していろいろお話をした
男女は兄弟で女性が姉で18歳 弟は13歳くらいだったと思う
二人とも金髪でいかにもアメリカ人って感じ
弟はあんまり話さなかったけどお姉さんのほうが気さくな人で日本語もうまく
さらに・・とってもかわいい。ワシと友人は完全に彼女に恋した

で・・・その後事件は起きた
雨なので屋根付きのバス停を見つけては休憩していた
休憩場所でそのお姉さんがポンチョタイプのカッパを脱いだ
脱いだらタンクトップだったのだけど
腋毛を処理していなくて 狭いバス停の中、ワシの目の前に金髪の腋毛が・・

まあ中学生だからそれなりのセクシー・マインドはあるけれど
今ほどじゃないし 笑 
禁断のものを見てしまって 正直ショック
そのあとなんか彼女の目をみて話せなくなった
まさにアダムとイブが禁断の果実を食べた・・そんな感じ

さてその後室蘭につきワシらはフェリー乗り場へ
函館方面へ行く彼女たちとはそこで別れた
まさに気分は 失恋そのもの 

演歌にするならこんな歌詞

二度とは遭えぬあの人の~♪
面影胸に海峡わたる
どんより曇った北国の~♪ 
空に飛び交うカモメたち
悲しい気持ちを伝えておくれ~♪
こんな恋なら二度とは~♪しない

とそんな気持ちで2名の少年は室蘭発青森行きフェリーへと乗り込んだ
その2へ続く

素敵な天気予報その2

2024-10-17 11:17:05 | ツーリング
先日の3連休からずっと好天が続いている
今日も良い天気
だが 今度の土曜日は雨・・
この時期の雨のツーリングはね~ ちょっと危険
いくらカッパ着ていても手首とか首筋とか・・微妙に濡れる
それでなくとも気温は低いのに体が濡れているとなおさら
えりも方面の予報


それならば北の方ならと見てみると・・・あら雪


今季最後だったんですけど これはあきらめざるを得ないですね~

全然関係ないけど イオンオリジナルのカップヌードル
こういうのあんまりPB商品は買わないのだけど 安いので買ったら
日清のカップヌードルとほとんど同じ味
中身の量は違うけど こりゃいいわと昨日買ってきたら
間違って なんか辛い奴買ってしまった (写真 右)
辛いものは嫌いと言うか・・あんまり食べない


作ってるところ見たら明星株式会社・・
いつの間にか日清食品の関連会社になってた
だからカップヌードルと同じ味(少し違うかも)なんだわな