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Nikon 1 V3発表

 噂通り、ニコン1の上級版たるVシリーズの第3弾V3が発表された。V1、V2では内臓されていたEVFがV3では外付けとなった。ノンレフレックス全体では、EVFが外付けから内臓へと云うのが流れのように思えるのだが、その意味では時代の流れに逆行する大きな変更である。

 V2は美しいとは云えないながらもカメラのホールドを考えた立派なグリップを備えていた。V3ではそれが消えて、EVFの出張りもなくなりに、V1あるいは同じニコン1のJシリーズ同様なクリーンな姿に戻ったが、オプションのグリップGR-N1010を装着することにより、同時に発表されたVR70-300mm、フルサイズ換算189-810mmのズームレンズ使っての撮影においてもブレを押さえる確実なホールドを可能とするための工夫の跡がみられる。

 また、このGR-N1010にはコマンドダイヤルが装備されているので、EVFと併用すればDSLR並みの操作性・速写性が期待できそうである。一方価格はボディ単体では9万円程度が予想されているが、EVFとGR-N1010をプラスすると総額13万円程度とD3300、D5300はおろかD7100を上回る価格となり、小さく軽いことが最優先項目だと考えるユーザー以外には手が出しにくいかも知れない。

 先に記したように同時に発表された望遠ズーム、VR70-300mm f/4.5-5.6は魅力的だ。魅力的だが価格もそれなりで、V3ボディー+EVF+GR-N1010では20万円半ばの価格となるが、鳥撮り、飛行機撮りの中には810mm F5.6のレンズとボディがこの価格で手に入るのは魅力的だと思われる方も多いかも知れない。

 その形からV2にはまったく食指が動かなかった郷秋<Gauche>であるが、今度のV3は大いに気になる存在である。もし、マウントアダプターFT1を介してFマウントレンズを使ってもAFポイントが9点以上使えるようなら、D800のサブ機として実に魅力的に選択肢となる。これは一度手に取って確かめる必要があるな。

「恩田の森Now」
 9日に撮影した写真を4点掲載いたしております。春本番間近、と云うより既に春本番かも知れない森の様子をどうぞご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/

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