命の尊さ、食べ物の有難さ

 毎日更新のはずのblogを休載しておりました先月24日から28日までの5日間、小学校3・4年生16人を連れて北海道弟子屈町での「サマーキャンプ」に出かけておりました(Facebookでは報告済み)。キャンプとは云ってもテント生活ではなく、北海道の大自然の中ならではのアクティビティ。自然の中で生かされている私たちであることを学ぶ、仲間との共同生活を通して協力・協調することを学ぶ、自分と向き合い5日間の生活を自らきずくことを学ぶプログラムです。

 子どもたちは5日間のキャンプの中で楽しかったこと、学んだことはたくさんあったようですが、その一番は肉牛の世話(餌やり)と乳牛の乳搾り体験から学んだことのようでした。

 大好きなステーキや焼肉の肉が、目の前にいる、今まさに餌を与えた牛、大きな舌で手をぺろりと舐めた牛が出荷され解体された肉であり、その肉を自分が食べていること、大きな乳首を右手で優しく包み絞った乳が加工されて毎朝飲む牛乳になること、その乳牛も乳が出なくなると食肉として処理されハンバーグなどになることを知り、私たちが日々他の生き物の命を頂いていることを学びました。これまで、あるいは粗末にしていた肉の一切れ、コップに残った牛乳も大切に、ありがとうの気持ちと共に食べることを学んだのでした。

 私はと云えば5日間のキャンプのあいだ、心身ともに大きく成長する時期に貴重な体験をすることができた子どもたちがどれほど恵まれた子どもたちであるのかをずっと感じて、考えておりました。このような経験を望んでも与えられることのない子どもたちもまたたくさんいることを知っているからです。キャンプで直接に学んだことと共に、自分が恵まれた環境にある幸せに感謝することができる、望んでも与えられることのない環境にいる子どもたちに思いを馳せることのできる人間に育って欲しいと願いつつ4泊5日のキャンプを終えたのでした。

 blog「恩田の森Now」https://blog.goo.ne.jp/ondanomori に8月2日に撮った写真を6点掲載いたしております。猛暑に見舞われた森の様子をご覧いただければ幸いです。

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