世界は間違いで満ち溢れている



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 世界は間違いで満ち溢れている。と云うか、世界そのものがあらゆる間違いが集積したもの、世界の存在そのものが間違いであると云うべきか。

 であるからして、人の云うこと書いたこと、とりわけインターネット上で流布している各種の情報に接する際には少なくとも「間違っているかも知れない」を前提に見聞きし、自らの持てる知識を総動員し、時に複数の辞書を引き、あるいは比較的間違いが少ないと思われるWikipediaなど信頼性の高い複数のサイトの情報を比較・確認し、相互に齟齬がないかどうかを確かめる必要がある。

 いわんや不肖郷秋<Gauche>の書くblogやFacebookに至ってはミスタイプ、誤字脱字、勘違い、記憶違い、思い違い、考え違い、錯誤、誤解、誤用、心得違い等々に満ちている。と云うか、それらの集合によって出来ているblogやFacebookであるから特に注意が必要。更に郷秋<Gauche>には虚言癖もあるので眉にたっぷり唾して読む必要があるのである。夢々鵜呑みになどしてはならぬぞ。

 「枕」が長くなりましたが、本日は久しぶりに「楽しい言葉遊び」です。今日のお題は「対談」。

 チェロ関係のFBグループで「◯◯◯さんをゲストに迎え、マイスター△△△さんと三人で対談しました」と云うYouTubeのPR記事を見つけました。書いているのは某大手楽器販売店の方、◯◯さんは某旅番組のテーマ曲で有名ない人気チェリストかつ作・編曲家、△△△さんはヴァイオリンの製作者だそうですが、三人で対談とは此れ如何に。オケのメンバーなら退団モノの勘違いですな。

 対談とは、相手と向かい合って(相対して)「特定の事柄について話し合うこと」。つまり「二人」で話をするのが対談です。では上記のように三人で向かい合って話し合うのは何と云うのか。これは「鼎談」(ていだん)と云いますね。なら四人でするのはなんと云うのか。四人や五人に限定した言葉はないようですが、四人以上の比較的少人数で互いに顔を見ながらするのは「座談(会)」でしょうか。ただこれも十人以上になると「座談(会)」ではなく講演(会)かな?

 ちなみに、相手なしに一人で呟く(科白を云う)のはモノローグ、日本語だと「一人語り」あるいは「独白」ですね。blogは常に郷秋<Gauche>が思いつくまま相手もなく勝手なことを書き連ねている一人語りだから「郷秋<Gauche>独り言」と云う訳です。

 話は「間違い」に戻りますが、考えてもみれば人もモノもコトも、会社にも国にも世界にも、多くの間違いや失敗があり、その間違いに気付き正し、失敗を克服し、そこから学びつつ更に新たな間違いと失敗を犯し克服してこそ真の成長があるのではないかなと思うのです。間違いや失敗なくして成長も成功もあり得ない。だから、世界に間違いで満ち溢れているのは良き事ではないかなと思う郷秋<Gauche>であるぞ。

 と云う訳で、記事本文とは何の関係もなく今日に一枚は初秋の花、仙人草(せんにんそう。キンポウゲ科センニンソウ属)。

横浜市青葉区の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影・掲載しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月7日に撮影した写真を6点掲載いたしております。厳しい残暑が戻って来た森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/90a9b4af8e2387c448e3178fecb3917f

To the author of this page: gaucheadgc(at sign)gmail(dot)com
Type "ijnuG ihsoyiK" adversely, and find me on Facebook.

#言葉遊び #言葉の間違い #ミスタイプ誤字脱字 #勘違い記憶違い思い違い考え違い #錯誤誤解誤用心得違い #対談とは #鼎談とは #仙人草 #せんにんそう #キンポウゲ科センニンソウ属

コメント ( 2 ) | Trackback (  )
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コメント
 
 
 
Unknown (月下の走術師)
2024-09-12 10:10:06
こんにちは。

間違いというと趣味柄「間違いだらけのクルマ選び」「間違いだらけのカメラ選び」を真っ先に連想します。言うまでも無く徳大寺有恒さん・田中長徳さんの名著ですが価値観の違いということをこの本らから学びました。勿論、彼らの仰っている事が全て正解では無いけど概ね賛同できる内容ではないかと。

今はインターネットで個人の主観が溢れるほど見ることが出来るので自分の基準がはっきりしていない人はそれらの意見に流されてしまう人も多いんだと思います。

そう言えば今朝のBBCニュースで日本の漫画ワンピースが取り上げられていて、その中の他の漫画の紹介が間違っていたのがおかしかったです。ドラゴンボールが魔法の球を探す格闘家の物語・ドラえもんがタイムトラベルするロボット猫の物語と紹介されていました。ドラゴンボールはまあ許せるけど、ドラえもんはタイムトラベルなんかしていないですよね?
 
 
 
Unknown (郷秋<Gauche>)
2024-09-12 11:41:45
月下の走術師さん
こんにちは&コメントありがとうございます。

「間違いだらけ」はクルマもカメラもどちらも読んだことがないのですが、書いてあることは想像できます。
徳大寺氏は、W124は最高!ハッチバックのファミリーカーならGOLF以外には考えられない!
田中氏は、ライカ以外はクソ!

漫画やアニメの知識はサブマリン707とサイボーグ009で止まっておりますので今時の幼稚園児以下ですが、ドラえもんが22世紀からやってきたネコ型ロボットであることは知っております。と云うことはタイムトラベルしてきたんじゃないですか?

若い人、特にZ世代と呼ばれるインターネットやスマートフォンが当たり前の時代に育った人たちは、膨大な情報を持っていますが、その情報の当否、適否、良否、正邪、善悪の区別がついていない。その上その情報が自分の知識や考え(方)だと勘違いしている人が多いのではないか、自分の基準、自分の立ち入りがわかっていない、あるいは持っていないから人の云うことに流され付和雷同、右往左往しやすいのではないかと云う気がします。
 
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